- [著]角田 康夫
- カテゴリ:
- 新書 (222頁)
- ISBN:
- 4166603671
- 発売元:
- 文藝春秋 (2004/02/22)
- 価格:
- ¥ 735 (税込)
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ユーズド商品:¥ 272 より
心理的な側面が判る良書!
行動経済学を判り易く紹介してくれている良書。
多くの事例(問題)も記載されており、理解を助けてくれる。
価値関数(同じ金額でも得する方より損する方が価値の差は大きく感じること)、
ウェイト関数(微小な確率を過大評価、確立1(100%)の手前を過小評価しやすい)、
回帰の誤謬(スポーツ誌の表紙を飾った選手の成績は落ち込むので縁起が悪いとのジンクス)など、
なるほどと頷ける事例が多く記載されている。
「ドルコスト平均法」が投資の王道と呼ばれているのは、
心理的なもの(自己コントロール、心の会計、逆張り投資、後悔回避)
によっていると、判り易く説明してくれる
久しぶりに、面白い本に出会った!
投資と心理学の素敵な出会い
「人間は、経済学が要求するような、常に合理的である選択なんてできないのである。はっきり言ってしまうと、普通の人間がブラック=ショールズ式などがちりばめられている金融工学を学ぶのは時間の無駄である。金融工学の基本理論である無裁定原理は、投資にうまい儲け話はないと言っているだけだからだ。そんなことは常識さえあれば誰でもわかる」。
行動ファイナンスについて扱った本。ファンダメンタルズ分析や、チャート分析や、リスク分散や、ポートフォリオ理論など、いろいろかじったけれど、でもやっぱり何かが違う、と思っている方には特に向いていると思う。私の場合は、「ウオール街のランダム・ウォーカー」が、行動ファインスに1章を割いていて、その内容がなかなか面白かったので、他の本も読んでみたいと思って買った。
章ごとにまとめとして、「傾向と対策」というのが箇条書きにしてある。学者が書いたものではないので、比較的実際的な書きぶりであり、面白くは読める。行動ファイナンス入門としてはちょうどよかった。
投資家は経済学者の言う通り常に合理的に行動するわけではないのだという、常識的に考えれば当たり前のことがようやく学説として市民権を得たものが行動ファイナンスである。それが実際の投資にどこまで役に立つかはわからない。ただ、経験や直感的にそうだと思えることを順序立ててしっかり確認し、投資の原点に帰って考える良い機会になったという点で、参考になった。
非合理な市場の動きを理解する
「人はリスク回避ではなく損失を回避するように行動する。」
分かりやすい「行動経済学」入門。
ノーベル経済学賞が与えられたりしていながらも、日本では今ひとつ認知度が低い行動経済学ですが、本書は非常に分かりやすい入門書です。
近代ポートフォリオ理論では、「人間は合理的な判断をする」ことが前提とされていますが、それは明らかに間違い。長い人類の歴史の中で生き残るために培ってきた「認知の偏り」が、無意識的に僕たちの判断に影響を与えている。
最終レースは、大穴に賭けて損を一掃しようとする。儲けが減るよりも、損をすることを過大に避けようとする。購入価格など、特に意味があるわけでない「参照点」に拘って、売買の判断をする。多くの人が、無意識にやってしまっている「合理的でない判断のクセ」が良くわかる。僕自身も、儲かっている株の株価変動にはそれほど拘らないのに、損をしている銘柄の株価推移は、投資額の重み以上に気にしてしまう傾向がある。
古典経済学やモダンポートフォリオ理論を勉強しても、短期的に市場には勝てない(長期的には、別かもしれないが)。しかし、行動経済学をうまく応用できれば、勝ち続けられる可能性が残されている(皆がそれに気づいたら効果はなくなるでしょうが)。
いずれにせよ、日々非合理な市場の動きに歯噛みをしている投資家の皆様には、ぜひとも読んで欲しい本。これを読んでも市場は「摩訶不思議」ではありますが、マクロ・ミクロ経済学を学んでも見えなかったものが見えてくるかも知れません。おすすめ。
パズルを難しくするも簡単にするも、人間行動の理解次第・・・
【投資】の他に、【人生】についても参考になる!!と言っても過言でないッッ
必ずしも合理的というわけではない人間行動について、具体例をもってわからせてくれる本。
投資もそうだし、人間行動に関係する全てのシチュエーションで参考になる。
1章で
『行動経済学とは何か?』という概観が分かり
2〜6章で
『行動経済学』の多岐にわたる理論・考えに触れることができる。
そこで、まさに人間が【合理的でない】ということが自身をもって証明される・・・
7章では
『行動経済学の応用』について触れられている。
僕にとって、ここが本書のハイライトっっ!!
