- [著]田中 芳樹
- カテゴリ:
- 新書 (222頁)
- ISBN:
- 4334076777
- 発売元:
- 光文社 (2008/10/07)
- 価格:
- ¥ 880 (税込)
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中国文学の翻訳で再評価されている田中芳樹氏の新作
「隋唐演義」や「岳飛伝」などの素晴らしい中国文学の翻訳で再評価されている田中芳樹氏の
最近の刊行作品のひとつです。古い「タイタニア」などの作品は未成熟で低レベルではありますがこの作品は成熟し、
氏の極めて高い力量に感動できるでしょう。個人的にはこういったシリーズはどうでもいいからまた偉大な
中国文学を無知な日本人に広めてほしいところです。とはいえ、シリーズの未読の人はもちろんファンなら買って損は無し
皆殺しの田中
「皆殺しの田中」は過去の著者の異名。
……とは言え、その「過去」は、登場人物が死んでしまったとしても、その人物が自分自身の友人のように、尊敬している先輩のように、悲しんでそれでもストーリーを読み進めようと思えた……
あまりにも悲しい。20年も前から読んでいた小説でこんな失望感を味わうとは……エステル、ザラーヴァントという存在はこの世界でこんなにどうでもよいものだったのかな。
せめて10年前、まだまだワクワクと著者の作品を楽しめた時期に完結して欲しかった。あまりにも手広く色々とシリーズを作って、どれも中途半端になってしまった。
低脳なレビュアに低評価されてますが気にするな
「隋唐演義」や「岳飛伝」などの素晴らしい中国文学の翻訳で再評価されている田中芳樹氏の
最新作です。古い「タイタニア」などの作品は未成熟で低レベルではありますがこの「蛇王再臨」は成熟し、氏の極めて高い力量に感動できるでしょう。個人的にはこういったシリーズはどうでもいいからまた偉大な中国文学を日本人に広めてほしいところです。とはいえ、シリーズの未読の人はもちろんファンなら買って損は無し
悪い学習をしたものだ
一読してまず思ったのは「何年もかかってこれか」という落胆でした。
この作者は同時に複数の作品を平行して書き、「書き下ろし」という形で読者の飢餓感をあおって売ってきたわけで、最盛期のものならまだしも昨今はこれが裏目に出ているとしか思えません。まあ、それをまたアニメ化したりするマーケットがあるのも問題なのでしょうが。一読者の意見でしかないけれど、若くもないのだし、今全部中途半端になっているものを一つずつキチンと書き終えるべきではないか、と強く思います。
人間いつまでも最盛期のままのペースで仕事ができるわけではありませんし。
とにかく浅薄な印象で、惰性で読むしかありませでした。
どなたかも書いておいででしたが、「さっさと完結させてほしい」につきます。
ゴーストライターじゃないですよね?
待ち焦がれた新刊ということで、期待に胸が膨らみました・・・が。
・文章にメリハリがない。
・展開に無理がある(エステルの扱いがあまりにも・・・)
・なんか投げやりな感じがする。
本当に田中氏が執筆したのか?ゴーストライターが書いたものではないのか?
という疑問が拭い切れません。
また、カバーイラストおよび口絵がどうも・・・。
中世ペルシア風がなぜああも西洋ファンタジー風になってしまうのか。
イラストレーターは本作を1巻からちゃんと読んだ事があるのかと問いたい。
田中さん。ここはぜひもう一度「書き直し」してはいかがでしょうか。
こんなのでは本作品のファンは納得しませんよ。
あんまりだ
発売日に入手したもののなんとなく置いたままでした。なぜだろう、と考えてみるに前の巻を読んだ時のある意味のショックが長引いているのに、今巻を読んで気づきました。
第一部ほどの勢いや描写を期待していたわけではありませんでしたが、前巻に引き続きがっかりです。戦記物である以上人死には避けられない話だとはわかっていますが、そのシーンを読んだ時に出た言葉は「ああ、死んじゃった…!」とか「いい死に方だった」ではなく、ただぽろりと一言、「あんまりだ」。
例え物語であっても人の死がこれほど軽い物なのか。描写の中のどこにも悲しみが感じられない、なんとも軽い、軽すぎる。そうとしか言い様がありません。
正直なところ、扱いに困って殺した、人数多すぎて書くのが面倒になったのか?と疑いたくなる程です。
恐らく最終巻までは、第一部から読み続けた人間として読むでしょう。それは惰性と義務感のようなものです。第一部を読んだ時の心躍るような感覚は、おそらく二度と戻らないのではないか、そう思います。
死ぬほどがっかりした。
作品を見限るときというのはこういうものか。と感じた。アルスラーン戦記を読み続け、待ち続け、そしてついに「蛇王再臨」にまでたどりついたか、と思ったのに。なんだあのエステルの殺し方。信じられん。待ち続けた自分がアホみたいだ。一人のキャラの死にそこまで怒るなよという感じだが、20年近く待ち続けた人たちは、きっとそう思ったと思う。
