プレイ-獲物-(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)

  • [著]マイクル クライトン
  • [翻訳]酒井 昭伸

カテゴリ:
単行本 (326頁)
ISBN:
4152084863
発売元:
早川書房 (2003/04/11)
価格:
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ネバダ砂漠で、1つの実験が失敗した。研究所からは、一群のナノ粒子、――マイクロ・ロボット―― が流出した。ナノ粒子の一群は、自活し、自らを複製する術をもつ。知性もあり、学習能力も備わっている。つまり、事実上生きているといえる。そして、「捕食者」としての役割がプログラミングされていた。一群は急速に進化し、1時間ごとに凶暴化している。しかし、それを破壊する試みはことごとく失敗。そして、今や人間がその餌食になろうとしていた…。

朝刊の見出しのように、新鮮で人を引きつける魅力にあふれた『Prey』は、科学技術がもたらす災難と悲劇を食い止めようとするほんの一握りの科学者達の奮闘を描く。そして、スリルに満ちたサスペンス形式の物語でありながら、最新の科学的真理を根拠にした、先端ナノテクノロジー(10億分の1メートルの精度を扱う技術)と人工分散知能の領域に読者を誘う。読み出したら止まらない。時間切れが刻々とせまっているのだ。

著者マイクル・クライトンは、1942年シカゴ生まれ。代表作に『The Andromeda Strain』『Congo』『Jurassic Park』『Timeline』がある。また、テレビシリーズ『ER』の制作も手がけている。(Book Description)

2008
08/05
Tue

この設定はどこかで見たような

[No.36] posted by yoxx


マイケル・クライトンがナノテクノロジーの産物の暴走を描いた作品ということでかなりの期待を持って読んだが、期待に違わぬ面白で一気に読みました。

内容はあるベンチャー企業がナノ・テクノロジーを利用して、人間の体内を自由に動き回る医療用の超小型カメラの製作に取り組む。そのカメラはわずかばかりの知性を有する超小型ロボットの集合体で、一つの個体では何もできないが、集合体になるとハチや蟻のように知性を発揮するという革新的な技術であるが、それが砂漠の中の実験所から外科医に漏れてしまい制御不能になったことに伴い、独自の進化を遂げて人間を襲うようになるという設定だ。

マイケル・クライトンの作品らしく展開はスピーディだし、暴走した超小型ロボットの集合体は怖いし、最後まで楽しむことができたが、気になった点もいくつかあった。

一つは、これを読んでいるとどうしてもジュラシック・パークを思い出してしまうが、ジュラシック・パークの恐竜の恐ろしさに比べると、どうもこちらの方が見劣りしてしまう点だ。これは超小型ロボットの進化のスピードが速すぎて最後の方は現実感が乏しくなるのが理由だと思う。いくら知性を有するとはいってもこれはないだろうというところまで行ってしまった感じがした。このあたりをもう少し抑え気味にした方がよりリアルであったのにと惜しい感じがした。また、最後の展開が途中で少し読めてしまった点も残念であった。

2007
09/26
Wed

読みやすさは天下一品

[No.35] posted by DIEHARDKEN

内容としてはいまいちかもしれませんが、読みやすい。
会話だけ呼んでいても十分楽しめます。

2006
11/06
Mon

最先端の恐怖

[No.34] posted by オーナーオブ・ロンリーハーツクラブバンド

導入部分が作者にしては珍しく夫婦関係のズレを浮き彫りにしており出色の滑り出しでしたが、これも伏線の一部でした。

超微粒子の「群れ」が暴走し始める仕組みは英語が難しくて今ひとつ理解出来ない部分もありましたが、結構怖い。作者ならではの最先端の技術に裏づけされた最先端の恐怖の形と言えましょう。クライマックスでの感染も、一歩間違えるとB級ホラーの仲間入りですが、巧みなさじ加減で丁度いい位の緊張感をもたらすことに成功しています。

