英文解釈教室

  • [著]伊藤 和夫

カテゴリ:
単行本 (314頁)
ISBN:
4327764124
発売元:
研究社出版 (1997/06)
価格:
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評価: 4.5
2008
06/07
Sat

ビジュアルと教室どっち?

57.1% (4 / 7)
[No.73] posted by 天狗ゾンビ

ビジュアルと教室の間で悩んでいる人は多いはずです。
ビジュアルは単に教室の難易度を下げたものではありません。
ビジュアルは、確かに基礎から始められます。逆に教室は、
一通りの解釈力と文法力が必要不可欠です。
それと、ビジュアルは私的には冗長です。
逆に教室はすっきりしていますが、
奥は深いです。本質を突きながら、受験にはきっちり
役立つところを掲示しています。ただ、解説が簡単なので、
わからないところは出てきます。その点で上級者向けです。
そして、最大の相違点は、体系を表に突き出しているかいないかです。
ビジュアルは意図的にそれを隠し、無意識に身につくように
作られているらしいのですが、教室はその体系を見せつけてきます。
私的には、自分で一歩一歩進んでいるように感じられるのは、
教室だと思います。そして網羅性も教室が高く、
確固たる自信を得られるでしょう。
結論として、現段階で力がある人は教室をお勧めします。

2008
06/03
Tue

私の学習方法

100.0% (4 / 4)
[No.72] posted by 砂町メトロ

(勉強方法)
1回目 各項目の説明を読み、「短文」だけ和訳していきました。※「長文」は無視。
2回目 各項目の説明を読み、「短文」はすぐに本文中の和訳を読み、「長文」を和訳しました。
3回目 曖昧な単語を辞書で確認することに集中し、和訳はせずに読み込みました。
4回目 解説文を読んで、英語の構文を頭の中に整理しました。
※実際のところ、4回目の途中で大学受験本番に突入した記憶があります。時間があったら、さらに5回目、6回目を実行していたと思います。


田舎の受験生だった自分は、浪人してから本書の存在を知り、衝撃を受け、一浪のときに1年間の間に、
アプローチの方法に変化をもたせて4回読みました。(1回を1〜1.5か月で通読することを目標にしました。)

(効果)
その1 構文がすっきり頭の中に整理されました。
その2 複雑な英文を見抜けるようになりました。
その3 英単語の学習をせずとも、このテキストを学習するプロセスで辞書に丁寧に当たっているうちに、単語力がつきました。
その4 伊藤和夫著作のその他のテキストも自然に理解できるようになりました。

ということで、この本は、挫折しない方法を考えてアプローチすることが肝要でしょう。

2008
05/20
Tue

どんな英文も読みこなす自信を与えてくれる

100.0% (12 / 12)
[No.71] posted by はじも

私は現在toeic840点の英語中級者ですが、やはり英文解釈教室は難しい英文が多いと思います。
原著を読んでいても、英文解釈教室並みの難しい構文にはなかなか出会わないです。
逆にいうと、英文解釈教室を読みこなせれば、ほとんどの英文は苦労しないで読めると思います(単語力は別にして)

私は大学受験生ではないので、正確なことは言えないのですが、本書は、受験生レベルで言えば英語力が相当ある(普通の全国模試なら70以上、有力私大や東大模試などでは60以上くらいの偏差値のある人)が使うのに適していると思います。
ある程度英語が読めない人が本書に取り組んでも、得られるものは少ないでしょう。

多読しても誤読では無意味、と伊藤先生はおっしゃいますし、それはその通りだと思います。
ただ、本書は、多読をしてきて、平易な英文はスラスラ読める人間が、難易度の高い英文も読みこなせるようになるための本です。今まで多読をしてこなかった学生には、本書は歯がたたないと思いますし、大学合格という見地からは、手を出す必要はないと思われます。

でも、やっぱり手を出したくなるのが人情ですけれど…。

私のオススメとしては、大学合格してからも大切になさることです
本書を読みこなせれば、原著読みもラクチンですよ。
大学受験で使わなくても、本書には取り組む価値があります
原著読みができれば、日本語に翻訳されていない本でもたくさん読めるという嬉しい喜びが待っていますよ♪
ぜひ頑張ってください

本書を読む時の具体的な使い方ですが、
例題(複数の文章からなっている、比較的長文の方です)をやるときは、
1 まず英文を通して読む
2 解説を読む時は、解説番号に対応した英文を1文読んでから、解説を読む
というプロセスをとる必要があります。
解説の部分だけ読んでも、2 のプロセスがないと、なんのことやらさっぱりわからない可能性があるのでご注意を