せめて10年前に終わらせるべきだった。それなら、死ぬにしても、きっと違った形になったはずだろう。作品は作者のモノだが、今回のこれは、本当に、10年以上待ち続けたファンに対する裏切り以外の何者でもない。これから、アルスラーン戦記を読もうかと思ってる人がいたら、絶対にやめたほうがいい。これほど人をがっかりさせる作品はほかにない。
まあ、感情的になってもしかたない。つまらない作品なら読まなければいい。だから、もうアルスラーン戦記は読まない。好きだった作品を見限るのは本当に辛いが、おもしろくないのだからしかたない。
風呂敷は広げすぎると畳むのが大変。
こういう架空世界の物語を読むときよく思うのですが、人智を越える存在(この話では蛇王)を登場させると扱いが難しいですね。
人間には持ち得ない力をもった強大な敵あるいは味方は、ストーリーの前半は話の起伏を作るために都合がいい存在ではあるけれど、最終的に風呂敷を畳むのは大変だし、ご都合主義的な展開になりがち。アルスラーン戦記の蛇王の存在はまさにそれ。
アルスラーン戦記は大好きなのですが、私としてはアルスラーン戦記に蛇王の存在はいらない。アルスラーンの成長と戦記物としてのメリハリだけで十分ではないかと思っています。だから、この巻は、どうにも今ひとつの感が拭えません。
蛇王・・・そんなに強大な敵に思えない。これは魔導師たちの力が(智力とか)あまりに貧弱なせいでしょうか。
十六翼将・・・とってつけたような16人目。功績にしても実力にしても、他のメンバーと差がありすぎて、他のメンバーも同列にされるのはイヤじゃないかと思えました。少なくとも従う一般兵士たちやそれまでアルスラーンに仕えてきた将校たちは、なんでアイツが?と思うんじゃないかなあ。
ナルサスの智略・・・うーん、その案、本当にいいの?と思ってしまいました。フォローは考えてるようですが、人民は見捨てられたようで、とても不安だろうなあ。地域の繁栄って、平和であってこそ、ですもの。戦いが終わった後、パルス軍が再びもどってきても、既にかつての繁栄はないような気がします。
全体に、慌ただしい印象を受けました。話を早く進めたいのかなあ、という。スピード感のある展開、メリハリのある展開と、丁寧な描写や詳しい書き込みが両立しないはずはないと思います。アルスラーン戦記、好きなだけに文句も多くなってしまいますが、作者様にはがんばって欲しいです。
ストーリーは、展開させるよりも、収束させる方が難しいものなんですねえ。
へぇ、あの人が・・・
昨日の夕方買って一気に読んでしまった。
前半はパルス以外の政情が延々続くので、久しぶりに智将と勇将の漫才を聞きたかった
私としてはちょっとイラッとくるところがあったけど、読み飛ばすと後々理解できないので
我慢ガマン。小説家さんは、こういう敵陣の話の部分を書くのは難しいだろうな。
悪役ながら魅力的なヒルメスや少々笑わせてくれるラジェンドラはともかく、
「ガズダハム・イルテリシュ」ペアやチュルクの穴熊のくだりはなるべく簡潔に、と
望んでる読者は多いのじゃないだろうか。それでも悪を描ききらないと、
善が引き立たないからね。
エステルとアルスラーンの再会は私も泣けました。たしかにエステルはあっさり退場して
しまった。私は、田中さんは最後まで2人を会わせないんじゃないか、と思っていた。
個人は友誼があるとはいえ、一国の国王と、一時は侵略者としてパルスに深い傷を負わせた
敵国の騎士(しかも貧乏な)。普通は再会は難しい。再会するとしたらどんな風に?と
興味があった。
だから、私には、この再会は十分ロマンチックに思えました。
悲劇の後のそれぞれの反応も、戦場を切り抜けてきた大人達のものだなと。
とりわけ、アルスラーンには王者とはこんなにも孤独なのだな、と思わせられました。
エステル以外にあと2人、主要人物が退場しますね。
1人は、今なんでこの人が?
もう1人は、その人物のライバルが私は大好きなので、とりあえず安堵しましたが・・・
皆殺しの田中は油断できないからなあ。
ストーリにガッカリ
最初のヒルメスの章はそこそこの展開だったが、
メインであるべきパルスの展開にただただ残念。
・エステルの扱いには非常に残念。前巻から伏線らしき書き方だったとはいえ
こうもあっさり消してしまうとは。1部での扱い、流れを考えると余計に残念。
・パラフーダが簡単に十六翼将になるのも如何な物か。
てっきり16将の最後の一人はエステルだと思っていたのだが・・・
とは言っても、将軍職につけるにはエステルでは知勇両面無理がある。
→なら適当な流れで適当な猛者でも入れとくか・・・って感じ?(勝手な想像です)
・最後に、次巻への話に動きを出そうという意図なのだろうが、
これもあっさりと翼将の一人を消す。その消し方も余りに無理矢理。
こんな無理矢理とってつけたような人死にで盛り上げようとするくらいなら
いっそのこと、蛇王と前面決戦→壮絶な戦いの末蛇王討伐→それでも全員帰還
とありがちでもハッピーエンドで大団円の方がまだマシだと思う。
