ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉

  • [著]大西 泰斗
  • [著]ポール マクベイ
  • [原著]Paul Chris McVay

カテゴリ:
単行本(ソフトカバー) (165頁)
ISBN:
4327451150
発売元:
研究社出版 (1996/11)
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2,590 位
評価: 4.0
2008
11/14
Fri

前置詞の本質を理解するためのヒントがある

[No.34] posted by ゴールデンキャデラック

「ネイティブスピーカーの英文法」シリーズの第2弾。
「前置詞の用法」に限定して英文法を解説している。
一般的な高校1年生ぐらいから、「前置詞はよく分からない」と感じている大人まで幅広く対象になる。
レイアウトやイラストに関しては前作よりもさらに見やすく作られている。

ある前置詞が使われる際に英語のネイティブスピーカーはどういう意識をもって発話し、
その表現がどのようなニュアンスになるかがイメージ図で表され、説明文によって補足解説されている。
辞書の訳語からでは分かりづらいニュアンスの違いを学べるという点で良書である。

英文法の用法などに関するルールの記述を読んで行う「暗記」の負担をできるだけ軽減し、
感覚的に前置詞を身につけさせることを狙いとしている。
暗記量を減らして楽をする本だと見なすと勉強の方法として邪道だと考える人も出てくるかもしれない。
楽をするのが悪いことだとは全く思わないが、それは別にして、本書は「楽」を追求するだけでなく、
言葉による説明だけだと伝えにくいポイントや落とし穴になりがちな事項を積極的にカバーしている。
日本人が伝統的に行ってきた英文法の学習とそこに生じる欠点を踏まえて、
より本質的に理解するためにはどうすればいいか、ということを考えて作られた本であるようにも読めた。

本書を通じて、「暗号解読の一種」ではなく「ヒトの話すことば」としての「英語」が見えてくる。
読後は辞書や文法書の見方が変わり、より適切にそれらを活用できるようになる人も多く出てくると思われる。
語り口も親しみやすいので、「辞書の訳語や文法書の用法説明を機械的に当てはめるせいでうまく読めない」
といったケースを減らすのが最初の目標だとでも考えて、肩の力を抜いて軽い気持ちで読み始めてみてもよさそうだ。

2008
04/11
Fri

説明上手なところと説明不足のところ

66.7% (2 / 3)
[No.33] posted by izaiza

私がこれまで読んできた学習書の中では、
本シリーズがもっともネイティブ感覚を
わかりやすく説明しているように思う。

本書も、シリーズの他書と同様に、
前置詞のさまざまな用法を一つ一つ暗記するのではなく、
前置詞が持つたった一つの基本イメージを覚えて、
そこから派生させて使用する、という基本姿勢を貫いている。

しかし、本書はやや説明不足な感がある。
aboutやoverなど、誰でも比較的イメージしやすいものは
上手に説明できているが、難しいものになると、
たとえば、forもwithも「〜に向かって」という
意味を持つと書いているのに、肝心なその違いについては
何ら言及していない。

本書は、シリーズの他書と比べると、
おすすめ度は低く3つ星とした。

2008
01/05
Sat

わかりやすい本です

100.0% (6 / 6)
[No.32] posted by とっど

ずっと前から前置詞に関しての本を探していて他の本と比べていたのですがこの本が一番ロジックがしっかりしていてわかりやすいと感じました 自分は米国に12年程住んでいましたが
前置詞に関しては丸覚えでどうして場合によっては in や on などを使い分けるのか曖昧になっていたのをクリアにしてくれました 

2007
10/31
Wed

前置詞から家族ですか、すごいなあ、どこからこんな発想が!

60.0% (3 / 5)
[No.31] posted by AURON

どの本にも、アッと驚く種と仕掛けがあるのですよ。
この本は前置詞です。
TVで見ても楽しいですが、本も十分おもしろい。
英語上手になりたい人、読みましょう。
既に読まれたのですか?さすがですね。

2007
09/30
Sun

丸暗記の学習からの脱却

100.0% (7 / 7)
[No.30] posted by ポン

どうしても前置詞がきっちり理解できないで困っていたときに、薦められたのがこの本です。

ひとつひとつを「イメージ」で捉え、考えられるので、前置詞間で同じ訳語が与えられているものとのニュアンスの違いを体系的に学習できます。また、絵や解説の語り口にユーモアが感じられ、読んでいて堅苦しくない点も魅力のひとつです。(イディオムの学習にも効果的です。)

