- [著]勝間 和代
- カテゴリ:
- 新書 (230頁)
- ISBN:
- 433403425X
- 発売元:
- 光文社 (2007/11/16)
- 価格:
- ¥ 735 (税込)
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お金は銀行に預けなさい
読者に役立つことが本の大きな目的なら、この本の題名と内容は「お金は銀行に預けなさい」とすべきであった。
もちろん誰も完全な予測は出来ない。
投資をして損をしたとしても、それは投資をした人の自己責任。
しかし、この本を読んで投資信託をして、大損した人は多いはず。
著者に責任は無いとは言え、この時期に投資信託を進めたことについて、何らかの反省はあって当然ではないか。
もちろん、私もこの本を読んで損をした一人。
入門のための理論書
資産管理能力を身に付けるためにどのようなことが
必要でどのような段階を踏んで行くかを俯瞰的に示して
くれる概論書です。全ての項目を均等に説明しようと
しているためにあくまでも理論に留まっており、また
面白みに欠けているように感じます。(少し投資信託の
購入を勧めすぎているようにも感じます。もちろん、
入門や経験のためには悪いことだとは思いませんが。)
自分の分身としてのお金を働かせることで、ワーク
ライフバランスを整えるという視点や、投資という
行為で資本主義における社会参加を果たすことが出来
ることを上手く伝えている点は良いと思うし、資産
管理能力を身に付けるための入門書としては良い
役割を果たしていると思います。
特別面白さや満足感を感じさせることは無いかも
知れませんが、本質を押さえている入門書です。
参考文献などもバランス良く紹介されているので、
この本から十分に深めて行けることが出来るはずです。
反面教師と読み替え
「お金は銀行に預けるな」
は、
ためしに、
「お金はひとつの銀行だけに預けるな」
というふうに読み替えて読んでいます。
自己責任だというのは痛感しています。
いろいろ読み替えてみても、裏にはまることがあったためです。
ある銀行で、預金以外の金融商品を勧められ、数割損をしてしまいました。
その銀行にしか預けていなければ、泣き寝入りだったかもしれません。
実際には、その銀行が2つめの銀行だったので、やっぱり銀行は1つでいいとも思いました。
複数の手段を使うことが大事なのはその通りで、本書だけを信じてはいけないと読み替えるとよいかもしれません。
お金を動かすことによってもうけている人の主張だと思って、反面教師にするのがよいかもしれません。
まともな投資指南書
この方、『年収が10倍になる』とか『効率が10倍になる』とかうさんくさいタイトルの本ばかり書いているので敬遠していたが、信頼する編集者の友人からちゃんとした人だって聞いたので読んでみた。
確かに内容はすごくまとも。まず、日本人がいかに金融に疎いかを説く。彼女から見れば巷に流通している投資指南書の7、8割くらいは間違っている(証明されていない理論をさも証明されているかのように書いている)そうだ。ほんとにその通りなんだろう。それで短期売買目的でプロにやられる素人が多いが、この手のことは長期的視点で考えないといけない、と言う。まったくその通り。
さらに、この箇所が面白かったのだが、金融に目を向けないことは市民としての責任を放棄していることだ、と言う。
<ここで私が明言したいのは、「金融には、政治と同じように社会を変えうる力がある」ということです。> (p. 209)
<定期預金などにお金を預けっぱなしにしておくということは、選挙時に投票に行かないことと同じで、資本主義に対する責任を放棄している、とまでいえるのかもしれません。>(p. 215)
基本的には同感である。「意思表示」は投資信託を一万円で買うことからできる。しかし、ここまで言い切る人もなかなかめずらしい。こういうさばさばしたところがよいのだろう。人気があるのも分かります。
タレブの『まぐれ』、マクニール『ウォール街のランダムウォーカー』なんかと同類。『まぐれ』の方がおもしろいが、勝間さんのが一番読みやすい。
投資信託はダメでしょ!
