ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

  • [著]照屋 華子
  • [著]岡田 恵子

カテゴリ:
単行本 (227頁)
ISBN:
4492531122
発売元:
東洋経済新報社 (2001/04)
価格:
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数年前から、日本人の「コミュニケーション能力」の低下が精神科医の世界で指摘されているが、ここにきてビジネス社会のなかでも、個人のコミュニケーション能力不足がささやかれるようになってきた。私たちの社会が個々人のコミュニケーションによって成り立っている以上、仕事でも家庭でもコミュニケーションがうまくいかなければ、物事は何も進展しないし、問題も解決しない。

では、コミュニケーション能力が低下しているとはどういうことか。1つには、相手が何を言いたいのか、思っているのかを引き出す能力が低下していることである。もう1つは、自分の伝えたいことを相手にうまく伝えられない、ということである。そこに欠けているのが、論理的な思考と論理的表現能力である。

本書は、コンサルティング会社であるマッキンゼーのエディターとして活動している著者が、「ロジカル・コミュニケーション」の新しい手法について述べたものである。そのポイントは、話の重複や漏れ、ずれをなくす技術である「MECE(ミッシー)」と、話の飛びをなくす技術である「So What?/Why So?」を身につけることである。

MECEは「ある事柄を重なりなく、しかも漏れのない部分の集合体としてとらえること」を意味している。ちょうど、全体集合を漏れも重なりもない部分集合に分けて考える、集合の概念である。「So What?/Why So?」は、よく話をするときに「したがって」や「よって」「このように」などを使うが、それらの言葉の前後で話に飛びがなく、伝え手の結論と根拠、結論と方法のつながりを、相手にすんなり理解してもらうための技術である。「So What?」は「手持ちのネタ全体、もしくはグルーピングされたもののなかから、課題に照らしたときに言えることのエキスを抽出する作業」であり、「Why So?」は、「So What?」したときの要素の妥当性が、手持ちネタの全体、もしくはグルーピングされた要素によって証明されることを検証する作業」である。

これらの技術を何事においても習慣づけることによって、論理的思考力や論理的表現力がかなり向上するはずである。実践に即した問題も随所に載っているので、楽しみならロジカル・コミュニケーションを身につけられる。(辻 秀雄)

2008
05/22
Thu

提案力の基礎を学べる

100.0% (1 / 1)
[No.67] posted by (n_n)

相手の立場に立った提案書を書く、提案をする場合の考え方のベースを勉強できる本だと思います。所謂「MECE」の考え方を分かり易く、シンプルに勉強できるので入門書としては最適だと思います。
コンサルティング会社の新人研修や新人OJT等に活用するには非常に有効だと思います。また、コンサルタントのように提案する機会が多い仕事を続けていても、時々本を読み返してみると結構抜け落ちていた視点等が書かれている事があるので、勉強になります。

2008
05/19
Mon

丁寧に解説してあり、読みやすい

100.0% (1 / 1)
[No.66] posted by 一日一本

一段一段、階段をのぼっていくように丁寧に解説されています。
見ようによっては少しくどいかもしれません。

MECEについては、これでもかというくらい
しっかり書かれていて、その点はよいと思います。

ただ、実際に論理思考ができるようになるかというと、
この本だけでは難しいように感じます。

それにハードカバーにする必要性をあまり感じられません。
価格も高いし、すごい本を読んだ気にはなりますが。

2008
05/05
Mon

ロジカルシンキング本では一番です

[No.65] posted by トッテイ25

タイトルの「ロジカルシンキング」と聞いて少々とっつきにくい印象を受けたが、読んでみると、非常に読みやすく初心者でも分かりやすい内容だった。また、問題を章ごとに用意してあり、親切である。ただ、欲をいえば、問題の解答があればなおよいと思う。内容は、課題(テーマ)と相手に期待する反応を明確にし、いかにして相手を説得させる事ができるか。その説得する為の、論理的なフレームワークも紹介している。(ロジックツリーなど)話の漏れ、重複、ずれをなくす技術「MECE(ミッシー)」と、話の飛びをなくす技術である「So What?/Why So?」を用い説得力のある結論を導く。個人的に読んでみて頭がすっきりした。初心者のに方にも結構スラスラ読める本です。

2008
05/01
Thu

どんな人を対象にしているのか?

100.0% (1 / 1)
[No.64] posted by む。

読み手のレベルによって良書か物足りない書かというのが変わります。
論理的思考という技術について基礎ができている人には(値段の割りに)物足りない書、
初学者にとっては良書となりうるものだと思います。
いずれにせよ諸手で褒められる良書ではないと思うが、"どちらかというと"後者にオススメできる。

練習用の例題・問題が幾つも載っていて、それに対するヒントも書かれているのですが、
模範解答がないのが致命的です。
基礎ができている人にとってはこの点の問題はないかもしれませんが、一方で本文説明部分が
それら対象者には無駄な部分となります。
初学者には本文内容は有用ですが、例題・問題は独習に向かない部分と言わざるを得ません。
結局、どんな人を対象にしているにせよ不親切な本だと感じます。

