- [著]山口 和幸
- カテゴリ:
- 単行本 (301頁)
- ISBN:
- 4334974023
- 発売元:
- 光文社 (2003/06/24)
- 定価:
¥ 1,680 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 1,303 より
シマノとサンツアー
シマノは確かに現時点で巨人であるが、何十年もこの地位にあったような気がしていたが、世界で見ればまだわずか十数年といったところか。そして既に心臓部のディレイラー等でもSRAMなど新しいメーカーがどんどん生まれてきている。
まず、この本で学んだことは、ライバルメーカーであったサンツアーとの戦いのストーリである。
シマノが勝利した最大の原因は、冷間鍛造の技術であった。これは製品の品質を向上させる技術でなく製造を効率化させる技術であった。しかしこれが決定的な差となった。この話はトヨタにもつながる話である。
前田工業のサンツアーブランドは商売が下手だった。シマノは商品をつくり 前田は製品を作ったと言う。また、サンツアーの総帥であった河合が、自転車に愛着を持ちすぎたことが敗北の原因だと著者は愛情を込めて言う。
そういえば、ずいぶん年上の世代にはサンツアーを今でも熱く語る人が居ます。私も何か欲しくなって、台湾に残ったサンツアーブランド(河合は今もアシストしているという)のフロントサスペンションを買いました。
自転車好きのエンジニアは是非読むべき!
自転車好きで技術開発の仕事に携わっている人にお勧めです。
「シマノ」という会社の技術開発に対する姿勢がとても分かりやすくまとめられているだけでなく、実際に技術開発に携わっている人であれば、こういうのが『イノベーション』って事なんだな、と納得できると思います。
本としては、自転車の部品の知識は無くても平気ですが、自分で自転車をいじる人だったら、もっと楽しめると思います。
業界はちがっても一人の技術者として、読んで「技術者としての元気」が出てくる本です。それにしても、シマノって会社は自転車好きの技術者にとっては天国みたいな会社ですね。ちょっと彼ら彼女らが羨ましくもなります。
内容は★4つ
関係者への取材と証言や、
それを素材として著者が表現しようとしたものは素晴らしい。
内容は、まさしくプロジェクトX。
しかし、はっきり言って読みにくい。
章立て等の構成の練り直しが必要。
同じネタが重複して出てきたりする。
それと、専門用語や昔の商品に対する説明が不足していると感じる。
例えば、「シマノが凄かったのは冷間鍛造技術だ」といわれても、
どう凄いのかが伝わってこない。
当時の技術、同業他社との差異を説明してくれないと。
2章からこの言葉は使われているが、5章でやっと腑に落ちる説明がされた・・・。
構成含めた表現のレベルで評価を下げているので、本当にもったいない。
デュラエースがシマノの歴史
言わずと知れた自転車パーツのガリバーShimanoの歴史が
良く分かる本。
まるで社内報のような本だが、変な誇張が無く好感が持てる。
特にクレーンからデュラエースへの開発物語は、マニアでも知らないかも?と
いった内容も有り興味深い。
メカ好き初心者にはとくにお薦めです
夢中になって読みました。
真面目に自転車に乗り始めて1年ちょっとの初心者のわたしにとって,本書の内容は魅了に溢れておりました。
あらためてシマノのすごさを知った次第です。
わたしのような,自転車に乗り始めて日が浅い人,なかでもメカ好きの人には,とくにお薦めします。
私事ですが,昨年シマノ社に仕事の関係であるお願い事をした際,断られたのですが,その断り方がとても丁寧で恐縮したことを思い出しました。このような社風がデュラエースやXTRを生み出すのだな,ということを本書から教えられました。
読んでよかった(^^)
なお,確かにもう少し画像があるとさらに嬉しいな,とわたしも思いました。
もっと写真を
致命的なまでに図版と写真が少ない(というかほとんど無い)。
STIにしてもアームストロングのペダルにしても、他と何が違うのか写真を載せれば、もっと分かりやすいのに。
世界のシマノの秘密とは
デュラエースと聞けばシマノの最高グレードコンポ、と自転車好きなら、この自転車部品の開発物語に興味を持つのでは。
しかし、この企業の開発力はすごい。
シマノは何故『世界のシマノ』に成りえたのだろうか。シマノの強さの秘密はなにか。その答えを経営者、開発者、同業他社の証言を元に解き明かそうとしている。
冷間鍛造技術の完成、自社製品を試作しトッププロに使ってもらう苦労、どのエピソードも製品にかける情熱が伝わってくる。
本当の意味での高付加価値商品はこうやってつくるのだ、ということを教えてくれる。
シマノの強み
以前、友人に薦められた本である。
感じた事は以下の通りである。
①先端技術の導入
1)冷間鋳造
いち早く導入し、ノウハウを吸収し、量産体制を構築した。これは
トヨタ自動車よりも先駆的に実施した。
2)コンピュータを駆使したシミュレーションでの設計支援
シミュレーション技術を活用することで、開発と品質のプロセス
を結んだ。また、この導入により、開発スピードが格段に向上した。
②経営目標の実施
どこで生産すれば最高の品質で最速の納期で、適切な価格で供給できるかを常に考え、実践している。
③創業間もない頃より「海外戦略」
創業間もない頃より、アメリカ市場、そして、苦労話が多かったヨーロッパ市場に展開している。
この3つは自分にも生かせる部分が多い。私はエレクトロニクス業界ですので、機構部品の内容で読みづらいところはあったが、考え深いものがあった。この書籍を薦めてくれた「友人」には感謝したい。大学院生時代に鉄鋼とセラミックスの界面制御学をテーマにしていた為、少し助けられた部分もあった。どこで、何の経験が役に立つかわからないことも感じた。
プロジェクトX・・・
私は自転車競技のランス・アームストロング選手の
壮絶な闘病生活と、鮮烈な復活にすごく感動した一人ですが
自転車競技に関しては、ツール・ド・フランスしか知らなくて
ましてや日本の部品メーカーが、彼の自転車の心臓部を
作っていたとは夢にも思っていませんでした(笑)
この手の本は、たいてい会社の自慢と技術力自慢に終わる場合が
多くて、あまり読まないのですが、この本は企業の在り方とかを
考える上でなかなか良い本だと思います。
シマノはこう考えて、こういう企業努力で成功しました、
でも、こう考える会社もあり、こちらもまた正しいと思います。
というような書き方をされていて、好感がもてました。
ただ、専門用語というか、自転車部品の話が多いのです。
どんな部!品かは大体判るのですが、図説がすくないので
どういう風に改良されたとかが、わかりにくいです。
専門書ではないので、当たり前といえば当たり前なのですが
素人に一から説明するつもりで書いて頂けたらなーと思いました。
