- [著]小阪 裕司
- カテゴリ:
- 新書 (208頁)
- ISBN:
- 453226006X
- 発売元:
- 日本経済新聞出版社 (2008/05/09)
- 価格:
- ¥ 893 (税込)
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ユーズド商品:¥ 467 より
マーケット本。それ以上では無いです。
いわゆるマーケティング本。
でも、このごろ同じことばかり書いている気が・・・
あえて辛口で。
知りたいのは、『感性』で儲けだした商店が
いかにそれを継続し
再生産していったか?
という仕組みです。小坂先生。
組織が大きくなればなるほど、その『道』を維持するのが大変になってくる。
儲けにたかる人たちや志を別にする人たち。
ここは現代社会なのですから、
夢を見させてくれるメルヘンばかりの列記ではなくて
それをどう維持しているかの苦労話をほんとは知りたい。
『仕事ゴコロにスイッチ』は人材教育の名著でした。
わたしとしてはその続きがとても読みたい。
感性に訴えかける商法
直感ではお客様が買わないと判断するような商品であっても感性情報(感性に訴えかける情報)によって、判断を変えさせ、買っていただく商法。
最近商品の能書きを詳しく書いた商品を良く見かけ、またこれか・・・なんて思い、胡散臭く感じて買わないことがあるが、これは自分の感性を防御する本能が働いたということかもしれない。
文字で感性に訴えかける商法はそろそろ2番煎じ気味であるから、今後の感性商法は文字で表現されるものではなくなるだろう。最近は間接照明などの光、昭和を意識させるデザインが目立つかな。
なんていろんなことを感じさせてくれた一冊だった。
また、文章中、自分の考えと他者の考えの引用を明確に区別して記載されているところもすばらしいと思った。
おっしゃるとおりだ、しかし明日からどうやって売ろうか?
著者のおっしゃるとおりだ。
小生サラリーマン20年過ぎたが、だいたい「できるやつはこういうものをこう売っている。」「どこそこの店はこうやっている」みたいなものを盲目的にまねをして、玉砕していた。
20年も失敗を続けていたようなのだが、会社はクビにならなかった。
日本ではみんな、どこの会社もこんな感じでやっているのだろう。
(勤務先では今でも「好事例の水平展開」などと称して、組織的に進めている。)
そして、感性に頼る営業こそが重要だ、というお話が事例を交えて延々と述べられている。
おっしゃるとおりだと思うが、だからといって明日からどうやって私は売ればいいのか?その解は用意されてない。自ら探すしかないのではあろうが。
感性社会でのフレーム
現在、これからの社会で通用して必要とされる考え方を学びたくて購入、通読
読んでみると、「感性社会」というキーワードでこれからの社会で必要とされる考え方、感じ方、学び方を定義してくれている。また感性社会、感性社会以前の工業社会をそれぞれ「フレーム」という枠で認識してそれを変えることの重要性を説いている。実際に感性社会に通用する考え方として「思考プロセス」への注目を挙げて、情報社会の変化の大きさを見越した上で同じ考えが通用しない社会にいることを説明してくれていて、感性を磨く方法として、新しい社会であることの認識、現場を感じることと知量の蓄積を上げてくれている。自分としては、先の能力以外に仮説を構築して検証する能力は必須だと感じたが、全体としては非常に説得力があり読みやすい書籍になっていると思います。また、場の重要性を説いているのも印象に残っています。
消費者と販売者に焦点を当てているように感じますが、そのまま、自分と他者という関係にも結び付けられるので他者とかかわりながら生活している人全般にお勧めできる書籍だと思います。
安くて良いだけでは売れない時代
著者のいう“感性”とはちょっと分かりにくいが、要するに量ではなく質、それも
個人の嗜好により多様化した見えにくい好みということになるだろう。
それを刺激するには、従来型のフレームで真似たところで意味がない。
重要なのはその結論にいたったプロセスであり、その感性を生み出したエッセンスなのだ。
多様化が現代の一つのキーワードであるのは間違いなく、それを読み解くために
感性は一つのキーワードだろう。
200Pをぎゅっと要約すると
現代のビジネスにおいては、価格や品質を合理的に判断する「知性」に加えて、個人の好き嫌いに依拠する直感的な「感性」をデザインする能力が求められている。
たったこれだけです。残りは豊富な事例や識者の言葉、著者の意見などで埋め尽くされています。肝心の感性情報を創り出す方法については書かれておらず、内容的にはそれほど密度が濃いとは思いません。自分で考えろってことなんでしょうね。
しかし、ランチ1食分で自分の発想を変えられると思えば安いのかも?