私は著者のセミナーにも参加したことがあります。
結局この手の技術は理解した先の、その後の実用段階の繰り返しの
(訓練とも言うべき)経験によって本当に身につくものです。
それはセミナーで細かいご指摘を頂くことでも実感しましたが、それゆえに、
本書の解答のない例題・問題には問題があると言えます。
独習向けではなく教本向けというのは他のレビュアーも書かれている通りだと思います。
うまい商売してるなー、という雑感。

内容としては良いエッセンスが含まれているので、社会人・・・というよりも大学生くらいの
うちにこういう思考法を理解しておくことはオススメする。
(その際に本書で学ぶかどうかは要検討・・・、ってところ)

2008
04/25
Fri

具体的で分かりやすく、活用もしやすい

[No.63] posted by しーよん

他の論理思考の教科書に比べると難易度は普通ですが、事例が具体的なので理解しやすいと感じました。また、活用の際のフレームワークがしっかりしており、実務で使いやすいのではないかと思います。ただし難易度は中程度なので、初心者は更に薄く、簡単な入門書を読んで理解の後に購入されることをお勧めします。

2008
04/06
Sun

相手に理解してもらえる論理の作り方を学ぶのに最適

100.0% (3 / 3)
[No.62] posted by かんおおやま

相手に理解してもらえる論理を組み立てるには
どうしたらいいのかを学び始めるのに最適の書だと思った。
本書自体が読者によく理解されるように論理的に
組み立てられている。
ただ、本書を読み進むスピードと
論理力をつけるスピードは同じではない。
私の場合は、途中から追いつかなくなって
消化不良気味になってしまった。
この部分は本書の責任でなく、
個人の問題であろう。
もう一つ、リクエストとしては
模範解答のないトレーニング問題があるが、
入門者には、ちょっと厳しい感じもする。

2008
02/22
Fri

値段は高いが良書確定

80.0% (4 / 5)
[No.61] posted by 通勤電車読書

社会人で知的生産にかかわる人は必携の本だと思います。
読んでおいて損はないですし、必ず役に立ちます。

値段が高いとタイトルに書きましたが、これもあくまで一般的なビジネス新書に比べての事。
専門書ならびにセミナー本と考えると高くありません。
内容を鑑みると、人によっては 「格安」 と感じるかたもいるかもしれませんね。

とにかく、若いうちに読んでおくべきでしょう。
あらゆる物事を多面的に捉え、論理的に考えるようになる事ができるはずです。

2008
02/07
Thu

類書の中で最もわかりやすい

83.3% (5 / 6)
[No.60] posted by Tokisato

思っていることがなかなかきちんと伝わらない。自分でもしゃべりながら、何を言いたいのかわからなくなる。そういう経験は誰にでもあるだろう。この本では、論理的に伝えるテクニック(技術)を解説している。

まず始めに準備として、自分が相手に伝える課題を確認することから始まる。課題(テーマ)がずれていては話がかみ合わない。そして相手に期待する反応を考える。最後に答えの中身(メッセージ)を考える。メッセージは結論と、根拠と、方法の3つから構成される。そして、メッセージ(方法)は具体的に。自分がやってみろといわれたときにできるレベルであれば及第点。
論理的に思考を整理する技術は、MECEとSo What?/Why so?の2つのテクニックだ。そうして部品を並べる方法(論理的に構成する技術)として、並列型と解説型の2パターンがある。この4つの技術が使いこなせればロジカルコミュニケーションの土台が作られる。

実際に使いこなすためには、この本を読むだけではなく、日々の地道なトレーニングが欠かせない。野球選手が毎日素振りを欠かさないように、自分もこれらの技術を磨くトレーニングを続けていきたい。

2008
01/20
Sun

ロジカルシンキングでおススメしてみます。

83.3% (5 / 6)
[No.59] posted by てんた

この本を、論理構成力を磨きたいビジネスマンだけでなく、
小論文、論述が必要な試験対策が必要な学生にも勧めたい。

昨今、大学入試、および各種資格試験等において、論述形式の出題は増加傾向にある。

一方、どのような試験予備校も、暗記型の試験対策は充実しているが、
論述の対策においては、決定的な手法を持っているとは言えない状況にある。

世の中に、論理的思考を説く啓蒙書は数多あるが、その多くは管理職レベルにある
ビジネスマンをターゲットにしており、とっつきにくい部分がある。

そのような中で本書は、平易な文書をとり、身近な事例が多く例題として掲載され
非常にわかりやすい構成となっている。

欲を言えば、例題に対する模範回答がないため、若干戸惑う点もあるが、それも実
は作者の意図するところではないかと思う。例えば、グループ学習の形式をとって、
それぞれが答を持ち寄り、論理構成を比べたりするにも面白いのではないだろうか。

2007
12/21
Fri

ロジカルシンキングの入門書

83.3% (5 / 6)
[No.58] posted by なかさえ

ロジカルシンキングの入門書として、まずはこの本を勧めます。
非常に明解で分かりやすい文章で書かれており、初心者にもとっつきやすい事例が使われていて、つっかえることなく読み進めることができました。

この種の本はいくつも読みましたが、その中でも一番良かった。


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