- [著]パトリシア マーシア
- [原著]Patricia Mercier
- [翻訳]浅川 嘉富
- カテゴリ:
- 単行本 (411頁)
- ISBN:
- 419862562X
- 発売元:
- 徳間書店 (2008/07)
- 価格:
- ¥ 1,890 (税込)
- 在庫状況:
- 在庫あり。
ユーズド商品:¥ 154 より
だから何なの?
マヤ文明の暦によると2012年12月冬至に入ると「何かが起こる」というのは他の書籍などでも言われていることですが、この本のスタンスは極めて曖昧。中丸薫のように「フォトンベルト突入」と断言している人がいる一方で、不確定要素もあるし、必ずしも大災害ではないし、これから我々が変わることで運命を変えられるのだという国会答弁みたいな人たちも多いが、残念ながらこの本は後者。「予言」について知りたいのであれば、ネットで調べれば済むこと。著者が現地へ赴き、関係者等に直接話を聞いたり行動したりとされているようですが、読者であれば、報告が読みたいから本を手に取っているのであって、取材録音テープを書き起こしたものをダラダラと読みたいのではない。
その予言を信じる信じないに関わらず、読み物としておもしろければいいのだが、トコロテンを素手ですくうような内容と文体は、苦痛のひと言。
監訳者の浅川氏の解説がとても参考になりました
私は2012年に真面目な関心があるためにこの本を拝読しましたが、この本の監訳者である浅川氏が最後にお書きになっている解説がとても参考になりました。浅川氏はマヤの長老のトップを日本に招いたこともある方で、その方に直接お話を聞いたところ、マヤ暦の計算ができる優秀な人材は既に存在せず、2012年12月21日のマヤ暦の終わりというのは、西洋の暦に適応させた研究者たちの説が世界中に広まったとのことで、長老のトップですら、マヤ暦の終わりがいつになるかは分かってはおらず、ただ間もなくということしか言えないとのことでした。
思えばノストラダムスの1999年も、実際の本人の言葉には終末が来るとはどこにも書かれておらず、研究者たちの説が一人歩きして世界に広まっていきましたので、2012年についても、確定したものはないことを私たちは冷静に受け止めなければいけないように思いました。
肝心のこの本の著者のおっしゃることは、客観的な研究に個人的な神秘体験(霊視のようなもの)を加味して「2012年12月21日を確信している」ということですので、第三者には確認のしようがなく、クリスタル・スカルについてもまだ本物であるかどうかの議論がなされている段階ですので、はっきりしたことは証明されていないようです。
