ヘレン・ケラーはどう教育されたか―サリバン先生の記録

  • [著]アン サリバン
  • [翻訳]槇 恭子

カテゴリ:
単行本(ソフトカバー) (146頁)
ISBN:
4181188094
発売元:
明治図書出版 (1995/04)
価格:
¥ 1,491 (税込)
Amazonポイント:
14 pt
在庫状況:
通常24時間以内に発送
Amazon.co.jp で商品情報を見る

ユーズド商品:¥ 387 より

この商品をブログに貼り付ける

30,270 位
評価: 5.0
2008
11/09
Sun

サリバン先生がサリバン先生になれた理由。

[No.8] posted by 菩提心



『これは、ニューイングランドにある精神病院で働く、名も知れぬ、普通のお掃除のおばさんのお話です。

彼女のはたらく病院の地下室には、「緊張型精神分裂病」と診断された10歳の少女の患者がいました。
何に対しても反応を示さず、ただ暗い地下室のベッドにうずくまっているだけ。少女はもう回復の見込みはないと、考えられていました。
世界から見放され、一言も話す事なく、胎児のように丸まったまま、決して動こうとはしなかったのです。
以前は可愛らしい少女だったのですが、いまや日々、やせ衰えていくばかり。

彼女は、そんな少女の個室のまわりを、毎日掃除をしにやってきました。
そして、ドアの隙間から食事をホウキの柄で中に押し込みます。
彼女にも同じくらいの歳の娘がいたせいか、少女を不憫に想いますが、そこはただの掃除婦、もちろん何もしてあげる事はできません。
そこで彼女は、せめてそこを去る前に、うずくまる少女の肩をホウキの先でそっとつつくことにしました。
「ねぇ、あなたは一人ではないんだよ。少なくとも、ここにあなたを気にかけている人間がいるんだよ」 という思いを伝えたかったのです。。

掃除のおばさんには、この程度のことしかできませんでした。
ほんの小さな愛の実践です。
ホウキの先ほどの。。。。

でもその程度しかできなくても、ただただ、伝えたかったのです。
だから来る日も来る日も、彼女はホウキの先で、その少女を優しくつつき続けました。
そして何週間経ったある日の事。。。

小さな変化が起こりました。

ただ死を待つばかりだった少女が、なんと、自分の手で食事を受け取るようになったのです。
さらに時が経つにつれ、少女は座る事もできるようになり、掃除婦のおばさんと話をすることまでできるようになったのです。
こんな事ってありえるのでしょうか?
偉いお医者さんたちも、完全にお手上げだったのに。。

こうして少女は、やがて奇跡ともいえる回復を遂げることができたのです。
それから何年か経った、あるうららかな春の日。。。
その精神病院の院長は、アラバマ州の一人の紳士から、ある依頼を受けました。
その紳士のお子さんが、重度の障害児で、世話をしてくれる人を探しているというのです。
その頃、あの奇跡的な回復をとげた少女は20歳になっていました。
院長は、自信を持ってその彼女を、紳士に紹介しました。

彼女の名は、アニーサリバン。
そう、ヘレンケラーの偉業を生み出した教師です。
地下室でただ死を待つしかなかったあの少女です。。』


12の菩提心―魂が最高に輝く生き方 参照

2008
09/10
Wed

教育することの重要性

[No.7] posted by s子

サリバン女史の手紙や講演内容等から構成されており、彼女が非常に客観的でかつ分析力に優れていることが分かる。本来、教育者というのはどうあるべきかが本書に記されている。サリバン女史が語る感想や疲労感などはヘレンの自叙伝と並行して読むと面白い。

サリバン女史あってのヘレンだが、そこには母娘に似た絆と愛情があったのだと思う。純真無垢なヘレンの心に答えられるだけの愛情と器量と根気を持ち合わせていたであろうサリバン女史。是非、読んでおきたい1冊だ。

2007
10/23
Tue

情熱を感じる

66.7% (2 / 3)
[No.6] posted by kidd

読んでいて素直にこころにひっかかってくるものがある。教育とはこうあるべきといえば、サリバン先生の意図するところではなくなってしまうのだろう。この本を読んで、感じるままにそれぞれが想うところがあればいいのだと思う。

