- [著]小池 真理子
- カテゴリ:
- 文庫 (306頁)
- ISBN:
- 4334741037
- 発売元:
- 光文社 (2006/08/10)
- 価格:
- ¥ 560 (税込)
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 1 より
踏み出してはいけない不安定な恋
「弟じゃなければよかったのにね。そしたら私、昭吾君のこと今夜の恋人にしていたかも。」
禁断の恋の匂いが否応なしに漂います。ドキドキします♪
それにしても小池真理子作品は登場人物や世界観が複雑で、私の持ち合わせている言葉では伝えきれません。
作品中、美沙緒の自論で「恋愛は劇場である。」という言葉が出てきます。
人は不思議なことに自分の恋愛事情を秘密にしておくことができないんですって。
ひっそりと始めて、ひっそりと終わることがない。
誰かに話したくて話したくて、自分たちの物語を聞かせたくなるそうです。
これには痛〜く納得しました。
何故ならまさに私がそうだから!
女性に関しては特に当てはまることだと思います。
好きな人や彼氏の話は、女性同士の会話の7〜8割を占めるでしょう。・・・いや9割かな(笑)
大好きな先輩は、彼女の話しはしなくても平気らしいんです。不思議ィー!('ε'*)
まぁ先輩は私のこと不思議だと思ってるのかもしれないけど。
「インセスト」は「近親相姦」という意味ですが、本来の意味とは程遠く、触れたいのに触れられない淡い恋のような、純粋で繊細な大人の愛の物語です。
美しいんだけど、もどかしい
姉弟として生まれながら、他人の手によって離れ離れになり、そしてお互い美しく成長して再会・・・。
とても綺麗に、女性が好むような描き方をされています。
でも最後があっけなさ過ぎるというか・・・。
「禁断」というテーマから、おそらくハッピーエンドで終わる事はないだろうと思ってはいましたが、なんだか寂しくせつない終わり方でしたね。
ああいうラストを用意していたのなら、読者としては一線を越えさせても良かったのではないかと思います。
でも結構ドキドキしながら読んだので、★は4つで。
