- [著]今 市子
- カテゴリ:
- 文庫 (318頁)
- ISBN:
- 4257720980
- 発売元:
- 朝日ソノラマ (2001/03)
- 定価:
¥ 620 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 41 より
ヒロイン登場?!
「えっ、ヒロインはすでに登場しているじゃない」という方も多いかと思うがこのお話の真のヒロインは晶ちゃんだと私は考える。家系的体質ゆえの悲劇に見舞われるのはどちらも一緒だが、受身で何となく人任せな司ちゃんにひきかえ、自分で立ち向かっていく晶ちゃんのひたむきないじらしさは私の心をつかむ。ゆえにヒロインの称号は彼女にあげたい。ストーリーのアイデアも益々好調で全てのキャラが立ちまくっている。エピソードの順番には随所で感心させられるのだが、律の冷静で的確な対応に感心させられる「言霊の木」の次に苦労多き少年時代のエピソードである「雪路」であることなどから、作者が読者に対して丁寧に伝えようとする意識の高さが感じられる。
怖くないのです。うつくしいのです。
百鬼夜行抄の文庫版には単行本版2冊分のお話が収録されるようなので、
あの綺麗な装丁の単行本をとるか、お手ごろな文庫版をとるか、悩んでしまいそうです。
綺麗なのはもちろん本の表紙に限ったことではありません。
物語がどれもうつくしい雰囲気を持っているのです。
何気なく暇つぶしのつもりで手にとっても、何回も読んだのにまたいつのまにか黙々と読みいってしまいます。
文庫版2巻では、個人的には「花盗人」が1番のお気に入りです。
漫画好きな人にはぜひ読んでもらいたい漫画です。
心暖まる不思議なお話
この文庫版2巻は「睡蓮の下には」「見知らぬ花嫁」「神借り」「言霊の水」「雪路」「花盗人」の6本が収録されています。
どのお話も秀逸で、繰り返し読んでも飽きることなく楽しめると思います。
私的には、「よかったねー!」と思えるラストの「見知らぬ花嫁」がお気に入りです。
百鬼が、夜行する。
ちょっぴり怖いけど、これはホラーじゃない。 どこか愉快で、同時に切ない。人界と霊界の微妙な境界線が巧みに描かれており、登場人物の一人一人に味がある。特に、ごく普通な霊感少年、律、がカッコイイ。 派手なマンガとは言えない。しかし妖怪モノとして楽しめるだけではなく、物語には人生に対する哀切が感じられる。