タイトルも最初はえげつ過ぎるかなと思いましたが、読み終わってみると十分納得の怖さでした。

2006
09/09
Sat

漫画のようなストーリーですが

0.0% (0 / 1)
[No.33] posted by 在星猫

漫画のようなストーリーですがテンポは心地よくあっという間にページが進んでいきました。

前半の真実が露呈するまでの間は一体何が起こるのだろうという期待で一杯でしたがナノマシンの流出という辺りからどうも現実感がなく、その無生物と登場人物の戦いに感情移入がしづらかったと言う点が残念ですが、漫画だと思えば十分に楽しめる作品です。



2006
04/12
Wed

Opinion

100.0% (2 / 2)
[No.32] posted by Yau

この本は登場人物の性格の設定がわかりやすく,多分映画には向いているでしょう。ナノマシン襲撃の場面などはさすがに迫力があり,素晴らしいものでした。ただ,話の中に出てくるような完成されたナノマシン(またはその群れ)が現実にはまだ世の中に出回っていない以上,その描写は空想に頼らざるをえず,そのせいか多少ストーリー的にうやむやになっているところがありました。‾Also read,Giorgio Kostantinos"the Quest".

2005
07/16
Sat

面白い、が一回で結構

66.7% (2 / 3)
[No.31] posted by 名前はまだない

マイケルクライトンは「アンドロメダ病原体」以来のファンであるが、今回もいつものように面白い。細かく読んでいけば突っ込みどころはあるが、純粋にサスペンスを楽しみたい、という目的の上で本書を読むのであれば、読んで損はないはず。まさに買ってその日に読み終わる小説、である。ただし、「ジュラシックパーク」などの作品は私は何度も再読したが、この作品は再読しようという気にはならないだろう。話自体が若干消化不良で終わるせいか、どうも読後感がすっきりしなかったためである。というわけで星一つ減点。

2005
06/26
Sun

クライトンっぽい作品

0.0% (0 / 1)
[No.30] posted by cranston

クライトンらしいエンターテインメントな作品。
私はナノテクについての知識が全くないので、ほんまかいなと思いながらも最後まで映画を見ているようにさらっと読みました。
ただ前半の引きの部分がとてもおもしろかったので、途中から展開がわかったときはなーんだと思ってしまったのも確か。
Jackの奥さんは使用前・使用後を問わず怖そうだなあと思ったのは私だけでしょうか。
そんな奥さんに振り回されつつちゃんと主夫しているJackが人間味に溢れていていい感じでした。

2005
05/28
Sat

一気読みのおもしろさ

50.0% (1 / 2)
[No.29] posted by gauloise

Michael Crichton は初めてですが、あまりのおもしろさにファンになりました。
Jack の主夫っぷりと致命的な鈍さで引き込まれ、そのまま怒涛の展開。
リズミカルな文体とも合わさって、スピード感満点でした。

不評レビューもありますが、リアリティに拘れば成り立たない話ですし、
少なくとも私の専門分野については、悪くない使い方かと思います。
一般的なイメージのちょい先位の使い方で、万人が楽しめるかと。

2005
02/04
Fri

でも、話題の本

100.0% (1 / 1)
[No.28] posted by 美濃の鷹

ナノテクノロジーの有名な先生の講演で、この本の名前が出た。この本のせいでカーボンナノチューブのバイオハザードを気にする人が米国では増えたそうだ。マイケルクライトンは良く勉強するが、ナノテクは、もう少し勉強して欲しいとのこと。権威の先生も迷惑するクライトンの好著、関係無く楽しもう。

2005
01/16
Sun

面白いけど。。。

0.0% (0 / 1)
[No.27] posted by いもり

スリルもあるし、最新科学のトピックスも盛り込まれている、英語も凝りすぎず明快、はらはらどきどき、これらはやっぱりクライトン。十分楽しめました。
でも、細部にちょっと飛躍というか、え、なんでそうなるの、どういうこと、ちょっと無理じゃないの、って部分が少しあるのです。ドキュメンタリではないからそれは仕方ないんだけど、無理を感じさせないのが小説のテクニック、これは推敲不十分かなあと思ったので少し減点。


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