考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

  • [著]バーバラ ミント
  • [原著]Barbara Minto
  • [翻訳]山崎 康司

カテゴリ:
単行本 (289頁)
ISBN:
4478490279
発売元:
ダイヤモンド社 (1999/03)
価格:
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明快な文章を書くことは、明快な論理構成をすることにほかならない――。
本書は、マッキンゼーをはじめとする世界の主要コンサルティングファームでライティングのコースを教えるバーバラ・ミントが、独自の文書作成術を披露した本である。

著者はまず、多くの人がわかりやすい文章を書けないのは、論理構造に問題があるからだ、と指摘する。その上で自らが考案した「ピラミッド原則」と呼ばれる考え方を提示し、物事を上手に論理立てて述べるテクニックを伝授していく。序文で人の注意を引きつけるにはどうすればいいか、相手を説得するのにどんなロジックを用いればいいか、問題点をどうやってまとめればいいか…。文章について人々が抱くさまざまな疑問点について、それぞれ適切なフレームワークを用意している。サンプルとして用いられている事例が複雑でわかりにくいのは気になるが、その分実務でも応用可能な論理的思考の訓練ができる。

仕事で報告書や企画書を作成する必要のある人は、本書の内容を実践することで、戦略に基づいた説得が可能になるだろう。読むのに骨が折れるが、その分密度の濃い1冊だ。(土井英司)

2008
08/27
Wed

書くというテーマを通じて、考えるという本質論に踏み込む名著

[No.69] posted by 石坂 哲

ビジネスマンを対象として、平明にして論理的なビジネス文章の書き方を解説する一冊。書くというテーマを通じて、考える本質にまで踏み込んでいる、「ロジカル・シンキング」や「ライティング」部門の古典的名著である。

本書は、もともと経営コンサルタントを対象として書かれたものであり、読むにはそれなりの知的耐久力が要求される。しかし、本書に従い、まず考え、そのあとに書くという作業を続けていくうちに、文書作成能力の向上を実感できるだろう。

2008
06/19
Thu

文章は、技能の結晶

100.0% (1 / 1)
[No.68] posted by kabukaku

マッキンゼー社 初の女性コンサルタントとして活躍したバーバラ・ミントの著作。
文章作成に関する能力を評価され、ライティングの指導を行うことになったほどの方です。

例の『強み』でいうと、おそらく "着想"にあたると思いますが、
非常にわかりやすい文章の構成になっており、あっという間に読むことができた。

一部の方から、稚拙な訳ではないか、と言われているようだが、
そんな印象を全く受けないほど、素晴らしい内容でした。

ピラミッド構造、MECE、問題定義のフレームワーク、問題解決手法などが、
書く技術/考える技術/表現する技術という章立てで紹介されており、
コンサルタントが考えている、文章(文書)の意義は非常に大きなものであり、
その結果、表現されているものは、技能の結晶であることが理解できた。

2008
06/04
Wed

役に立ちました

50.0% (1 / 2)
[No.67] posted by aigleroche

仕事で「会社の改善案を書いて出せ」と突然言われて困って
いたところ、見つけた本がこれでした。

今まで漠然と文章とレポートを書いてきた自分にとって読み
進めるのが楽では無い本書はある意味一つの山でしたが、
何回か読んだ後はすんなりと言いたい事と言うべき事、しか
も読み手にもわかりやすいレポートを仕上げる事ができまし
た。

他の方が指摘するようにこの本を読むのは楽ではありません。
でもきちんと読んだ後、実際にレポートや文章を書くことで
成果がでる本です。

2008
05/15
Thu

論理は学べないが、わかりやすい文章は学べる

25.0% (1 / 4)
[No.66] posted by bal

私は専門的に論理学を勉強した訳ではありません。

個人的な興味で20冊ほど(形式論理もあれば、本書のようなビジネス書もある)の論理関係の本を読んだけなので差し出がましいのですが、
この本で紹介されている「帰納法」は本来の帰納推論とは違うと思います。

p75〜p89までの間に紹介されている帰納の例を見れば分かると思いますが、
単に目的と手段の関係であったり、抽象と具体の関係であったりするだで、帰納推論にはなっていません。
(試しにキーメッセージを手で隠して、子のメッセージだけでキーメッセージを推論できるかやってみると、推論できないことが分かります)