2008
05/18
Sun

not B but A

4.5% (1 / 22)
[No.70] posted by ヌース2

参考書の説明の仕方として、Bではなくて、A だ、という説明の仕方に、かなりの抵抗を覚える。急ぎの読者には、A であって、Bではない、という説明の方がむいている。前者の説明では、B という誤答を読んだ上で、A という正答に行き着くので、すぐにでも正解にたどり着きたいものにっては、いささか回り道すぎていらいらしてくる。しかも否定を通じて正解を獲得するので、初めから正答を知っているものにとっては冗漫な感じがするのをどうしても否めない。例を挙げる。
are more concerned about their pockets than about their minds and souls という文を説明して、their pockets は「ポケットに穴があいているかどうか」を心配するのではない。「ポケットの中身」、つまり「財布の心配」なのである、と述べるが、これを「ポケットの中身」、つまり「財布の心配」なのであって、「ポケットに穴があいているかどうか」心配するのではない。というように、結論を先に言って、それから誤答を後から言及する方法をとったら、よいのではないだろうか。繰り返すが、not B but A ではなくて、A and not B の説明方式の方が、いらいらせずに読み進むことができる。〔私自身の語りがnot B but A になってはいるが〕not B がながければながいほど、読者はいらいらする。

2008
04/15
Tue

本当に感謝しています。

93.3% (14 / 15)
[No.69] posted by mm

二十数年前、留学準備をしていた頃、この本で英語を勉強しました。当時は大学生だったので、毎日、たっぷり時間があったにもかかわらず、難しくて、難しくて、1日に4〜5ページを読み進むのがやっと、全部読むのに確か8〜9ヶ月くらいを要したと記憶しています(演習問題などは自分でやらずに最初から解答をみながら読み進んでもこのスピード)。1回しか読み通しませんでしたが、ヨチヨチ歩きながらも、主語、述語を正しく捕まえ、構文を見抜きながら、英文を正確に読むという技術を身につけることができました。英文読解については、あとにも先にもこの本しか勉強していませが、その後、米国留学&就労、外資系企業での就労の経験を通しても、詩や古典文学の原文などは別として、解読できない英文にはほぼ出会ったことはありません。

伊藤先生が、本のあとがきに『諸君がこの本で学んだことを忘れる時、その時こそが、自由自在に英文が読めるようになった時である。』というような事を書いておられたのが印象に残っていますが、本当に本当にその通りでした。当時は、パズルのように複雑な英文法や構文が自動的に見抜けるようになるなんて不可能のように思えましたが、お蔭様で、現在では、無意識に英文を頭から読めるようになっています。伊藤先生の本に出会わなければ、現在の英語力はなかったと思います。

受験生のみならず、英語を真剣に勉強してみようという方には是非お勧めいたします。努力が無駄にならない名著だと思います。

2008
03/04
Tue

出版から11年。だが、むしろ新しい本のほうが色あせて見える。

63.6% (7 / 11)
[No.68] posted by rannpasu

挫折しないやり方として、部分的通読を提案します。
つまり、自信のない人はわかる部分だけ通読する、あるいは自信のある人はわからない部分だけ通読する、かなり自信のある人は索引で重要だと思った項目だけ拾い読みする、というふうに。(ほとんどわからないという人は、もっと易しい本をやりましょう)
そうやって部分部分に親しんだ後で、必要だと思えば全部通読すればいいと思います。
僕はまずわからない部分を何回も読んで覚えました。今は索引で強化中です。
重要なのは完璧主義を捨てることと反復練習です。

実は訳の悪い部分があるという批判もあります。
柴田耕太郎という翻訳家なのですが、http://wayaku.jp/monthly_review/review1/index.htmlにていろいろな指摘をしています。
目ウロコな指摘も多々ありますのでどうぞ参考までに。

ただし、訳の悪い部分があるからといって本書のすばらしさは揺るぎません。
構造がわかったときの快感はたまらないです。
この快感は上級者の贅沢ではなくて初心者にも必要なことだと思います。

2008
03/03
Mon

本書の目指すところとは?