ギャンブラー・投資家・フィナンシャルプランナー向けの助言などもあり
星5つの要因となりました〜
各章ごとに『傾向と対策』が用意されており、理解も深まりやすいと思います。
新書ですが、今後、参考にすること間違いなしの一冊です。
人は必ずしも合理的に行動するわけではないという具体例が盛りだくさん
行動ファイナンスの入門書、啓蒙書という趣旨でかかれたものだろうが、
本書の応用範囲は広い。自分が合理的な判断を下すために、あるいは自分
の意図した結論に導くためのテクニックとして両方の立場で使える。クリ
ティカルシンキングのテキストに書かれているような内容でもあるし、
図解やデザインを考える際にもこういった下地の教養はたいへん役に立つ
のではないかと思えた。
だまされていませんか?投資、投資と言われる時代だからこそ、まず読んでおきたい本
最近は、銀行預金では利子はつかず、自己責任で投資を行わないといけない時代だといわれるようになりました。しかし、手数料を取りたいだけの証券会社にのせられちゃっているということはないでしょうか?
行動ファイナンスで説明される、投資の心理を科学的に分析した良書です。投資を始める前にぜひ一度目を通していただければと思います。この本を読んでおく事で、投資をする上においてはまりやすい罠を避けるための知識が身につくと思います。
10億円のチケットを買ってくれたら3億円あげるよといわれて、買う人は誰もいませんが、100円のこのチケットを買うと、3人に一億円があたるよといわれると、買ってしまうひとが多いのではないでしょうか?そうしてうまくさばかれた1000万枚のチケットが宝くじの秘密なんだと気づかせてくれるのがこの本なんです。
分かりやすいです
陥りやすい心理状況について簡単な数式やグラフで説明してある。人は、理屈で動くわけではないということが良く分かりました。行動ファイナンスの入門書であり、投資に活用するのであれば、本書で十分だと思います。
基本的に、分かっちゃ居るけどやめられないの心理を冷静に分析しています。また、逆張りについての定量的な分析も参考になりました。
投資について本当に参考になります
行動ファイナンスについてこのように簡潔に書かれた本はあまり見かけません。投資における人々の行動心理が非常に楽しく学ぶことが出来ます。
内容も分かりやすく書かれており、また問題形式で書かれているので、本当に遊び感覚で読むことが出来ます。
一部難しい数式が出てくるところもありますが、あまり興味の無い人はその部分だけは飛ばし読みをしても、全体的には楽しめると思います。
また、投資に興味がある人だけではなく、ギャンブルが好きな人にも楽しく読める本であると思います。
包括的入門書
タイトルからはイメージしにくいが、一般に行動ファイナンスと呼ばれるファイナンス理論を平易な文章・例により説明している良書。複雑な数式などは含まれていないので、理論のコンセプトを簡単に理解するのには適しているかもしれない。ファイナンスにおける理論値と現実値の差を説明するのが行動ファイナンスだとの説明はいいえて妙。価格も手ごろなので、興味はあるけれど重い教科書は・・・という方におすすめ。
理論が多いが、それだけお得な「名著」
1章はいわば序章。2~6章では、人間が過ちを犯す様々なカラクリをひとつひとつ理論的に説明してくれる。圧巻だったのは、逆張りやバリュー投資の有益性が理論的に説明できること、そして、それが日本市場で顕著に見られるのは、他人と異なることに恐怖を覚えやすい日本人の民族性で説明できるということ。
ひとつずつ理解していくのに苦労するほど理論が多い感を受けるが、各章に「傾向と対策」があり、また最後の7章には実践的な視点から全体がまとめられており、理解を助けてくれる構成になっている。
また、タイトルの通り、投資だけでなく人生のあらゆる場面における意思決定に役立つ様々な理論が紹介されているという意味で、幅広い知識が得られる。後書きで著者が「全力プラス2ほど力を出したつもり」と書いているのにもうなずけるほど、新書にしては非常に中身が濃く「お得」な本である。名著と言っていいのではないだろうか。