故に、少なくても正しい論理の知識はこの本では学べません。

この本のコンセプトは序文で述べられていますが、あくまで「わかりやすいビジネス文章を作成するための考え方」を紹介することで、論理はついでのような位置づけです。

もちろん、わかりやすい文章の書き方・構成の仕方を学べる点では良い本だと思います。
最近書店に「なぜ〜は〜なのか?」というタイトルの本が多く並んでいるのが良い証拠でしょうね。

2008
03/23
Sun

文書が苦手な人にこそ読んで欲しい

7.7% (1 / 13)
[No.65] posted by 関プbyウイン

 ビジネス文書をかりやすく書くための方法を非常にていねいに説明した本です。
 作者は、ビジネス文書をわかりやすく書くためには、導入部を挿入することで読み手にあらかじめその文書の全体像を見せることが非常に大事だと述べています。また、具体的な記述にあたっては、文書は論理的でなければならないと述べています。さらに、論理的に書くとはどのようなことか、論理的に書くためにはどのようにすればよいかを事例をあげながら説明していきます。
 私は、この本がとても好きです。なぜなら、文書を書くときに一番時間がかかる部分である文書の構成方法が書かれている初めての本だったからです。本書は分厚く、読みこなすのにもかなりの思考・時間を必要としますが、難解な本ではありません。腰を押し付けてじっくり読み、そして実践すれば今まで文書が苦手な人でも劇的に文書が変化することを保障します。副次的な効果として論理的思考方法も身につくようになるはずです。読者の努力次第でこの本の価値が決まると思います。

2008
02/01
Fri

文体が読みにくい

47.8% (11 / 23)
[No.64] posted by アマゾンコム

購入したのは一年前。ペンで書きこみながら数回通読した。
この本の論点は参考になるし、重要なスキルだと思う。

ただ、論理的な表現の仕方を述べているこの本自体が読みにくい。
一例をあげると、この本には演習を兼ねた例文がたくさん記載されているのだが、例文のなかの前提状況が予め述べられていないので前後関係がわかりにくい。理解するまでに無駄な時間がかかってしまう。まるで「起承転結」のなかの「起」が述べられていないので話の内容が頭に一向に入ってこないようだった。
それ故に、この本を読んだ後にいつもなら難しく感じる哲学書を読むと簡単に感じたくらいだ。
また、アメリカ人特有の図解表現が多用に用いられている。しかし、「なんでこんな簡単な説明をあえて図解を用いて紛らわしくしているのか?」と感じる場面が何度もあった。

個人的には「ロジカル・シンキング(著:照屋 華子)」をお勧めしたい。この本の要旨を簡潔に現代的に述べているので、より簡単に知識を得やすいと思う。

2007
10/10
Wed

ロジカルシンキングの古典的名著

44.0% (11 / 25)
[No.63] posted by 村岡公一

翻訳は悪く、内容も難しい。それでも尚、素晴らしい本です。ロジカルシンキングのあるべき姿を示してくれています。私が尊敬するあるコンサルタントは、この本は20回まで読まなければならない、と力説していました。

私自身、これまでに5回以上読もうとして、そのうちの1回を除き、全て途中で挫折しています。しかし、はじめに、でも述べられているようにこれを全て最初で理解する必要は無いと思います。(例えば第3部はプロのコンサルタント向け、とあります。)最初はとにかく第2部、それも厳しいならば第1部までを読んで頭に叩き込んで、日常的に訓練していくと良いと思います。

