「自分」から自由になる沈黙入門

  • [著]小池 龍之介

カテゴリ:
単行本 (181頁)
ISBN:
4344014782
発売元:
幻冬舎 (2008/03)
価格:
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12,458 位
評価: 4.0
2008
11/24
Mon

対象そのものの価値判断をせず観察すること

[No.26] posted by だん

仏教(禅?)の視点から心を悩ませる様々な問題について、どのような考え方を持てばいいのか、若者の言葉で平易に説明する。(著者は僕よりも若い方だった)
「念」「定」「捨」といった観念で対象を捉え、問題を消化していく方法は、なかなか人間そこまで簡単にはできないのだけれど、生きるうえで力になる思考スキルだと思った。また、著者がいうような、「意識」を集中させることにより、体のいろんな部分の感覚を鋭敏できるというのは新鮮に読めた。つまるところ、雑念を払い現在していることに意識を集中して全力をかけることがよく生きることにつながるのだろう。

2008
09/12
Fri

私には合いました

40.0% (2 / 5)
[No.25] posted by 家計を担うもの

文体やイラストなど表現方法に抵抗を感じた方のレビューが見受けられますが、私には合いました。非常にリズム感があって軽快な文体だと感じました。独特と指摘されている部分がテンポを生み出していて、トンッと次に移れます。弁士や落語家が語りかけているように、スルスルと読み進められました。

普通に書けば重くなりがちな内容。重厚で荘厳な表現の書籍は歴史が積み重なった分すでに沢山ある。古くから繰り返し伝えられている内容を今までなかった違う表現でアプローチ。
声楽家がオーケストラを従えて謡ってきた同じ歌詞を、今風にラップで表現を試みたと思えばいいんじゃないでしょうか。ラップじゃ歌詞が聞き取りにくいって反発的な意見が出てくることも含めて、私はこのノリ好きです。

2008
09/06
Sat

読んでいるうちに心が静まります

25.0% (1 / 4)
[No.24] posted by スポットライト

自分が知らず知らずのうちに、欲望をもって生きていることを知り、肩の力を抜く方法を楽しい語りで伝えてくれる本でした。読み進めていく内に自分を好きになっていることに気づき、心がゆったりとして、緩やかに時間が過ぎていくように感じました。

2008
08/19
Tue

良かったですよ、でも・・・

0.0% (0 / 2)
[No.23] posted by あき

仏教もこういう解釈をすれば実用的ですね

最近人と話した後で、喋り過ぎちゃったな、といやーな気分になることばっかりでしたので、本書を参考にして静かにできるように修行いたします。

内容はよかったのですが、イラストと文体が、苦しかったです。本の内容に集中できないです。


2008
07/26
Sat

21世紀スタイルの仏教

57.1% (4 / 7)
[No.22] posted by デルデルまとりょぉしか

カフェとお寺を融合した新空間”iede cafe”を運営していた若き僧侶が、
21世紀の今の日本らしいスタイルで仏教の教えを語る、というスタイルは、
斬新で面白い。
他に誰がこのようなアイディアを思いついただろうか?

10〜20代の若い人にも仏教の基本概念を知る機会を与えたという点と、
イエデ式修行法の内容が、出息入息法の紹介であったという点(観瞑想を勧めている点)が素晴らしいと思う。
(「三十二分身見」という方法が仏教で伝えられているということは、この本で
初めて知りました。現代では「ボディースキャン」と言われている方法です。)
ただ、ここで紹介されている実践の仕方は、あまりにも情報が少ないので、
観瞑想(ヴィパッサナー瞑想、マインドフルネス)を実践したい人は、
もう一冊、瞑想に関する本を購入することをお勧めします。

・・・宗教書の古典的名著を読んだ人は、読まないほうがいいかも。
中村 元や鈴木大拙と比べること自体、大誤りです。

2008
07/24
Thu

坊主萌えという新ジャンル

81.3% (13 / 16)
[No.21] posted by 坂パ

ザ・仏教王子の処女作。突然ですがこの本には3つの効能があります。
1)つっこみを入れているうちにこっちの心が鎮まる
この本の言い回しに腹を立てているあなた、甘いです(ごめんなさい…)。
この獄本野ばらもどきの文体も、これはもともと龍之介さまーと目がハァトになれる乙女だけをターゲットにしてるんだから仕方ない、と思えば腹も立たず。等といちいち自分を納得させているうちにいつの間にか精神的修養が! 大人になれる!
2)実用的側面もある
「呼吸」のくだりとかはおもしろかったっす。ヨガはもう古い! これからは仏教でエクササーイズ!
3)龍之介さまをキャラとして味わう
龍之介さまの痛い自意識にさりげなく自分を投影しつつ、ありがたいお説法をまるで母のように「うん、うん」と聴いてあげる優しい彼女の図、をイメトレするうちに、なんだか気持ちが満たされてストレスから解放されるかも! 痛くてもいいんだ! 自分を棚上げして他人に説教してもいいんだ!ってな。

正味な話、いやしくも宗教家を名乗る以上、俗人の感覚にローキックをくらわすのは当たり前であって、人によったら腹の立つのも致し方ないでしょう。この本はあまりに脇が甘いので(まさしく王子…)そこに目が行きがちですが、違和感を感じさせること自体は才覚の証しでは。処女作にはある意味その後のすべてが含まれているというし、どんな宗教アイドルに大成するか、たのしみだお!

