- [著]石川 拓治
- カテゴリ:
- 単行本 (207頁)
- ISBN:
- 4344015444
- 発売元:
- 幻冬舎 (2008/07)
- 定価:
¥ 1,365 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 1,677 より
素晴らしい出会い
NHKの番組で(最後の5分しか視聴しなかったのに)とてもとても印象に残っていて、よく覚えていた方でしたので、新聞広告をみて早速本を買い求めてきました。
たまたまこの直前に、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を読んでいたこともあって、木村さんの目指されていることが地球規模でどんなに有意義で、またどんなに困難であるかが対比としてよく分かりました。熱くてモヤモヤしたものがこみ上げ、読後はしばらく口が利けませんでした。涙になってすうっと消えていくような類の感激ではなく、「ああ、この人の生き方に少しでも近づけたら」という切望や憧れに似た思い。私は学者志望ですが、このような方が日本を瀬戸際で無心に支えているんだという事実を、決して忘れないでいようと思います。
木村さんには、りんごに向けるその百分の一でもご自分のお身体に関心を向けられて、いつまでもお元気でお過ごしいただきたいものです。
冗談抜きでこれまで読んだ本の中で最高
感動した。NHKの番組で取り上げられたことのある人だなぁ位の予備知識しかなく、何気なく読み出したら、一気に読み終えてしまった。気がつくと2時間ほどであった。大げさに聞こえるかも知れないが、読む前と読了後では人間が一回り、いやもう少し大きくなった気がする。この人が実践したことは、単に無農薬のリンゴを育てただけではない。この本を読むことにより、人類が築き上げてきた文明(わかりやすく言えば、先進国における便利な生活)が、根本部分で過っていることに改めて気付かされた。これからの人生で困難に遭遇した時、木村さんだったらどうするだろうか、と自問することになるだろう。読了後のすがすがしさといい冗談抜きで最高の本である。
人の個性
もちろん、人にはそれぞれ持って生まれた個性、天性とでも云うべきものがあると思います。そういう面で考えれば誰もが木村さんのようにはできないのかもしれません。
この方の’すごみ”はひとつのことにのめり込むと徹底してやり続けること。決してあきらめないこと、負けないこと。思えば木村さんは本当に幸せな方かもしれません。ここ数年の中では間違いなく最高に感動した本です。お勧めです。多くの方に読んでほしいです。
最後まで諦めない
どこで諦めるか。諦めなければ限りなく理想に近づいていくもの。農業から教えられるのは大変なことだろう。昔流行った、夏子の酒というマンガを思い出した。
さあ、木村さんの船に乗ろう!
最初にインドの詩人「タゴール」の詩がある。著者のこのセンスがいい。
もうこの段階で、生涯の忘れえぬ一冊になる予感。そしてその予感が外れることなく、ただただ涙しながら読んだ。
死にたくなった若者からの電話、こわもてのお兄さんたちの訪問を受けた時のこと、そんなちょっとしたエピソードまでもが心に深く残る。
そして「枯れないでくれ」と声をかけて続け、見た光景は、、。
さあ、「みんなで木村さんの船に乗ろう!」
二番煎じ
木村さんの笑顔はチャーミングで素敵だ。とても偉業を達成した人には見えない。本を読み進めながらも何度も表紙の笑顔を見てしまう。そして、こんな素敵な笑い顔をする人だからこそ偉業を達成できたのかもしれないと妙に納得もする。
彼の無農薬、無肥料農業は知恵と工夫の賜物なのだが、その努力を読むにつれ、人間は農薬を使うことで思考を停止してしまったのではないかと思ってしまう。また、彼の農業は自然への愛情が源泉にあるのだが、彼の自然との付き合い方を読むにつれ、スローライフと呼ばれている世の中の大凡のものはファッションに過ぎないとも思ってしまう。
しかしながら、『私、バカだから』という木村さんの言葉は重い。家族に貧困を強い、人間関係を悪化させ、自身を見失い、死をも覚悟して初めて既成概念を振り払ってバカになれたのである。
一方で、この本を読み進めると非常に多くの疑問が沸いてくる。例えば、『農薬や肥料を与えなくても1個や2個の実はなるだろうから「奇跡」ってのは言いすぎじゃないか?』にはじまって、『無農薬では実らないとされるリンゴを無農薬で実らせようとするのは、農薬を使うのと同じ位、人為的なのではないか?』『自然態系が答えなら長い歴史の中で1回位偶然に無農薬リンゴが育ったりするんじゃないか?』『800本ものリンゴの木を集中的に植えること自体が自然の理にかなってないのじゃないか?』等々。稚拙な疑問かもしれない。しかしながら、本書には絶妙なタイミングで答えが用意されている。
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というレビューを書いてから、木村さん本人が書いた『自然栽培ひとすじに』読んだが、『奇跡のリンゴ』のオリジナリティのなさに驚いた。木村さんの自然栽培をPRしたNHKは評価されるべきだが、ノンフィクションとしてはオリジナリティがないことは致命的ではないだろうか?
