- [著]小幡績
- カテゴリ:
- 新書 (248頁)
- ISBN:
- 4334034667
- 発売元:
- 光文社 (2008/08/12)
- 価格:
- ¥ 798 (税込)
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 400 より
期待はずれ。
他のレビュー評価を参考に購入しましたが期待はずれでした。
いままで他の人が言っていた当たり前のことを繰り返しているだけです。
内容も薄い、この本のどこが高評価?
キャンサーキャピタリズム
当たり前のことを当たり前だと分かりやすく理解させてくれる本です。
まあ、「今さら」感のある内容ではあり、分かってるならもっと早く言えよ……とは思いましたが。
「産業資本主義」はすでに「金融資本主義」に移行していて、生産と金融の役割が主客転倒してしまい、投資(投機)機会を求めて世界中をさ迷う資本がバブルとバーストを繰り返して実体経済を食い荒らす「キャンサー・キャピタリズム」(癌化した資本主義)が常態化していると。
著者が繰り返し指摘するのは、「バブル」はべつに異常事態なのではなく、現代経済はもはや原理的に「バブル」にしかならんのだと言うこと。バブルを起こしている投資家たちは、バカだったり狂っていたりするのではなく、バブルと分かっているからこそ、ライバル会社よりも多くの収益を得るために、資金を集め、レバレッジを効かせて飛び込んでいくわけです。
著者・小幡績氏(経済学者/投資家)のブログも、情報量が多いわけじゃないけどそれなりに頭をスッキリさせてくれるのでチェックしてます。
http://blog.livedoor.jp/sobata2005/
バブルについてのわかりやすい解説
「欲深くて愚かな人たちがいるからバブルになる」になるなどと言うのは、全くの素人考えであると言うことが本書を読むとよくわかる。ライバルに負けるわけにいかないプロが多額の資金を運用しているからこそバブルになるのであり、また彼らはバブルとわかっていても、なかなかそこから降りられないのである。
私は新聞に毎日1時間半ほど目を通すが、サブプライム問題にしても「住宅価格が永遠に上がり続けると信じていたがため」くらいにしか、解説されていなかったように思う。これは言葉が足りないと言うよりも、間違いと言った方が良いだろう。
バブルの発生から崩壊に至るメカニズムが、非常にわかりやすく書かれている好著である。
金融経済を理解する基本書
実体のないバブルというものを色々な事例を通じて分かりやすく説明してあり、理解が深まった。金融経済というものは実体のないもので、その実体のないところに価値をつけて膨れ上がっていき最後に破裂する。これの繰り返しである。だからサブプライムのようなバブルはこれからも発生するが事前に防ぎようが無い。いかに上昇気流の波に乗り、バブル崩壊時のリスクを最小化するかが投資の基本ではないかと感じた。
事実だけが書いてある本
タイトルに引かれて購入したが、全体的に目新しい記述はなく希薄な内容であると感じた。
序盤では証券化やバブル崩壊前の米国の住宅市場の動向などが書かれていて、
経済や金融に興味のある初心者にとってはそれなりに有意義な内容であると思えた。
しかし中盤から最後までは、ここ1年程の株式市場の動向が書かれているだけで、
ふだん経済ニュースを見ていればわかることばかりだったので物足りなかった。
分析や解釈も全て後付け講釈であり、結果論の域を出ていないのが残念だった。
小幡さんは今回のバブル崩壊がこれまでと違う種類のバブルと位置づけ、
21世紀型バブル「キャンサーキャピタリズム」と名付けているが、
その具体的な根拠は示されていない。
今回のバブルがオランダのチューリップ投機や日本の不動産バブルとは違う証券化商品であることにもっと着目し、
それに関連して今後の見通しを詳しく説明して欲しかった。
バブルは必ず生まれる
この本は
「バブルについて勉強したい人」
「ヘッジファンドの問題点を知りたい人」
「投資家」
におすすめします。
投資家がサブプライム関連証券に投資し続けたのはなぜか。
それは、バブルが儲かるからである。
これほど短期間に資産価格が上昇するイベントは無い。皆バブルが好きなのである。
危険を承知で、チキンレースやロシアンルーレットのような度胸試しを続ける事でしか、ヘッジファンドのトレーダーには生きる道がない。
「さすがにこれ以上はもう無理だ」と早々バブルのゲームから降りたトレーダーは、顧客から見放される。
堅実で利口なトレーダーほど評価が低い、という狂った構造が、バブル膨張の原因となっているのだ。
中盤、読みづらい部分は目立つが、近年の世界経済を理解するうえで、とても読み応えがあり、勉強になる一冊。
とても整理されている論文であった
流石、東大経済学部首席にて卒業されただけあって、とても整理され、
論点が分かる文章であった。
経済の成長をねずみ講に例えたり、「リスクテイクバブル」や
「キャンサーキャピタリズム」などといった造語にしたりと、とてもユニークな
言い回し方もあり、興味深く読ませていただきました。
内容には賛否両論あると思いますが、仮説をたてて、その仮説を論証しており、
その筆者の仮説が合っているか否かより、その仮説を証明する方法などの手法が、
とても興味深かった(もちろん内容も良かった)。
今回のサブプライムの仕組み等が論理的に分かりやすく説明されており、自分なりに
スッキリしたと思っています。
良く分かる
中間あたりの章は冗長ですが、全般的に分かりやすく読めました。よい本です。
いいんだけどタルい
この本、最初と最後の2割ずつ読めば充分です。とにかく延々と同じこと繰り返しちゃうところで嫌になりかけてしまいますが、でも言っていることは今読んでおきたいことなのです。
50ページくらいの小冊子だったら傑作でした。
日本のバブルを知らない人
全体によく理論が整理されており、説明は分かりやすいと思います。
上海ショックは、上海ではなくNYが原因とする見方は斬新だし、説得力があります。
しかし、バブルについて
「『誰もがバブルがバブルであることに気づかず、投資してしまう』というのは誤りで
『誰もがバブルと知っている』」と主張していますが、私にはこの感覚は理解できません。
80年頃の日本のバブルを知っている人なら、あのとんでもない状況で正確な判断が
できなくなってくるのは当然と、苦い思いが浮かんでくるのではないでしょうか。
著者の教えてあげようという言葉使いにもうんざりしますが、自分のまえがきを90点、
本文を99点と自己採点し、略歴に東京大学経済学部首席卒業〜とあるのには結構驚きます。
相場の世界では自己採点や、学歴というブランドが何も役に立たないことに著者自身が
気が付いていないように感じました。