88.5% (54 / 61)
[No.67] posted by tetra

この本に限らず伊藤和夫氏の著作に対する典型的な批判として

・和訳主義、生きた英語でない
・英文を読むときにこんなに複雑なことを考えていたのでは日が暮れてしまう

といったものがあるが、これらは伊藤氏の主張を根本的に誤解しているものだ

この本の目的は、ノンネイティブである我々がやがては意識の底に沈み無意識的に行うことに
なる英文を読む際の頭の働かせ方を、一度自覚的・体系的に学習することによって常に正確で速
い解釈が行えるようになるための基礎を示すことだ
よってこの本に著されているのはネイティブにあっては意識の上に登ることのない「論理的な
推考」であって真に"英語的な"考え方だ   それが"日本語で"書かれている
つまり伊藤氏は最終的には読者が本書の記述のように英文の"論理"を日本語という"言葉"に置き
換えて思考するのではなく、英語の論理を体に吸収し無意識に論理を追えるようになること
を期待しているのだ
そのために多読をして本書の思考法に慣れるのである
最低限の単語と文法でまるでネイティブが育つ環境のように英語を多読、多聴etc.で"生きた英
語"を習得するのがよいとする脳ミソ筋肉的な指導法もあるようだが小学校前の幼児ならいざ知
らず、日本語の思考が完全に習慣化し記憶力も減退した我々社会人にとってこの方法はあまり
にも時間と労力をかけるものであり効果的とは言えないだろう
そこで本書のように英語の思考法を一度意識的に学習してから多読をするのがよいというのが
伊藤氏の主張である
生きた英語は基本的な英語をマスターしてから様々な英語に触れることで得られるものであり、本書
がまず目指しているところはその基本的な英語の思考法なのだ

また、伊藤氏は解釈の内容を和訳を書かせることで確認するというスタンスをとっているが、
これはあくまで解釈の正しさを確認するための和訳であり解釈のための和訳ではない
はしがきにも「訳せるからわかるのではなく、わかるから必要ならば訳せる」と小学生でもわ
かるようにはっきりと書かれているにも関わらず和訳で確認というスタイルを誤解して「伊藤
和夫は訳が作れれば解釈できたと思っている」 「英語で考えていない」 などと言う輩がい
るのは一体どういうことだろう

本書の欠点はやはりその古さであり例題の解説があまり詳しくないことであろう
本書の例文のような難解な構文が大学入試にでることも少なくなってきたようだ
受験生ならば「ビジュアル英文解釈」の方を薦める

長文、駄文失礼

2008
01/19
Sat

色々な意味で凄い

16.7% (1 / 6)
[No.66] posted by K2SO4

実は半分くらい読破した時点で挫折したため、あまりデカいことは言えないのですが、
半分読んでいくつかの英文に当たっただけでも「あーなるほど、英文解釈教室に書いてあった」
と思わされたことも多く・・・挫折せずにもう一度アタックすればよかった。
今猛烈に後悔中。

ただし、相当頑張ったにもかかわらず半分で挫折したということは、
やはり完全読破には相応の力が必要だということだろう。
その点に気をつけていただき、私の二の轍を踏まないようにしていただければ幸い。

難解であるが、そのぶん効果は絶大・・・と思われる。
ただし難解ゆえ、私のように挫折する危険もある・・・ことに注意して下さい。

内容も凄い、難解さも凄い。
(難解すぎたということで星ひとつ減点)

しかしビジュアル英文解釈にしておけばよかったかな・・・という後悔も少しあるのですが。

2007
12/03
Mon

破壊力抜群!!

69.2% (9 / 13)
[No.65] posted by ゼン

この本を買った理由は単に有名で評価が良かったからです。
そして、この本を買って一通り終えた今、東大の入試問題を見てみました。
なんと構文が見抜けるのです。今までは全く歯が立たなかった東大の入試問題が読めるのです。
ここまでレベルを上げてくれるとは予想外でした。
集中してやれば一通り終えるのに1ヶ月もかかりません。
みなさんもこの破壊力を実感してみてください。

2007
05/07
Mon

思考訓練と比べると

25.0% (15 / 60)
[No.64] posted by たかTAKA

「思考訓練の場としての英文解釈」と比べるとレベルがやや落ちますね。
中級者向けといえます。
良い点は他のレビューに沢山載っているので
       『敢えて』
批判点をあげつらってみます。
1、訳が下手なところがある。一部直訳調。昔の速読英単語の上級編みたいな訳といえばわかりやすいでしょうか。
2、思考訓練と比べると解説の細かさで劣る。本書は作者の興味のあるところは細かく解説してあるが
他の部分はさらっと流したり、解説せずに訳だけだったりする。
3、難問奇問があまりない。これは実は重要で、英文解釈力をつけるにはパズルのような難問奇問を
逐一文法的に解析し完全に理解するという作業がかなり大切なのでもう少し難問がほしい。
4、解説文にエンターテインメント性がない。これは思考訓練を読むとわかると思います。解説文が面白いほうが脳がリラックスします。脳がリラックスすると記憶力も良くなることは科学的に証明されています。

こんなところでしょうか。


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