【こんな人にオススメ】
●じっくりとロジカルシンキングを身に付けたい人
●クイックにロジカルシンキングを身に付けたい人(第1部のみ)
●ロジカルシンキング本を何冊か読んだ人

2007
07/26
Thu

文書を人に解かり易く伝えるためのスキル

25.0% (5 / 20)
[No.62] posted by フジキセキ

本書の目的は人に解かり易い文書を書く事と考える技術です。

わかりやすく書く為にはピラミッド構造を用いて頂上に
自分の伝えたい唯一の考えを示す事です(階層構造)。

そのためには縦方向にはトップダウンとボトムアップを用いる。
横方向には横の並んだ考えのグループは何らかの論理的な共通点を
持ってグループ化されている。

何故トップダウンに配列するかと言うと読み手はトップダウンに考えを
記憶しようとするから。だからトップダウンで書き手の考えを示されれば
読み手は理解しやすい。

ものを書く時の実際の作業はボトムアップ型で自分の考えをまとめようとする。
これらを組み合わせる事が書く事の作業になります。

今回は書く事しか字数が足りませんでしたが、みなさんもyahooを見る場合
まずトップページからディレクトリーに検索、各カテゴリーをみていくでしょう。
あれを文書作成でも行ないなさいと著者は説明しているわけです。

2007
06/23
Sat

予習が必要かも。

70.0% (35 / 50)
[No.61] posted by 群青

本書は何度もかみしめるように読んでそこに含まれる栄養を自分の
血肉とするまで使いたおす本です。
ドラッカーの書籍が経営の大系を記したことで尊敬を勝ち得たように、
ビジネス分野における問題解決法と論理的なコミュニケーション法の
大系を記したことがこの本の偉大さです。
しかし、考える技術(問題解決法)を学ぶにせよ、
ロジカルに書く技術を学ぶにせよ、
予備知識なしにこの本を読むと、とっつきにくさを感じるかもしれません。

それは「考える技術・書く技術」が大系を余さず記した本であるがゆえです。
本書のとっつきにくさは、英語をはじめて学ぶ人が何でも載っている
分厚い英文法辞典で勉強するシチュエーションに似ています。
何でも載っているため全てを一度に理解し切れません。
それならば要点だけをかいつまんで理解すればよいかもしれませんが、
予備知識が乏しいほど、どこが重要なのかはわかりづらいでしょう。
最初はもっと分量の少ない平易な文法ワークで、
重要事項に絞ってざっくりと理解するほうが早く上達します。

たとえば、問題解決法なら「問題解決プロフェッショナル」
ロジカルに書く技術なら「論理思考と発想の技術」
解決策を分かりやすくプレゼンするなら「マッキンゼー流プレゼンテーションの技術」
これらをさっと読んで要点をつかんでおくと、
本書をより早くより良く理解できると思います。

個人的には本書の第3部がとくに有益でした。
問題は定義できればその半分は解けていると言われますが、
問題を定義するとはどういうことなのか、
どう定義すればいいのか第3部では詳しい解説がなされています。

2007
04/29
Sun

仕事の基本中の基本技術

47.8% (11 / 23)
[No.60] posted by GTL

論理的に考えるとは何か、論理的に話すとはどういうことか?
ビジネスの基本となる考え方をこの本で学ぶことができる。
ロジックツリー、MECE、コンサルタントの技術として広まったものであるが、すでに多くのホワイトカラー層で一般化された技術。いわば、共通言語として学ばなければならない素養として必須の技術だといえよう。この本を読み、メールやレポート、企画書を書く中で応用させればスキルアップします。

大学生なら、できるだけ早い時期にこの本を読む必要があると思う。
それを普段の生活や勉強で応用するだけで、試験の成績や物事の考え方がまったく違ってくるはず。それは、履歴書やエントリーシートを書く時にも必ず役立つ。
さらに、それは人生の基盤となる考え方の確立、就職や起業にも役立つはず。
この本を読むか読まないかで人生は大きく変わるかも知れません。


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