本なのに映画のように物語が脳内で展開され一気に読みました♪
素晴らしい良書!
この本がこの時代にピッタリと
時間をあわせて産み落とされたことが奇跡!
地球崩壊が進む中、
間に合って本当によかった!
帯に書いてある通り、この偉大な奇跡は
人類にとって計り知れない恩恵をもたらします
農業から工業、日常の事件やトラブル、日々の暮らしなど
現代がかかえるさまざまな問題をブレイクスルーする
ヒントが満載♪
わかる人が読めばわかる宝の山!
志はあるものの
行き詰まってしまった脳みそを活性化してくれます!
もう一度理想や希望を求める勇気をくれます。
まさに現代の箱舟
“私の舟に乗りなさい!”です。
知識と経験と、目の前にあるもの
私の家は農家ではないが、幼い頃から米やリンゴの収穫を近くで見てきた。一面に田畑が広がる中で農薬が至る所で散布されているのも、当然のこととして見てきた。そうしなければ作物を安定して収穫できないという理由があるからだ。収穫できなければ、農家が収入を得られないばかりか、消費者はそれらを口にできなくなる。
木村さんのとった方法は、「リンゴを無農薬で育てる」というただ一つのことを目指し、どんな苦労をしても突き詰めた点ですばらしい。
けれど、大規模農業を営む人々も、一般的な農家も、自分の食べるものは自分で作ろうという人も、プランターでちっょとした野菜やハーブを育てる人も、思うところは同じなのだと思う。つまり、「良い作物、自分の納得のいく作物を作りたい」と。
そのために親や指導員や知人、本から栽培技術を教えてもらい、それを元に経験を重ねてゆく。ちょうど、木々の実が地面に落ち、その土に慣れ、育ち、命が繰り返してゆくように。知識は種、経験は土となって一つの命を育ててゆく。木村さんはその種も土も何度も何度も見つめ直し、それぞれが「生きる組み合わせ」を見つけたのだ。
この本を読んで、改めて周囲に広がる田畑や山林を見渡してみた。
多種多様な生物が、その中には息づいている。そのことが、今までよりずっと強く感じられた。
最後に、筆者の文章もすばらしい。だからこそ、木村さんの思いもありありと伝わってくるのだ。
決して諦めない信念
「すごい!」の一言である。無農薬でリンゴを作るという志もさることながら、何度失敗しても諦めない信念に心を打たれた。
無農薬栽培を始めたきっかけが妻の農薬に過敏な体質が農作業で危険を及ぼす可能性があるということ、偶然読んだ自然農法という本に感化されたことと、決して最初から強い志をもっていたわけではないのに、やり始めたらどんなに貧乏な生活をして家族を養えなくなっても、リンゴの木が枯れていく様子を目の当たりにしても、害虫が大量発生する様子を見ても、知人や隣人から馬鹿にされ続けても、決して諦めない信念がそこにはあった。
また、本当にすごいのはその奇跡を自分だけのものにして利益を得ようと考えず、周りに広めていくことで、自然を破壊するのではなく自然の恵みを受けて共存していくというさらに大きな志をもっていることである。現代の農薬や化学肥料を使った大量生産の仕組みを変えるのはもちろん簡単なことではないと思うけれど、木村さんの経験をきっかけに自然との付き合い方が少しずつでも変わっていけばもっと暮らしやすい世の中になるのかもしれない。
本当に
本当にステキな人。
表紙のご本人の笑顔がそのままのステキな人。
この人の笑い声を生で聞いてみたいと思いました。
人間的な力のある人、周りの人を楽しい気分にさせる人。
お金がなくて、夜の街でアルバイトをしていた時のエピソードも
本当は辛くて暗い話になるはずが、この人にかかると違います。
歯を折られるようなトラブルのあった暴力団の方に対してさえも
人として真摯な態度を曲げません。
こんな方は奇跡を起こしてもしょうがないでしょう。
宇宙人に目をつけられちゃってもしょうがないほどステキな方です。
