- [著]伊藤 和夫
- カテゴリ:
- 単行本 (310頁)
- ISBN:
- 4327761737
- 発売元:
- 研究社出版 (1979/10)
- 定価:
¥ 1,365 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 4,999 より
実践的な文法書
文法項目の単なるラベル貼りに終わらない、解釈や作文で使える英文法。日本人がつっかかり易いところに焦点を絞り、説明し、問題もついている。取りあえず、一通りやっておいたほうがいい本。
良書だと思う、けれど、、、
英文法の参考書といっても品詞論の「眺めて覚える」文法ではなく「読んで考える」文法を目指している。構成は文型(1~6章)、have + p.p.(7~9章)、後半の9章が名詞、前置詞句、接続詞、関係詞、what-節、否定。各章は幾つかの節に分かれており。節毎に簡単な例題がありその説明の後に「研究」と称するさら掘り下げた一般的な解説が書かれている。例文は一部、同著者の「基本英文700選」(駿台文庫)と重複している。巻末には詳細な索引も付いているので知りたい個別の文法事項が割と簡単に引ける。読者はいわゆる品詞論の文法を学んでいることを前提としている。
本書は品詞論の文法と構文の勉強の間を埋めるといった意味で最適だと思うし、アプローチの仕方がユニークである。本書自体はとてもいい本だと思う。しかし、他教科と違って英語の場合、文法、読解(和訳、要約を含む)、英作文、リスニング等を一冊の参考書で補うことは無理なのでそれぞれの参考書を買う方が多いと思う。そういうことを考えると、例えば「英文法頻出問題演習」(駿台文庫)と本書の姉妹書の「英文解釈教室」をやったら本書が必要かどうか疑問である。
英文法書の最高峰
色々賛否両論あるかと思いますが、やはり伊藤和夫氏はすごいです。この本を読んで、初めてわかりました。英文法に通ずることは、英語のすべてにおいての根幹であると思います。個人的にも、一皮剥けた英語になったと思ってます。考察が深い本は、我々に多大な価値を与えてくれます。お勧めします。
伊藤和夫の戦略原論
まず若干の補足から。本書のはしがきにあるように
「高校教科書程度の知識は一通り身に付けていることを前提」
にしているから、高校生、大学受験生は大学に入ってから読む
ことをおすすめします。
つまり最も最適に理解するためには「英文法のナビゲーター」
を理解し「新・英文法頻出問題演習」が解けるぐらいの学力が必要です。
本書が他書と違うのは、英文法を記述・分類し、説明したものではなく、
英文をアタマから読むための道具にしたところです。
そのせいで、名詞、代名詞などから始めずS+V+X、S+V+X+X
から始める構成になっています。
いわば伊藤師がこんな英文法はどうでしょうかと提言した戦略原論といえます。
また本書の理論を応用したものが『英文解釈教室』です。
伊藤の「考える英文法」。専門家や教育関係者だけが読めばいいなんて
云わず、是非興味あったら手にとってくださいね。
英語研究者向けの本
この本は使う人は、かなり限定されていると思います。事実、著者自身もはしがき部分で「読者がすでに高校教科書程度の知識は一通り身につけていることを前提している・・」と書いてあります。つまりこれは大学生レベル以上からを意味します。それに加えて、文章を読んでいくとどうやら受験生に対してメッセージを発していることがうかがえます。したがって、この本を買う人は必然的に①偏差値の高いとされる大学を受験しようとしていて、なおかつ文法用語がかなりわかっている人、②大学で英語を言語学として研究したい人などに限られてきます。また、著者は「本書は網羅的であろうとする意図を最初から放棄し、・・」とあり、実際に文法事項で指摘している点も、高校などで使われている限られた文法事項の限界部分のみなので、扱っている範囲もかなり狭いです。もし英文法書の購入を考えていて上記①②の概念にあてはまらない人、「使える」レベルまでいきたい人は買わないほうがよいでしょう。網羅的であり、「使える」レベルを目指す人にはエイザーの英文法シリーズをお勧めします。
すばらしいです
受験のときに買ったのですが、当時はまったく意味分からないし、使えない本だと思っていました。しかし、大学も三年になり、TOEICが600点超えてみて、この本を読むとその凄さに感動さえします。まだまだ学ぶことが多いのです。
受験生にはあまり向かないと思いますが、買う価値は十分です。実力ついたと思ったら買って見るといいかもしれません。
日本人にとっては、ただ英語を聞くだけではほとんど力が付かないものです。そのため、文法体系を頭に叩き込む必要があるのです。そういう意味でもこの本は最適です。
『伊藤英語』それ自身
この本は『伊藤英語』の体系を示した本であり,その他の参考書で伊藤先生はこの本の考え方を軸に実際の入試問題を料理しているに過ぎません.いわば伊藤先生の思考それ自身であります.駿台予備学校ではこの本の問題部分だけ抽出したものがテキストになっていて,英文法の時間を1コマ設けていた時期がありました.それだけに伊藤先生のこの本への思い入れもひとしおだったのではないかと思われます.
構成は例文のなかの正しい語句を選ぶか,カッコに正しい語句を入れていく形になっていますが,なぜその答を選んだか?,という問題意識を持ち,本文を読むことによって英文法という教科がダイナミックに体系的に学習できる仕組みになっています.
例題のレベルもそれほど難問を含んでいるわけではありませんし,おおよそ受験生が苦手としている分野を網羅しているので,英語が苦手だと思っている人で,少々リクツっぽい人であればお勧めできる1冊だと思います.実際筆者はこの参考書で英文法に『コスモス』を感じた1人であります.
タイトル間違いでは?
この本を開くたびに思うのです。これ文法の本ではないよ?今までの文法常識を覆すような文の解体、文構造に迫る解説。純粋文系の私にははっきり言って旧来の文法項目を順に学習していくようなものが、取っつきやすいようにも感じましたが、不思議です。我慢して(人によっては楽しくできるかもしれません、この理詰めでいくタイプ)やり終えるとなんだか力がついたような気がしてきます。実際についてるんですよ!!伊藤先生の教室シリーズの原点となった名参考書です。
英語教師に役立つ本
この本は、受験生には少し水準が高すぎると思いますが、英語教師にはすごく役に立ちます。私も学生時代に家庭教師などする機会があり、この本が非常に役に立ちました。英文法を体系的に理解する最良の書です。
受験生には『英文法のナビゲータ』(上下)をお勧めします。
