- [編集]日本経済新聞出版社
- カテゴリ:
- 単行本 (184頁)
- ISBN:
- 4532490359
- 発売元:
- 日本経済新聞出版社 (2008/06)
- 価格:
- ¥ 1,575 (税込)
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ラストのどんでん返し
かなり的確にビジネスプロフェッショナルになるための道筋を各界の識者、御立尚資氏、田坂広志氏、糸井重里氏、石田淳氏、勝間和代氏、本田直之氏、冨山和彦氏が消化しています。しかし、まとめの部分、結論でどんでん返しが起こる。
要は日経テレコン21の呼び込みである。必要な方には有益だと思うが、私には必要ないので、かなり「ヤラレタ」感がある。
時代を見るヒントが満載
7名の方の仕事上意識していることを話してもらう企画。
「この章ではこんなことを学びましょう」というようなガイダンスがあるが、そんなこと無視して、一流の人の話に集中しましょう。
自分の特徴を時代の流れの中でどう生かしていくのか、自分の特徴を研究するとともに、時代の流れの先読みも必要。
あるいは勤めている会社組織を維持発展させていくには社会の動き読んでいかなくてはならない。何を指標とするか、何の動きをモニタリングすればいいのか、ヒントが満載です。
糸井重里さんのエピソードに「車の広告の仕事をしている時に実際にその車を買って乗り心地を確かめた」とありました。頭の中だけで逡巡するだけではなく実際に経験されているとは・・・。
御立尚資さん、本田直之さん、糸井重里さんのお話に特に感銘を受けました。
識者個々の視点が参考になる。さらに、1テーマに基づいて各視点が構造化されている点が良書
〇感想
本書は、「最近トレンドの人々の寄せ集め本」に思えるのですが、
そこに「情報活用力」というテーマを設定し、さらに7名の識者の
お考えを、下記観点で整理している点が素晴らしい点だと思います。
・テーマ
−勝ち続けられる情報活用力
・観点
−価値を提供し続けるために意識しなければならないポイント
−結果を出すために必要な能力の開発方法と事例
−情報収集、情報発信、情報活用の技術と技術の必要性 など
直前に「地頭力」の書籍を2冊読んだばかりということもあり、本書で
書かれている内容は、その具体例のように捉えることができました。
それだけ、各識者の視点がしっかりしているということだと思います。
特に、最初の2つの章で登場される御立氏と本田氏のパートは、
地頭本で書かれていた内容を習得し実践していた場合の姿を
具体的にイメージできる内容であり、語られている視点と
行動の元にある価値観は非常に参考になります。
本書で一番印象的であったのは、糸井氏の下記お言葉でした。
「技術と心得、さらにビジョンと志が伴って、初めて優れた
プロフェッショナルになることができる」(本文抜粋)
本書の編集の技術もあると思うのですが、上記お言葉で語られている
観点が、偶然か必然か、7人の識者の発言内容に含まれています。
そういう意味でも、7人それぞれの発言を通じて学ぶことは当然ながら、
全体を通じて1つのテーマの元、構造化された構成で捉えるとより有意義です。
〇構成
本書は下記のような構成になっています。
・7人の識者に対するインタビュー結果のまとめ
→文章は会話(質疑)形式でなく、ご本人が語られている
ような形式で書かれています。
〇7人の識者
・御立尚資氏
・本田尚之氏
・勝間和代氏
・石田淳氏
・糸井重里氏
・田坂広志氏
・冨山和彦氏
〇コメント
日経新聞が発行しているので、仕方ない面もありますが、
付録で付いている日経テレコンの説明は不要だと思いました。
「情報活用力」をテーマにしている以上、特定の情報ソースを
発行元の宣伝目的で含めてことで、本書の価値が下がる気がします。
掲載するのであれば、日経テレコンに限定せずに書いた方が
懐の深さを感じますし、何より本書のテーマにも合致すると思います。
エッセンス満載
さすがに現代のプロフェッショナルを集めているだけあって
かなり密度の濃い本でした。
7人分のプロフェッショナルの
情報活用や経営哲学のエッセンスが詰まっています。
おそらく皆さん自分の本で書かれている内容と
同じようなことを書いていると思うのですが
一つの本にまとめていることによって
バイブル的に仕上がっているんではないでしょうか。
やはりビジネスプロフェッショナルの皆さんは
言っている事の本質の部分は同じようなことを突いている
と感じました。
「情報」の本質をとらえ、仕事の成果に結びつける極意が満載
各界を代表する識者が、「情報活用」と紐つけてそれぞれ独自の
「仕事力」を紹介している読み応えのある1冊。
特に、「情報をどう仕事に活かすか」、すなわち、「情報を活用して
いかに仕事で成果を挙げるか」の極意を、「心・技・体」の3つの
観点からインタビューしているのは興味深い。
日常仕事をしていると、つい情報活用の「技≒スキル」の部分
(検索やリサーチの手法など)に気を取られがちだが、
「心≒情報との付き合い方における心構え」となるべき
将来仮説があってこそ、情報の価値が決まってくるということが
よく分かる。
さらに、収集した情報をつかってビジネスプロフェッショナルと
して成果を上げるためには、情報を血肉にできる骨太な「体≒
情報を活用するために必要な知識、能力」が欠かせない、と
いうことも非常に納得がいく。
「心」のパートの田坂広志氏、糸井重里氏は、全く違うテイストで
ありながら、根底に流れる認識は同じで、2歩も3歩も先の
視点から世の中の「変化」を見通す洞察力はさすがと思わせる。
また、「体」のパートは、百戦錬磨のビジネスプロフェッショナル
として、現場でいかに情報を成果に結実させていくかという
御立尚資氏、冨山和彦氏の迫力ある事例に溢れている。
本質的に情報を活用し、仕事で結果を出すためにはどうしたら
良いか、を考えさせてくれる。
そこそこ仕事で結果が出ているが、さらに一歩ブレイクスルー
したい、という方はぜひ。「情報」に対する考え方、付き合い方を
変えてくれる本。
