- [著]船戸 明里
- カテゴリ:
- コミック
- ISBN:
- 4344806522
- 発売元:
- 幻冬舎 (2005/10/24)
- 価格:
- ¥ 840 (税込)
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どんどん引きこまれる
一巻から通して、シリアスで仄暗い作風で、どろどろとした愛憎劇が
展開されていましたが、益々目が離せません。
主人公の家庭教師、レイチェルは、教え子達とだんだんと心を通じ
あわせることができ、仕事に打ち込んでゆくのですが、
次男・ウィリアムの策謀によって、翻弄されてゆきます。
二人とも、聡明で理性の人なのですが、それぞれ歪みを持っています。
その歪みが露呈されたときの展開といったら、衝撃的でした。
読者は、ただ「ええ!?」と唸るのみでしょう。
話は重めですが、作者の細やかできれいな描線によって、美しく仕上がっています。
(3巻は多少荒くなってるのでちょっと残念)
なぜか何度も読み返してしまう、そんな作品です。
美しく醜い愛憎劇。
船戸さん初のオリジナル漫画の第三巻!
やっと出たか~という待ちに待った「春の賛歌」の続編。
第一巻からぶっ飛びましたが、第二巻でライナスが救われ、
少しホッとしてたのもつかの間、ドカンときましたね~(笑)
正直、私はドロドロした話よりもサラサラした話のほうが
好きなのですが、この「あんだろ」は好き嫌い関係なく
読ませてしまう強大な引力を持っています。船戸さんはご自身のことを「フリーイラストレーター」
と称しておりますが、「漫画家」と変えても差し支え
ないのではないか?とこの作品を読んでから常々感じています。
これだけ描ける漫画家さんってなかなかいませんし。
船戸さん恒例の加筆修正は良いのですが、
一年に一冊のペースだといつ終わるんだ?!という
気持ちから星一つ減らして四つ。
でもオススメです!
ヴィクトリア朝時代の美しくも醜い愛憎劇、
ぜひお試しください。
読み応え十分!
待ってました!の第3巻。
ヴィクトリア朝時代の独特の暗さ・陰湿感がよく伝わってきます。
なんだろ…この雰囲気は…作者の画風が物語の本質ととてもマッチしています。
『エマ』は台詞を少なくして読者に余韻を残してくれているなら、こちらは台詞の多さからくる迫力と威圧感。
この世界を受け入れるには相当覚悟が必要かと…。
ただし、1・2巻を読んで復習することをお忘れなく!
『エマ』が東の横綱なら『Under the Rose』は西の横綱です。
作者がどのような終着点にたどり着くのかが楽しみです。