(注) 余談ですが、貧乏な私のランチは200円もしません。
感性という言葉で、くくるのは確かに便利だし、現代をよくあらわしてる気はするが。
筆者は現代社会は「感性社会」だと定義している。
大量の情報の中から、なんらかの考えで情報を処理し、決め、ものごとを決める力、高次情報処理機能を「感性」という言葉で定義している。
センスがいいという意味での「感性」とは少し違う。
その考え方自体、現場で自分が感じている変化や課題に対して、大きな傘をかけてまとめてくれたという意味で、とても便利だと思った。
感性社会の特徴は、流動的である必要があり、変化の時代であること。
感性にうったえるには、フレーム(物事の見方)をずらしつつ、物事の価値を訴える必要性があることも強く言われている。事例も具体的でわかりやすい。
ストーリーテリングや、エクスペリエンスといった、最近マーケティングでよく言われることも感性というくくりで見直すと、結構理解しやすく、そこは非常に助かった。
少し内容が散漫なのと、事例が物販にかたよること。あまりに感性の連発ですこし引いたので、星はひとつ減らした。なんだか結局「感性」という言葉のしたに、なんでも安易に組み込めてしまうような気がしたのも、星をひとつ減らした理由である。
マーケティングのみならず、ビジネス全般に応用可能な一冊
感性の時代がやってきたことで、人々の消費行動はどう変わっていくのか。
誰もが気になるそのことを、「ショッカー幹部用のワイン」「クリーニング屋さんでDVDを売る」といった、わかりやすくもインパクトある事例を元に説いていくのが本書だ。
そのあたりの構成は著者の他のマーケティング本と同じなのだが、本書の内容はマーケティングだけでなく、ビジネス全般にまで広がっている印象だ。
確かに、人々の「物の見方」が変わっていくのなら、それは仕事のあらゆる分野に影響を与えるはず。
人々の感性を捉えるということは、小売業者やマーケティング担当者以外にも不可欠な視点となっていくのだろう。
非常に読みやすく一気に読めるが、読んだ後、いろいろと余韻が残る一冊だ。
そのうち、後で?いやいや、「今読むべき」名著、が身近にありました
シンプルな表紙で、地味な体裁の新書です。
冒頭から読み始めると、「なんだかわけのわからん、たとえ話が登場するし、
各章のタイトルも気をつかったのか、変なのばっか。こりゃ、失敗したかな?」と思って
読んでいきましたね。
「なんだ、ビジネス社会の競争を生き抜くノウハウを書いた本じゃないのか」と。
でも、そんな低レベルな内容ではなく、逆に、驚嘆すべきメッセージが入っていましたねえ。
古い工業化社会の思考フレームで、凝り固まった私には、当初、この本が言っている
ことは、ほとんど意味不明でした。文章は平易なのですが、逆に、平易だからこそ、
もっと説明してもらわないと、何を言っているのかわからなかったのです。
しかし、最後まで読み終えて、すっかり変わりました。効率化、工業化が終焉し、その教育方法も
時代に合わなくなった昨今。IT革命で情報の洪水になったこの、今の社会は、
「同じインプットでも、アウトプット、解が同じとは限らない」「解がないかもしれない」社会。
そういう潮流で、ビジネスは?あなたは?何を、どう磨き、向上していくべきなのか?
POP広告の話やDVDを売るクリーニング店など、身近な話題お織り込みながら、時代を画し、
元気が出る、いきていく「道(タオ)」のありか、を示唆する、名著です。
エピローグでは、著者が本書を上梓するきっかけになった、ある有名な話が語られるのですが、
読めば感激すること、間違いないです。迷いつつ、自分の仕事や毎日を暮らしている、すべての方に
お奨めします。
