- [著]バラク・オバマ
- [翻訳]棚橋 志行
- カテゴリ:
- 単行本 (416頁)
- ISBN:
- 447800353X
- 発売元:
- ダイヤモンド社 (2007/12/14)
- 価格:
- ¥ 1,995 (税込)
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是非、大統領になってこの内容を実施してもらいたい
現時点で、バラク・オバマ氏は民主党の大統領候補として、共和党マケインとの
大統領の座を争わなければいけない。現時点ではポイントもオバマ優位と言われて
いるが、これに関しては蓋を開けてみないと解らない。
書籍に記されていることは、今後のアメリカにとって、また日本にとってもとても
重要なことが書かれている。もし、大統領になったときにどこまで理想にたどり着けるのか?
ポイントはそこだと思う。
特に共感をもった章が最終章の「家庭と生活」であった。オバマ氏の人間味溢れる
一面が垣間見れる。また、親として大抵の家庭では問題となっている夫と妻と子供の
関係についてはとても共感が持てた。
アメリカほど極端ではないが、片親の家庭が昔より多くなった事、妻が働くことが
当たり前になったこと、その犠牲となるのは子供である。
日本でもそうだが、いかに子育てができる環境を作れるかは、企業はもとより、
政策にかかってくる。
その根底部分を手厚くしないと、これからの未来いかに技術革新が起ころうとも
人間が育たなければなにも意味のないものとなると思う。
私としては是非、大統領になり、この書籍=公約を守ってもらいたいものである。
大統領候補として十分な資格がある人だと思った
この本は原書でしばらく読んでいたが、読みやすい割には内容がなかなかつかめず、ついに四分の一ほどで読むのを止めてしまった。しかし、アメリカの大統領予備選をNHKテレビで見ているうちに、どうしてこのバラク・オバマ氏がこれほどの評価を受けるのかが知りたくて、急遽アマゾン.コムにこの翻訳版を注文し、メダンまで送ってもらった。
奴隷の子孫でもなく、しかもケニア人との混血二世という、前世で歴史的重みの少ないアメリカ人であるにもかかわらず、なぜ多くのアメリカ人の支持を得ることが出来るのか。そういう、いわば日本人的な疑問と興味を抱きながらこの本を読んだ。
さて内容である。この本は大統領予備選に出馬する前に書いたということもあってか、自分を売り込むような主張をほとんど感じることなく、アメリカに対する率直な思いが素直に出ているという風に読むことができた。現在の政局や、経済、労働事情、社会事情について問題点を把握し、その解決策を割りと具体的に述べていて分かりやすく、共感できる部分も多い。ここで驚くことは、アメリカの現状と日本のそれとが多くの部分で似ているということで、即ち、政党間の不毛とも言えるような論争、産業の空洞化による労働者の失職、基礎の部分で働く人が報われることの少ない社会、などについて共通点があると思った。
一方で、社会保障制度や医療保険制度など、基本的には日本のほうが進んでいると思い、このことに思い悩んでいる著者に、「日本の制度を参考にしたらどうか」と助言したい気持ちであった。
なぜこういうことを言うかというと、巷間言われている、共和党のマケイン候補が大統領になったほうが親日的なので日本にとって良い、ということを念頭に置きながら読んだからである。しかし、著者の考えを知るにつれ、それは杞憂ではないかと思うようになった。
最後に、大変にすばらしい翻訳だということを述べておきたい。
初の黒人大統領誕生なるか?
本書を読まれた方のほとんどは、オバマ上院議員の政策に賛成するか否かに関係なく、議員が非常に政治家として優れいていることに同意せざるを得ない。
リベラルでありつつも保守的である議員は、政治に最も必要なバランス感覚に優れておられ、本書の端々でそのことを痛感させられた。
また、なぜオバマ上院議員が大統領の椅子に最も近い人物のひとりになることができたかということを知ることができるだろう。
しかしそれ以上に理解すべきことは、現在のアメリカの政治が構造的に有している問題に対して、それらの問題を生み出しかねない立場の人物が、解決するために取り組んでいる状況がアメリカにはあるということだ。
もちろん、他人の芝は青く見えるという諺が示すように、アメリカの政治家だから力強く正当な活動をしているように感じたのかもしれないが、多くの日本の政治家には、あれほどの著作を生み出せないのではないかと思った。
また、日本語訳に関しては、英語特有の言い回しはそれほど見られず、自然な感じを受けた。
オバマ氏の人柄と主張がよくわかり、ファンになります。
昨年末にこの本を読むまでは、オバマ氏についてはあまり知りませんでした。しかし、この「合衆国再生」を読んで、アメリカに何十年に一度の本物の政治家が現れたと感じました。彼の経歴、実践、政治への信念が正直に自信に満ちた形でここには書かれています。ワシントンのロビイストや影響力のエージェントの手にある政治を、懸命に生きて幸せになろうとしている一般市民の手に取り戻そう。そして、アメリカ建国時や公民権運動の時代の精神を思い出し、「分断」ではなく「信頼」と「連帯感」に基づく国づくりにもう一度励もうと、オバマ氏は語りかけています(実際に彼にはケネディーやキング牧師に似たカリスマ性があり、スピーチも非常にうまい)。オバマは文章もうまい、本書は翻訳もいい。これに興味を持てれば、95年に書かれた自伝もお薦めです。オバマファンになった私は、本書をもう一度読み返しながら、原文のニュアンスも知りたくてPaperbackもオーダーしました。
オバマ氏が出てきた。
アイオワ州で党員大会が1月3日に行われ、民主党では得票率38%でオバマ氏が1位。
本命と言われたヒラリーは29%で、3位という結果に終わった。
早速、「合衆国再生」をレビューしてみよう。
オバマ氏は、この本の自己紹介のなかで、コンサルタントに
「本当に運が悪い、もちろん、いまさら名前を変えるわけにはいかん。」といわれている。
(オバマ氏の名前はオサマと韻を踏む上に、ミドルネームはフセインなのだ)
この部分は意外に重要だ。
ヒラリーは、フェミニスとの立場から、ヒラリー・ロダム(旧姓)、その他、ヒラリー・クリ
ントン、ヒラリー・ロダム・クリントン、ただの「ヒラリー」と名前を使い分けている。
また、自分に金がなく、いつも、いろいろな人に選挙資金を出してくれるようお願いするため
飛び回っていて時間がない。とも言っている。
ここも莫大な選挙資金を持つヒラリーとは対照的に描かれている。
この本は直接ヒラリーを攻撃したものではなく、むしろ自分の欠点をさらけだしている。
日本流にいうと、自分は地盤、看板、カバンがないが頑張っている。ということであり。
ヒラリーは地盤、看板、カバンだけで戦っている。と極めてソフトに暗示しているのだ。
この本は、アメリカの選挙カルチャーの特色である、比較広告と過激なネガティブ
キャンペーンを超ソフト化したものだ。
そうして、オバマ氏はこの本で、新鮮でソフト というイメージ作りに成功している。
ヒラリーは、長い間先行していたが、賞味期限は切れかけている。
元大統領の夫人が大統領になるなんて変じゃないか、という本音もでてきた。
ここからヒラリーが巻き返すことは難しいかもしれない。
なぜなら、ヒラリーに集まっていた勢力と資金は、勝馬に乗ろうとしていただけのものも
多く、新たな勝馬が出てくれば、容易にそちらにつくような存在でもあるからだ。
この本は選挙用キャンペーン本であるが、オバマ氏の本音の政策はよく見えてこない。
しかし、中々の戦略を持った本であることは、しっかり見抜くべきなのだろう。