2006
04/18
Tue

教育の原点を伝える書。

85.7% (12 / 14)
[No.5] posted by おじいさん

 『奇跡の人』とは、ヘレン・ケラーのことではなく、彼女の家庭教師をした若きアン・マンスフィ−ルド・サリバンをさす。この映画に出会えた人は幸せである。子どもが止揚する瞬間を観ることができるから。
 ヘレンを、7歳から実に56歳まで支えたサリバン女史。サリバンがヘレンとの日々の教育の戦いの最中に書いた生々しい記録、『ヘレン・ケラーはどう教育されたか』(明治図書)をお読みなさることをおすすめする。槇恭子氏の翻訳は名訳である。
 サリバンはヘレンをまず自分の支配下におく戦いに挑戦し、勝利しないといけなかた。ついに、指文字で「すべての物は名前をもっていること」を体験させ新しい次元に止揚する過程を克明に描いている。
「普通の子どもはどのようにしてことばを覚えるのだろうか」と自問したサリバンは二十歳をちょっとこえただけの年齢。
―答えは簡単でした。つまり「模倣によって」です。「子どもは生まれながら学ぶ能力を授けられており、外からの十分な刺激を与えさせすれば、ひとりでに学びとります」。
 映画『奇跡の人』の最後の感動シーンは、サリバンが刺激をあたえ続け、ヘレンが熟して、ついに、止揚した瞬間が描かれているからである。
 なぜ、成功したのか。わたしは、サリバンとヘレンの年齢差が14歳であり、かつサリバンが気力・体力・知力がみなぎっていたからであると信じている。サリバンが70歳で亡くなったとき、ヘレンは56歳。88歳まで生き、日本にも3回来て、大きな影響を与えた。人間なるものに関心をもっている者、必見の映画である。

2006
04/14
Fri

ヘレンケラーの伝記以上に読んで欲しい本です

100.0% (2 / 2)
[No.4]

社会的立場上、ヘレンケラーの伝記ばかりが紹介されていますが、サリバン先生なくして、ヘレンケラーは語れません。障害者の育児に迷ったり、自信をなくしたときに、力強い勇気を与えてくれるかもしれません。お奨めの一冊です。

2004
07/19
Mon

教育に必要なのは?

80.0% (12 / 15)
[No.3] posted by mosimosi2756

 なぜ三重苦のヘレンが奇跡の人なのか。自らの身体環境は、最悪だが、ヘレンを取り巻く環境は、最高だった。裕福な家庭、家族の愛情、優れた教師に恵まれて、奇跡がおこされた。人は、本来持つ能力を引き出される環境にめぐりあったとき、最高の能力を引き出される。教師であるアニーサリバンの視点で書かれた、優れた教育の記録だ。愛情と忍耐、そして技術が、奇跡の開花をなさしめた。

2004
01/19
Mon

ホームスクーラーとしてのヘレン

75.0% (3 / 4)
[No.2] posted by いろえんぴつ

ヘレンは周知のとおり、学校というところへは行っていない。ヘレンの家は裕福だったらしく、家でサリバンセンセイという家庭教師をやとった。サリバン先生は、とにかく信用といった、基本的な人間関係に関する事以外では、ヘレン本人のやる気、興味、主体性といったものを尊重したやりかたをメインとしている。そして、彼女に終始徹底して付き添い、彼女が必要としたときに必要な情報をタイミングよく供給している。 ヘレンの成長がみとめられて、サリバン先生は各地のさまざまな聾学校や盲学校をたずねるが、その教育法を知るや、疑問を感じたらしい。 ヘレンがもし、学校に行っていたらあれほどの成長をみせたかどうか、あやしいと思う.ホームスクーリングの成功例のひとつといっていいのではないか。

2003
08/25
Mon

やはり感動!

100.0% (10 / 10)
[No.1] posted by vickey0317

有名なお話なので、H・ケラーの自叙伝や映画なども見ましたが、これはサリバン先生の手紙という記録から見つめる形になっています。改めてH・ケラーの知性のすごさや先生の情熱を感じられました。指文字を使って言葉を学んでいく過程などが詳しく書かれていて教育の難しさを思いつつ素晴らしさも感じる一冊でした。


CD・DVD・楽器 | インテリア・寝具・収納 | おもちゃ・ホビー・ゲーム | キッズ・ベビー・マタニティ | キッチン・日用品雑貨・文具 | ジュエリー・腕時計 | スポーツ・アウトドア | ダイエット・健康 | 水・ソフトドリンク | パソコン・周辺機器 | バッグ・小物・ブランド雑貨 | レディースファッション・靴 | 花・ガーデン・DIY | ペット・ペットグッズ | 家電・AV・カメラ | 車・バイク | 食品 | 美容・コスメ・香水 | 本・雑誌・コミック | 旅行・出張・チケット | 不動産・住まい | 学び・サービス・保険 | 百貨店・総合通販・ギフト | デジタルコンテンツ | 車用品・バイク用品 | インナー・下着・ナイトウエア | 日本酒・焼酎 | ビール・洋酒 | スイーツ | 医薬品・コンタクト・介護 | メンズファッション・靴