2008
07/21
Mon

もうちょい

75.0% (3 / 4)
[No.20] posted by あまてらす

私は自分の怒りや悲しみをコントロールできず、表にだしたり、他者に話す事で解消していたつもりで、聞いてくれた人になんのストレスを与えていないつもり、でした。この本をよんでそれが大きな勘違いだと気づきました。この本は自分にも他者にもストレスを与える感情を、自分でコントロールする必要と方法を述べています。何も知らずに、根拠なく相手に期待したり、うっとり語ったり、相手に感謝を要求したりしちゃう、自分の制御ができない人は、耳は痛いでしょうが、目が次第に覚めてくれば、物事を落ち着いて見れるようになるのでぜひ読んでいただきたい。少し格好つけが鼻につく文ですが、価値があります。

2008
07/21
Mon

★身に付けたいことが沢山ある本です★

66.7% (4 / 6)
[No.19] posted by ルルル♪

持ち歩いて何度も読んでいます。
私は自己啓発本や、欲しいものが手に入ったことがイメージ出来れば何でも叶うというよ
うな読んでいて気持ちよくなる本が好きでした。
しかし、妄想がちだった私は、この本を読んでそういう内容への興味が薄れました。
大切な物に出会えた喜びと、変わろうという強い気持ちが芽生えた、一番心が動いた本です。
仏道についてユーモラスに分かりやすく伝えてくれていて、沢山の気付きがありました。
道徳的に正しいからという理由では人はなかなか変われないと思います。
しかし、欲や慢を見つめることで消滅させてしまうなど、仏道の法則を身に付ければ
何より自分が「楽に穏やかな気持ちで生きていける」と思うと、自分の得の為に是非変わり
たいと思いました。
完全に身に付けるのは難しいと思いますが、気付いて心掛けていくことで清清しい品のある
人に近づけるのだと思います。
今、出会えてよかったです。
独特の文体は私は楽しめました。雅でやわらかくて心地よく感じました。
また、イラストが素晴らしいです。大好きです。
魅力ある著者に興味が湧きました。
今後のご活躍を楽しみにしています。応援しています!!

2008
07/19
Sat

あっけないくらいの読みやすさ。

42.9% (3 / 7)
[No.18] posted by 街道を行く

あっけないくらいにすいすいと読み進めることが出来ました。仏教が教えているところの、自我。エゴ。これがあるからこだわり、捉われます。気楽に、らく〜にそういったものから自由になりませんか、ということだと思います。内容もさることながら著者の人となりに興味が惹かれました。

2008
06/22
Sun

世知辛い世の中に

45.5% (5 / 11)
[No.17] posted by 読書家志望

文体や表紙の軽さとは裏腹に中身はちゃんとした説法でした。著者は世の中にはびこっている「個性」や「自分らしさ」を生かそうといった風潮を批判しています。人間は本質的には自分のことしか考えていないので他人の事には興味がありません。そこで、我を張ってみても周りとの関係がこじれてしまうのは当然です。本書の目的は、「自分濃度」を限りなく薄めて周りとの関係を良好にすることです。

人間の本性は貪欲、瞋恚、愚痴のいわゆる三毒と呼ばれるものです。それぞれ自慢、不快、心の乱れのことです。よく知られている業という概念がある。それは負のエネルギーが蓄積して潜在意識の中に刷り込まれ、将来相応の結果を得るというものです。したがって、貪・瞋・痴に流されないことが業を悪くしないために不可欠になります。

実は、愚痴を話すだけでなく聞くことも悪い業を積む原因になります。そこで、人がくだらない話をし始めたら相手の感情を害さないように話の腰を折る必要があります。たとえばいい加減な相槌を打つことです。本書では「ふーん」「そっか」「そうですね」「さようですか」と言い「ところで」と話題を変えることが紹介されています。興味深い事に著者は模範的な否定表現に『お嬢さまことば速習講座』という本をとり挙げています。(p23)

時には、肯定せず否定もせずに沈黙でやり過ごすことも重要です。本音を正直に言うことがいいことだとは限りません。仏教では自分の考えに固執することは「見」といい14の不善心所とされます。以上仏教に一貫して流れる思想は『涅槃経』に
「心の師とはなるべし。心を師とすることなかれ」(p42)
とあるように理性に基づいた徹底した自己管理です。

自分を鍛えるための方法が第三章から語られますが、じつはこれは初期仏教のヴィパッサナー瞑想法のことだと思います。全体として日常的な悩みから瞑想法までちゃんとした仏教書でした。


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