- [著]辛坊 治郎
- カテゴリ:
- 単行本 (243頁)
- ISBN:
- 4344014391
- 発売元:
- 幻冬舎 (2007/12)
- 価格:
- ¥ 1,365 (税込)
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読み易さではダントツ!
これまで荻原博子→岩瀬達哉→長妻昭→保阪展人と年金問題関連の本を色々読んで来たが、読み易さは本書がダントツ。冒頭に置かれた、ある高齢者からの年金受給についての体験談の投書も「さもありなん」って感じで、掴みとしては効果的。
著者の主張で「国民年金は加入した方が得」ってのは納得いかない。現在、国民年金の支給額が生活保護の額より低いんだから、国民年金には加入せずに、生活保護受けた方が特だと思う。又、著者は、はしか予防接種の義務化を支持しているが、これこそ自己責任なので、広報活動を徹底するくらいに留めておくべきでは?
タイトルにある「誰も書けなかった」の真意は、結論部分で「現在の高齢者は年金を沢山貰い過ぎている」という、メディアでは一種タブーの高齢者バッシングが含まれている事ではないだろうか?
しゃれは効いている
しゃれは効いている。例えば、マクロ経済スライドは、マックロ経済スライド。確かに、マクロ経済スライドといわれても、一般の国民には何のことか分らない。当時の小泉首相も、専門家に聞いてくれ、と国会で珍答弁したくらいの代物だ。しかし、その説明は・・・宇宙人でもないと分りません、とある。それを一般の人にもわかりやすく解説するのが、解説委員の役割では?とツッコミを入れたくなる。
本のサブタイトルに「あながたもらえなくなる日」とあるが、あとがきでは、年金不安をあおるための本ではないという・・・もらえるのか、もらえないのか、どっちなんや!ともうひとツッコミ。
文章は、終始テレビの辛坊さんの語り口そのままなので、辛坊さんが好きな人は飽きずに一気に読めるだろう。ただ、誰も書けないほどの真実が出てくる訳ではない。
