- [著]カルロス・ゴーン
- カテゴリ:
- 単行本(ソフトカバー) (208頁)
- ISBN:
- 4163686703
- 発売元:
- 文藝春秋 (2006/12/06)
- 価格:
- ¥ 1,600 (税込)
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内容が薄い
ゴーン氏のようなグローバル・リーダーが
どのようなスピーチをしているのかに興味があり、手にしてみました。
が、結論から言えば、期待外れでした。
多数に向けて語りかけているため、切れ味がなく中和された印象。
英日両言語で書かれているため、内容は半分。
この分量では、ゴーン氏の考えには触れられません。
『経営を語る』の方がはるかに内容が詰まっており
読み応えがありました。
付属のCDに関して言えば、ゴーン氏の肉声が聞けるのはいいのですが、
訛りのある発音が聞き取りにくく英語の勉強にはなりません。
マルチリンガルは言葉がシンプル
本書を読んで、多言語をあやつれる人は表現がとてもシンプルで力強いのではないかということを感じました。「はじめに」で氏は「英語、フランス語、ポルトガル語、アラビア語の本を読みます」と書いています。
日本語が分かりやすいと英語も分かりやすいことがわかりました。(本当は、原語の英語が分かりやすいから日本語に直してもわかりやすい。)文法的には中学校レベルだと思います。
以下、心に響いた言葉をいくつか書きます。
・真のリーダーシップに必要なのは、人格と勇気と実績です。
・悪いマネジメントを避ける、あるいは防ぐ方法はひとつだけです。それは、コミットメントを掲げることです。
・経営者の成績表はとてもシンプルな項目で表されます。純利益と、投資したお金に対してどれだけのリターンがあったかを示す投下資本利益率がそれです。
・社会人になったら「何を優先させるか」を選択しなければならない。・・・私の場合も選択を迫られ、実にシンプルな決断を下しました。仕事と家族−この2つです。
ゴーンの本質は“本質を的確に捉え明確に表現する”ところにある
短い本です。同じ内容が本の右から日本語で、左から英語で書かれています。
内容は社内外でのスピーチや社内の議事録。そのとき録音されたものがCDとしてついている。
本を読んで感じたのは、この人の本質は“本質を的確に捉え明確に表現する”ところにあるということ。
ごちゃごちゃ言わない。あいまいなものの言い方をしない。本質を捉えた具体的な言葉で説明される。
それにとんでもない実績が伴っているから書いてある一言一言が正に心に響く。
社会人として働くときに非常に参考になる。例えば、
・・・『トップの仕事』とは、1.社の方向性をさだめ、2.その目標を社内に明確な形で伝達すること、に尽きる・・・さらに、3.その目標は責任をともなうものでなければなりません。
・・・『優れたリーダー』とは、1.モチベーションを高める力があること、2.人から信頼されること、そして3.何よりも結果を出していること、
・・・『リーダーの資質』とは、1.人とつながる能力、2.勝利にこだわり、勝ちたいと思っている人、
などなど、かなり良い言葉が多いのであまり人には読んでもらいたくない、と感じてしまう本です。
ここからは蛇足、
本音で良い本です、でもってゴーン氏自体もとても優れた経営者と分かります、そうなると、当然日産自体も、、、となる訳です。日産の広告にもなり得る本です。
1500円は安い。全ての企業人と企業人予備軍に薦めます。
右から半分が日本語で、左から半分が英語で書いてある本。
経営とかビジネスに関わる人間としての勉強と、英語の勉強が両方できる素晴らしい本だ。ゴーンさんが実際に語っているCDまでついて1500円は安い。絶対に買ったほうがいい。買って損はない。
特に作者の語るリーダー論は魅力的。リーダーに必要な資質を問われ、作者の知るリーダーに共通する特徴を二点あげている。シンプル、しかし説得力あり。
もうひとつ、作者のシンプルで力強いコミュニケーションを良くあわしているのが、どんな質問についても、その説明を2−3点の要点にまとめている点だ。時間がある時は、その要点を最後にまとめなおしている。勉強になる。
グローバル企業で働きたい人、働いている人、もっと言ったらすべての企業人、リーダーになりたい人、リーダーな人、みんなぜひ読んでみてください。そんなに厚くない本の、しかも日本語部分は半分なんで、結構さらっと読めます。しかし、深い。何度も読む価値がある。
理想は1)日本語2)英語3)日本語という3度読みが理想かと。
日産の会議って当然ながら英語・・・・
いちいちなるほどという言葉がある。「結果をともなわないリーダーシップは長続きしない」「無能な経営陣の処方箋は徹底した透明性」「自分と違う人間からこそ学べる」などなど、今の日産にブーメランのように跳ね返ってくる言葉もありますが、日本語とともに、英語のオリジナルテキストもついているので、ビジネスの英語の言い回しがよくわかる。
最後に収録されている日産の経営会議はフランス人、日本人、イギリス人入り乱れての会議で、「ああ、こういう英語でいいんだ」とちょっとほっとする。フランス出身の役員のナマリがものすごかったりしておかしいです。
本当にグローバルな一冊ですね。
出版の意図は?
カルロス・ゴーン氏の久々の著書というので早速拝読。しかし実際の
中身は、半分しかなく、残りの半分は同じ内容が英語で再掲(しかも
後ろから読む)。また、肝心の内容もこれまで語られてきたことの
焼き直し感があり、会議の再現も紙面を割くほど魅力には感じない。
これまで『ルネサンス』や『経営を語る』からは様々な学びを得ること
が多かったために、残念ながら、そのギャップに戸惑いを禁じ得ない。
なぜこの本を出版したのか、正直理解に苦しむ。