これが手元にあれば、(少なくとも、)前置詞の基本知識をマスターできると思います。ここで学習したことをもとに、もっと硬質(硬派)な説明の参考書で深く追究していけば、前置詞は怖くないでしょう。前置詞の“入門書”と言える1冊です。

2007
07/09
Mon

繰り返し読みたい1冊

100.0% (13 / 13)
[No.29] posted by ユリシーズ

先日ふと前置詞の重要性について考えていて、そういえばこのシリーズの「前置詞編」が出ていたことに気づき購入した。軽妙な語り口で次々と前置詞の1つ1つが持つイメージを解きほぐしていく様は見事である。私は中でも次の四点において非常に説得力を感じた。

・「方向」:to(そこに向かい達する)とfor(そこに向かうという意味だけで達したかどうかは含意しない)の違い
・「〜に関して」:about(ある事柄の周辺のいろいろ→一般性)とon(ある1つの事柄にのみ力点が置かれる→専門性)の違い
・「分離」:be made ofの説明として、木製の額縁が木から分離して作られている様子を描いたイラストが目からウロコ
・「〜に関して」aboutとofの違い:think about とthink ofの違い

もう少し深い話を聞きたいと思わせる部分もあったが、逆にそう読者に思わせるのが著者の狙いなのかもしれない。

2006
09/02
Sat

あくまでも前置詞だけに絞れば良いですが‥‥‥

51.9% (14 / 27)
[No.28] posted by TERRY

この本はあくまでも前置詞だけに絞れば良いですね。
例えばacrossが「横切る」というイメージはわかりますが、
そこから、run acrossが「ばったり会う」というニュアンスに持っていくのは強引のような、説明不足のような気がします。

run=走る が一般的ですから、「走って横切る」=「ばったり会う」?理解不能です。
何も走らなくても、歩いても良いような。
しかし、walk across=ばったり会う とはならないんですよね。
やはり熟語として暗記しないといけないんでしょうか?
ある程度までは、イメージでいけるのでしょうが、全てではない気がするので、
そのあたりを念頭において購入してみてはいかがでしょうか?

2006
08/22
Tue

こんな本、あったらいいなと思ってた。

60.0% (3 / 5)
[No.27] posted by Londonへの風

この本に出会うまでは、それぞれの前置詞が持つイメージを「何となく」自分なりに築いてはいました。その再確認ができた感じ。
著書では例えば、'for'の基本イメージを図解し'to'との相違点が述べてあり、前置詞'for'の使い方を「一家」というつながりで解説していきます。
学校英語で丸暗記をしてきた方には、「目からウロコ?」。
NHKで放送していた「ハートで感じる英文法」のベースになった本なのでしょう。個人的には文中の絵と図柄がチャーミングとは思えないので、サクサク進んで読めるかどうかは各人の好みによるでしょうから、忍耐強くない方は最近でた「ハートで感じる英文法」DVDの方が、大西泰斗氏のパッションが感じられて、勉強し易いかもしれません。

2006
06/06
Tue

受験生には不足

62.5% (5 / 8)
[No.26] posted by 塾会

この本で勉強すれば基本的な前置詞の意味はフィーリングでつかめるようになるでしょう。
ただ少し説明が浅いので受験では通用しないこともあると思います。
社会人向けの本です。

2006
06/01
Thu

この本は初心者向けのレベルなので、気をつけて。

44.9% (22 / 49)
[No.25] posted by Miyachan

ネイティブスピーカーの前置詞というタイトルを見ると、ネイティブ並の前置詞を使いこなす能力(解説)を期待しそうですが、そうでなく、英和辞典の前置詞の定義をイラスト入りで、面白おかしく説明しただけのものです。ですから、英文Eーメールをどんどん書きたい人には失望するかも知れません。
 前置詞を使いこなすと言うことはどういうことでしょうか。それは、日本語の助詞を正しく、英語の前置詞に当てはめる(使い分ける)事の筈です。
 たとえば、「東京大学(の)学生です。」(=at)「2000年度(の)ノーベル賞」(=for)「285室(の)キーです。」(=to)というように、同じ「の」が英語では、異なった前置詞が使われています。なぜ、このように違った前置詞が選ばれるのか? その目安は?をきちんと説明できなければ、「ネイティブスピーカーの前置詞」というタイトルが泣くとおもいます。
 でも、初心者向けに書かれたとしたら、「前置詞とは何や?」の知識をまとめる意味で、良本であるかも知れません。


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