- [著]江國 香織
- [著]辻 仁成
- カテゴリ:
- 単行本 (206頁)
- ISBN:
- 4344000862
- 発売元:
- 幻冬舎 (2001/05)
- 価格:
- ¥ 1,470 (税込)
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「鳥籠とカナリア」の話がすごくいい!
失恋をした際に、友人に薦められて読んだ「鳥籠とカナリア」の
コピーをもらって読んだのがすごく良かった。
その出典元がこの本だったので、買って読んでみました。
辻氏の「鳥籠とカナリア」の話を読むだけでも、
この本はすごく価値があると思います。
すごくいい話です。
失恋した人、相手を拘束しすぎてしまう人には
是非、読んで欲しい。
答えはないけど、いろいろな解釈ができる話です。
僕は読んでよかった。
力量の差
「冷静と情熱〜」は同じ共著であっても本が別だったのでさほど気にならなかったのですが、今回のようなかたちだと、どうしたって辻仁成の文章の下手さやセンスのなさが目立ってしまい、江國ファンとしては正直、「いらないな辻仁成」って思ってしまいました。
逆に言ったらそれだけ江國香織が上手い!ってことなのでしょうが。
あと、全体を通して辻仁成が江國香織に主導権を委ねきってる点も、どうなんだろう?って気がしました。
江國香織、大変だなあ〜って言うか…。
今度は是非、江國香織だけで恋愛エッセイを書いて欲しいです。
タイトルの美しさを裏切りません!
愛を信じるふたりが、交換日記のように、
恋愛について語っている一冊。
タイトルに負けず劣らず、中身も愛がいっぱい。
ふたりの恋愛観がとても素敵で、
恋することの楽しさや深さを再認識できます。
辻仁成の鳥の童話も、愛の心理を物語る
せつなくキレイなストーリー。
甘いんだけど、美しいので、
恋愛小説は苦手という方でも気に入るハズ。
鳥かごとカナリアの物語は絶妙
江国香織と辻仁成が対話形式で手紙のやり取りみたいな感じで、
あるテーマについて書きあったものをまとめた本。
エッセイ調なのでぱっと読んでしまえる。
『落下する夕方』や『神様のボート』で江國香織にはまり、
その続きで『冷静と情熱のあいだ』で辻仁成に興味を持ち、
『サヨナライツカ』で辻仁成にもはまったところで、
この江国香織と辻仁成の共著である『恋するために生まれた』に出会う。
辻仁成が別れた妻である南果歩のことを、おそらく素直な気持ちからであろうが、
妙に良く言うところや、
過去に女性に裏切られた、といったくだりが妙に繰り返し書かれているところは、
何かちょっとイマイチな感じがするが、
私はこの二人の作家の文章がそれなりに好きなだけに楽しく共感しながら読めた。
この作品のメインはやはり中盤に収録されている「鳥かごとカナリア」という作品だろう。
恋愛関係にある2人の間に生じてしまう支配と被支配の関係を、
鳥かごとその鳥かごの中にいるカナリアに投影した超短篇で、
ありがちな話といえばそうかもしれないが、
色々考えてしまうので、結局しびれる。
考えさせられました。
今…僕は素敵な恋をしています。僕は結婚しているのですが…。この本を読み…共感しました。僕は常識は他の人が勝手に作ったものだと考えています。自分自身に倫があれば…の言葉に…。少し恋愛観が変わったような気がします。素敵な人生にしたいと思います。僕のたった1度の人生なんだから…。
カップルで読んで下さい
中高年といわれる年齢層に属する評者が、自らは手にしないようなタイトルのこの本のレビューを書くことになったのは、同世代の女性の友人からこれを贈られたからである。なぜ?と思いながらも、読み始めると結構面白く、ついに読み通してしまった。著者の一人の辻は、始めに「愛や恋などという絶対的な形が存在しないことを語り合うわけですから、他人の庭を覗くような気軽な気持で読んで」ほしいと断っている。もっともな言い分であり、また、何が書いてあろうとも非難できない予防線にもなっている。辻はまた、冒頭で共著者の江国と自分の、尊敬し協力し合う不思議な友人関係についても触れている。この関係は、本書のテーマであるスパークとしての恋とコロナとしての愛のうちの、後者の具体例として、書中でたびたび述べられ、読者はいつの間にか、その話に最も強く引き込まれてしまう。ごちそうさま。「愛と孤独のあいだ」から「死と別れのあいだ」までの六章からなり、各章は節に分かれている。各節では、まず、辻が問題を提起し自分の考えを述べ、次いで、江国がこれを受けて、子供っぽさの混じった大人の言葉で、辻とは微妙に違う捕らえ方を披露する。著者たち自身の愛についての話以外では、辻の書いた「鳥籠とカナリア」と題する寓話や、彼自身の離婚の経験にまつわる話が印象深い。つまり、本書の中では、具体的な話が力強いのである。抽象論は、注意して読めば名言と思えるものもあるようだが、いずれも読後の印象が薄い。いろいろな年齢層の好き合ったカップルの、一方が他方へ贈って、自分たちなりの恋あるいは愛について考えるきっかけにするのに好適の本といえようか。
素敵な恋をしたい人に…
恋愛への確信を無邪気につづる江國に対し、辻は離婚で傷ついたデリケートな心情を垣間みせる。互いに信頼、尊敬しあう異性の作家二人が同じ恋について語りながらも、微妙に食い違う。どちらの作家に共感できるか、読み手を選ぶ本かも。
いくつになっても素敵な恋がしたい人におすすめ。
自分の恋を振り返れる本
大人になって知った恋は、私が10代20代に憧れ、恋してるつもりだったそれとは、全く違うものでした。(笑)
ひょうんなことで10才も年上の人と知り合った当初、戸惑うことが多かった。「それは大人の恋だね」と人に言われて「?」と思いましたが、今思えばそれが私にとっての最初の恋でした。これまでにない甘美な想いと引き換えに淋しくて切なくて毎晩泣いて寝つけないほどの苦しみも味わいました。
「恋をするのは大人の特権」
と、江國さんはおっしゃってます。そうでしょう。 大人の恋は奥が深い。(笑)
その苦しい恋から逃れるように始まった恋は全く異質な穏やかな恋でした。一緒に居るとまるで、ちょっとぬるめの温泉にポチャン・・・と浸かっているかのような心地良さ。
でも、どこかであの甘美な想いが忘れられない・・・。
辻さんが「鳥篭とカナリア」をいう童話をこの本のなかで 書いていらっしゃいます。 カナリアは、鳥篭の愛だけに満足できず、自由を求め外に出ますが、最終的に鳥篭の素晴らしさに気づき戻ろうとします。しかし、その時には、すでに鶯がその鳥篭の新しい住人となっていました。
私も頭では分かっていても、ついつい魅惑的なものに惹かれて、自分を本当に愛してくれている人をおざなりにしてしまい、気づいた時には遅かった・・・なんてなりかねないとな、ふと自分の身に置き換えて考えてしまいました。 私はカナリアを責められませんね。(笑)
この本を読むと、江國さんと辻さんのまるで交換日記のようなやりとりの中に、きっと自分に近い何かや恋愛における新しい観点が見つけられると思います。
お二人の考え方の相違も面白いです。不思議なことに私には江國さんのほうが、潔く男らしい(失礼)考え方をされてるように思います。でも、個人的には私は辻さんの恋愛感のほうが共感できます。みなさんはどうでしょうか?
