- [著]劇団ひとり
- カテゴリ:
- 単行本 (220頁)
- ISBN:
- 4344011023
- 発売元:
- 幻冬舎 (2006/01)
- 価格:
- ¥ 1,470 (税込)
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素直に面白かった
素直に読めた。最初の登場人物から彼の周囲にいる人へと主人公が入れ替わってゆく。ある種独特の手法でひとつの読み物として完成させている。書き下ろしの作品とは思えないほどいい出来で、素直に面白かった。
読まず嫌いはいけませんね
本書を読んで、劇団ひとりが一人何役もやる、オムニバス形式のドラマ(都会のシェイクスピア)を思い出した。
あれもまた、一人ひとりのキャラクターのなんともいえないおかしさと寂しさが漂う作品だったが、本作もまさにそんな雰囲気。
あの独特の雰囲気を書籍でも表現できるのだから、やっぱり文章力は相当なものなのだろう。
個人的には第一話が一番面白かった。
むしろ、最終話はちょっと冷めたかも。
次回作はいつ出るのだろう?
誰にでも書けそうで、実は「劇団ひとり」にしか書けない小説
芸人「劇団ひとり」が書き下ろした話題の短編集。
ホームレスに憧れ、数ヶ月間実際になってしまうサラリーマン、アイドルおたく、少しピントのずれたフリーターの女の子、ギャンブルで借金まみれになり、首がまわらなくなった男、家出して浅草のストリップ劇場の下働きをしていて、売れないお笑い芸人とコンビを組む女の子。こんな、人生を落ちこぼれ寸前ながらも、大真面目に一生懸命生きる人々を描いている。彼ら彼女らを見る「劇団ひとり」の目は限りなく優しい。また彼のコントを彷彿させるようなオチも各編に見られる。
本書は、誰にでも書けそうで、実は「劇団ひとり」にしか書けない小説である。
やっぱり
友人から借りて読んだけどつまらなかった。
内容でわなく芸人本というだけで売れただけだったし
映画もこれに便乗しただけあってつまんない。
はっきり言ってあの人は才能のない凡人(おぼっちゃまの方がただしいか?
いい本とは
もともとプロの作家でない人間の書いた小説に偏見があり、
なおかつ、個人的に芸能人としての「劇団ひとり」が嫌いだ
ったこともあって、この本を手に取るにはかなりの勇気が必要
でした。だけど、素直に楽しめました。
確かに、「ブンガク」としてはあまり洗練されていませんが、
読者を楽しませる「商品」という意味では、とてもよく出来た
小説だと思います。むしろ、まどろっこしい表現を使わずに
自分自身の素直な「言葉」で綴られた物語は、とても読みやすい。
日陰の人生を歩む人たちのドラマには、読む者を惹きつける力が
あります。
芸能人としてのネームバリューがなくとも、多くの人の心に
響く小説なのでしょう。複雑なプロットや凝った表現テクニ
ックで誤魔化してない分、余計にそう感じるのかも。
文学賞の受賞した本が「良い本」なのではなく、たくさん
の人に読まれる本が「良い本」なのかもしれないと、認識
を新たにする思いです。
もちろんこれはこの小説に対する個人的な評価であり、
「劇団ひとり」に対する評価ではありません。
この人にしか書けない物語
「芸人本」なんかじゃないですね、この完成度だったら、映画化しようって話にもなりますわ。一つひとつのお話の登場人物たちがつながっていくさまなんて、良質な映画を見ているかのようでした。
「オチ」をつける芸人ならではの発想、売れない時代があったからこそ持てるダメ人間へのあたたかいまなざし、育ちのよさから来るやさしさ…いろんなものがあいまって、劇団ひとりにしか書けない物語になっていると思う。
原石
単純に、おもしろかった!どのお話の主人公も自分と重なるところがあって、本を読んで久しぶりに親近感が持てました。笑ったり泣いたり驚いたり、読んでいて忙しい本でもありました(笑)どの主人公も「その物語の登場人物」だけでは終わらない魅力があります。作者の感性や物事を見る角度、物語の運び方に個性を感じます。どうかこれで終わらないでほしい。立ち止まらないでほしい。やはり難点は、文章だと思います。ところどころ「?」と思う言葉の使い方や、文章の書き方が見られたので、せっかく物語に入っているのに残念な気持ちになります。しかしそれさえも、彼の「作家っぽいキャラクター」というネタなのかなと思ってしまったり(笑)ハードカバーの写真も笑えますし。
デビュー作としてはおもしろかった
デビュー作としてはおもしろかった。全ての物語に自然とつながりをもたせていたのも読んでいて楽しめた。ボクが一番いいと思ったのが「拝啓、僕のアイドル様」。彼女に気持ちが届かないと分かりつつも彼女に精一杯の気持ちを注ぐ彼。ずっと彼女を応援してきたのに、ある番組をきっかけに売れっ子となった彼女。下積みからから卒業した彼女を見て、彼女から卒業することを決心した彼。そんな一連のやりとりが感動的で印象に残った。
なんで本を出せたのか…
ここでは物語の内容、キャラ設定やプロットなどではなく、文章について書きます。
正直、受け付けませんでした。始めの2、3ページで失笑し、半分あたりで呆れ、最後には怒りがこみ上げてきました。カタカナ擬音の多用、描写ではなく説明になっている、など私の一番嫌いな文章を書いていらっしゃいました。
これらは故意にやっている可能性もありますが、著者は本作が処女作品なので考えにくいです。
新人賞だったら第一選考にも通るかどうか…。
このような人が本を出せるなら、生活を切り詰めて書いているアマチュア作家たちが可哀想に思えてきます。
私の主観ですので、ご了承下さい。
爆笑問題太田光も大絶賛
短編オムニバス形式で、それぞれの話がところどころリンクしている構成。
笑いあり、涙あり、1つ1つの話にちゃんとオチもある。
演出過剰でクサすぎる場面が多々あり、それをどうとらえるかで評価が変わってくる。
カビチーズと同じで、独特のクサみを受け付けない人と、あえてそのクサみを好む人と。
好むと好まざるに関わらず、劇団ひとりのテイストが色濃く出ている作品。
自分は劇団ひとりの笑いが好きなので、ロマンチシズムとても楽しむことができた。
同じ趣味趣向の人には是非読んでもらいたい。
ホームレス中学生より、こっちが200万部売れろ。
個人的には、アイドルの話とおれおれ詐欺の話が面白かった。
余談。
お笑い番組など全然見ない母親(54)に読ませたところ、つまんないし意味わかんないと酷評された。特にアイドルの話がつまらなかったと。☆1つだって。
親子なのに、感性が全然違うという一例でした。
