- [著]P.F.ドラッカー
- [翻訳]上田 惇生
- カテゴリ:
- 単行本 (295頁)
- ISBN:
- 4478300720
- 発売元:
- ダイヤモンド社 (2005/07/29)
- 価格:
- ¥ 1,890 (税込)
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ぜひ読んで!
初めてドラッカーを読みました。
内容は簡単ではないですが、具体例が多く理解しやすい。
和訳がとてもわかりやすく、初めての人でもすんなり読めると思う。
特に若い世代に読んでもらいたいですね。
読み応えのあるビジネス書を探してる人はぜひ!!
ビジネスマン以外の人も楽しめると思いますよ。
7000年後の課題にいかに対応するのか。
この本はハウツーものや何かを解説したものではなく哲学書だな、という印象をまず強く受けました。
非常に深みがあり、養分を与えてくれるような内容でした。
灌漑都市の成立を人類最初の変革だと捉えそこから農業、産業、医学と革命が続き、
現在がさらなる革命期にあるとしています。
そんな中で
技術=システム
と考え、あらゆる部分とあらゆる活動がからみあう有機体と定義している点や、
イノベーションを
"物事を新しい方法で行うことによって資源のもつ富の創出能力を増大させること"
と定義し
イノベーション≠発明
としているところが非常に印象的でした。
イノベーションを技術的なものに限定して考えてはいなかったものの、何かすごい
考え方を持った人がひらめくような、空から降ってくるようなものに近いと捕らえていた
部分があったため非常に参考になると共にイノベーションは適切な機会に適切な方法で
計画的に行っていかなければ、どのような組織であっても自分の属している組織が
存続の危機にさらされてしまうのだと思いました。
また歴史を振り返ってみるとIT革命だけが特別な革命ではないのだとも。
現在の技術の変化は一定の範囲だけでなく社会構造も変えてしまうような大きな変化
ですが、その波にしっかりと対応していく備えを常日頃から行わなくてはいけません。
残念なことにドラッカー氏は先日亡くなられ、今後新しい本も出ないのかと思うと
余計に思い入れが強くなる一冊でした。
トホホ、ペーペーの及ぶところでは、なかったです
技術と社会、文明とのかかわり、これまでの技術進歩と、人類・社会・マネジメントの変化、技術進歩とイノベーションの関係、技術と企業との関連、あるいは企業の技術戦略、資本主義とイノベーション、企業と知識、イノベーションのマネジメント、技術戦略、知識労働者の生産性向上、ベンチャー企業のマネジメント(組織、製品、市場)、ベンチャー企業の成功要因、イノベーションをおこす手順・・・これらの内容が、ごっちゃごっちゃに書いてあります。(個人的には)、決して読みやすい本では、なかったです。
また、これだけ範囲の広い本で、また、視点も高く、ペーペーには、理解の及ぶところでは、なかったです(トホホ)。
ある程度の規模の組織をマネジメントする、あるいは組織の方向性を考える立場であれば、参考になるのかなぁ、と思いました。
異色の切り口と感じました
ドラッカーが書いたといえばとりあえずは手に入れることにしていますが、しばらく新しい本もでていなかったためノーマークになっていました。書店で見かけたときは、まず題名に目がとまってそのあとドラッカーと気づきました。一応、数十年その系統の教育をうけ仕事をしてきたからです。
今回は、いつものドラッカーとは幾分趣きの異なる切り口になっているのではないでしょうか。”はじめて読むドラッカー”シリーズの既刊3冊は、過去の著作の再整理といえるものだと思いますが、本書で扱った”技術”という切り口ははじめて味わったような気がします。
「科学」と「技術」との関係、「文明」「歴史」における「技術」の意味、「技術の導入にかかる時間」と「技術の普及にかかる時間」の識別、など、いつもどおり多くの示唆をもらいました。
本書のような世界観で技術をとらえている経営者と仕事をする機会がもてれば、自らの成長につながるのだろうと感じました。
念のためあえて最後に書いておきますが、名が体をあらわすとするならば本書の名称は「経営者はテクノロジーをどう扱うべきか」といった表現が正確ではないでしょうか。テクノロジスト側の条件という視点で書かれているわけではではないようです。
MOTの原点
~ 今世間で話題になっている理系のMBAと言われるMOTがあるが、その原点がここに詰め込まれている。しかし、本当の意味での現在のMOTの在り方が、この本では方向性が違っている事に気がつく。例えば、ベンチャーのマネジメント成功に関し、多少技術経営とは趣旨が異なるかもしれないが、ドラッカーはキャッシュフロー予測の大切さや起業家の役割の認識を挙げてい~~る。また、技術マネジメントは作るだけでは終わらない、つまり全体の経営の中で会計、市場からのフィードバック等を含めなければならないとしている。
これは、今更驚くべくもないが、マネジメントそのものであろう。最近のMOTは、技術者の社内説得用の方法論の様に私には見えるが、やはり、その組織が利益を上げる事をゴールの頂点に掲げるべきではないか~~と考えていた。
そういう状況の中で、この本は、私にMOTに関する’そもそも論’を再確認させてくれた。今迄のこのシリーズ同様、迷った時に辞書的に利用できる構成となっているのでビジネスマンは必携と言える。逆に、星が一つかけたのは、このシリーズの新鮮みが私に取ってかけてきたところ。~
ドラッカーのMOTの思想と哲学が、経営思想と織り合ってここに!
今更言うまでもなく、ドラッカーはマネジメントの産み・育ての親と言われるほどに多大な影響力を持つ経営思想家である。そのドラッカーによる経営思想が織り重なり、MOT(技術マネジメント)の哲学として再編纂された一冊が本書である。
MOT勃興の折柄、具体的な技術論を身にまとうことは大切だが、本書における論考はMOTの背骨となる哲学・思想に向けた視座を提供する。
まず、私の目をひいたのは書名に掲げられた「テクノロジスト」という言葉。私には聞き慣れない言葉だが、サイエンティストでもなく実践と行動とを伴った技術のプロフェッショナルの必要性を説く言葉である。プロフェッショナリズムの啓蒙に尽力してきたドラッカーらしさが、この言葉に表象され、本書にはこの名に違わないMOTの太い背骨がある。
また、冒頭「文明の変革者としての技術」の一編は、文系でも理系でもなく、科学でも社会学でもなく、マネジメントでも技術者でも科学者でもなく、各者の視点を俯瞰する技術への歴史的考察がなされている。こうした普遍的洞察力が、経営思想家としてのドラッカーの魅力の中核であると思われ、MOTを扱う本書においてもこれは変わらないのだ。
ドラッカーの深く・広い洞察は、今普及が急がれているMOTに哲学と強い風を与え、イノベーションを必然とせざるを得ない今後の企業活動に理念を与える。本書は、その一端に触れる貴重な機会をリーズナブルに提供する一冊と言えるのではないだろうか。