金融リテラシーの必要性や分散投資には全く異論はないのだが、金融リテラシーをつけるための方法には疑問がある。ゴールは「投資信託を買う」ことだという。だが、実際にはみんな投資信託で大損している。
「お金を銀行に預けるより投資信託を買えばいい」的な間違った世論を形成した点で、この本を読んで早速実践した人々はとんでもない目に会っているんだろう。
破産への手引き書
本書の勧めに従い投資をしたことにより、大損害を被ってしまいました。
部分部分で言っている投資のテクニックについてはそのとおりかもしれませんが、今となっては、リスクはコントロールできるので、筆者の薦めに従い、少しでも早く投資すれば危険はなく安心して生活することができるようになるという主張そのものに大きな問題があるのだと思います。
本書の内容は
○少子高齢化が進み先行きが暗い日本では「金融リテラシー」を身につけなければ自分のみを守れない。
○「金融リテラシー」を身につけるためには、一刻も早く「実際に投資してみること」が必要でる。
とした上で、証券口座の開いて、投資しつつ「勉強」をすれば、いずれ、収入の10%〜30%を金融収入で手に入れることができるようになる。その結果、会社に頼らない人生を計画的に過ごすことが可能になることを強く強調しています。
その際、「リスクは管理できる」ことを前提に、ノーロードのインデックスファンドを中心に4分割で投資をすれば、『「お金を一気になくす」というのは杞憂』とまではっきり言いきっています。『合理的な楽しい金融の世界に投資することで、適切なリターンを得て、より自分の人生の自由度が広がっていくのだ』ということを常に強調し、とにかく一刻も早く投信積立を始めさせる道へと読者を誘導する内容となっています。
サブプライム問題についても2007年8月に終わった問題だという認識を示していたように読める箇所もあります。
証券会社の究極のセールス本といえるのではないかと思います。
踊らされる者がバカだといわれればそれまでですが、最近過剰にメディアに露出している筆者のクセのある顔を見ると、どうしょうもなく気分が悪くなります。
投資をはじめる前の一冊
金融知識の基本を学ぶための入門者用の一冊。
「投資ってなんか怖い感じ・・・。勉強する気も起きないし、お金は銀行においてとくのが一番じゃないの?」
という方に、投資・金融の教科書として、おすすめします。
「年金制度の崩壊」がずいぶん前から言われているが、なにも対策をしていない人。
とりわけ、確定拠出年金(日本版401K)や老後の資産運用を考えるきっかけに良い本だ。
未曾有の金融危機により多くの被害をもたらした犯罪的書物
2008年10月の「暗黒の一週間」で、株価は大暴落。他の金融商品による投資でも多くが膨大な損害をもたらしている。
この本が地獄への案内書となって、うっかり株などに手を出してしまいとんでもない被害を受けた方も多いのではなかろうか。
ちなみに著者の勝間和代は林真理子との対談で、本で儲けた印税は銀行に預けっぱなしでカードも作っていないなどと言っている。
下手なインチキ宗教よりもよほどタチの悪い話ではないだろうか。
金融商品の入門に最適かも!
Watch Video Here: http://www.amazon.jp/review/R1NN3WKI6HKMPM これから株を始める人も、すでにやっている人も必読ですね! そして、高校生や大学生にも読んで欲しいかも。
米金融破綻をみると
この本の登場は、私にとって遅すぎた感がある。
もしも、10代の頃に読んでいれば、資金運用に興味が持てたかも知れない。
これから投資を考える人にとって、金融の勉強をみっちりやりなさいという啓蒙は、
正論すぎて正直困る。金融の勉強をせずに儲けたいから、このような本を買うのだろうと
思っていた。また、この本が勧めている簡単な方法(資産を国内・国外の債権・株式に
分割する方法)は、金融機関が長期的に存続する可能性まで考えると、リスクの算出が
難しそうであり、あまり簡単とは思えなかった。
しかし、投資していないつもりで地銀や郵便局に預金することも意図しない投資に
なっているという指摘があったことで、私の目を覚まさせてくれたので、この本にも
価値はあった。
