- [著]鈴木 義幸
- カテゴリ:
- ハードカバー (176頁)
- ISBN:
- 4534043805
- 発売元:
- 日本実業出版社 (2008/04/24)
- 価格:
- ¥ 1,575 (税込)
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自分がよーく見えてくる
この本は、
・いかに自分の中でいつの間にか流れている独り言が多いか
・その独り言が自分の行動にどう影響を与えているのか
の2点を教えてくれました。
自分をいい方向に導くためにその独り言をコントロールするのは、
まだまだうまくできません。
でも、
その独り言の存在をしっかり認識することだけでも、
自分に対して多くの発見を得られ、いい学習になっています。
読むべきか迷っているようでしたら、
私は読むことをオススメします。
信念や行動ではなく、言葉を変える!
この本で、いままで何となく感じていた疑問が解けました。
とりわけ外国人によるコーチングや自己啓発セミナーなどでは、「信念を変える」「行動を変える」といったやや強引?なメッセージが多く、日本人にはちょっとムリがあるのではと感じていました。
もちろん、彼らのメッセージは正論とは思うのですが、ふっと気がつくと、なんだかムリをしている自分や、変わったフリをしている自分がいるのです。
本書を読んで、そうした外国人の根底には、「神とつながった自分」という精神的な土台があることが分かりました。
なるほど、たしかにそういう精神的な土壌がある外国人の考え方を、そのまま輸入してもムリなはずです。
本書が、日本人に向けた自己変革の新しいガイドとなることを期待します。
なお、最後の方はフローやゾーンの話がやや多く、ちょっと凡人には過剰感があったため、★3つとしました。
まずはルーチン化から
常に主体性を持って行動するには?
感情的行動を理性的対応に変えるには?
本書には、自己と対話をし、自分をコントロールして、
ポジティブに生きていくためのヒントがたくさん詰まっています。
本質は、目の前のことに真剣に向き合い、その意味を考え、集中することであると思います。
忙しさに流される毎日を送っていると、自分を見つめる時間をとることもままならず、
実行することが難しいことも多いですが、簡単にできそうなことも書いてあります。
私にとっては「行動のスイッチ」でした。
ネガティブな感情をポジティブに変えるきっかけとなる自分なりの「言葉」を持ち、
同じ状況に置かれた時、毎回その言葉を呪文のように唱えるというものです。
何度も自分の中で実行し、ルーチン化することが、自分の感情を抑えて理性的対応を
とることができるようになれると感じました。
まずは、自分なりの「強い言葉」探しから始めています。
実践的
非常にシンプルで実践的な内容です。
セルフトークを認識する方法もシンプルでわかりやすくすぐに実践に移せると思います。ただ、実際にやってみるとなかなかセルフトークをコントロールすることは難しくやはり著者のようなコーチングのプロがそばにいてくれたほうがスムーズだろうと感じました。
本書だけでどこまでコントロールできるのかは未知数ですが、「よし、やろう!」と思わせるには十分な内容でした。
ピュアセルフとアイデンティティ
セルフトークとは「心の言葉」。何かあった時に、「すごい!」とか「ふざけるな!」など心に浮かぶ声。この言葉が感情と行動を支配している、というのが前提。
そしてセルフトークは言葉ゆえに、感情と違い自由に扱える。例えば、悲しいという感情の時でも「乗り越えるぞ!」という言葉を心に浮かばせることができるように。
このセルフトークを上手に扱えれば自分をより良くコントロールできる、というのがこの本。
特に印象に残ったのは、ピュアセルフとアイデンティティに関して。
ざっくりいうと、心の中にはピュアセルフとアイデンティティの2つがあり、前者は先天的に持つ純粋な、心の核といえる部分。後者は後天的に他人から影響を受け作られていったもの。
何かネガティブな気持ちになるようなことがあっても、人に作られただけのアイデンティティが攻撃を受けただけで、ピュアセルフの部分は傷ついたわけではないよ、ということを述べています。
実際に自分がネガティブな気持ちになった時、このことを思い出すと、すごく楽になりました。
実践的な内容満載で非常に役に立つ本だと思います。
敵はIf not?とWhy not?だ!
「打たなくては」「三振したら」「次もうまくやろう」
「前はこうじゃなかった」「こんなはずでは」
「また失敗した」「なんでできないんだ」
これらは、わたしたちの頭の中で絶えず起こっている
セルフトークだ。
しかもすべてネガティブなセルフトークだ。
著者は「変えなければいけないセルフトークはたった二つだけ」と
言い切る。If not?とWhy not?だ。
曖昧でつかみ所がないセルフトークを、
とても簡潔に整理してくれている。
また、ネガティブなセルフトークに気づくだけでOKというのも嬉しい。
ああしなければ、こうしなければと、
チェック項目が多いほど面倒になり、実行しづらくなる。
さらに、著者のアドバイスはシンプルだ。
言うべきことをきちんと言葉にしよう。
気持ちを言葉にする努力こそセルフトークの認識につながる。
「その場の空気を壊すかも…、相手に嫌われるかも…」をなくす。
その場で質問することで、やり残しがなくなる。
「未完了」なコミュニケーションを放置すると、
ネガティブなセルフトークが生まれやすくなる。
スッキリ頭に入ってきて、とても実践的だ。
本書を読み終えて、すぐに著者の他の本をすべて発注した。
「もう一人の自分」によるコーチ
第三者に対してはコーチできるのに、自分のコントロールはおぼつかない。
そんな方にはお奨めです。
誰もが「自分」の中に「もう一人の自分」を意識する瞬間があります。
その瞬間を意識的に捉えて「もう一人の自分」の存在を明確にし、さらに利用する、
というのが大まかな主旨だと受け止めました。
今回は部下などの「第三者」ではなく「自分」をコントロールするための解説ですが、
その中にコーチングのエッセンスも含んでいるため、第三者への働きかけにも
大いに参考になります。
読後に「これは使える!」と感じさせる良書です。
自分をより知るために有効な手段
自分が無意識で自分に語っているセルフトークを知ったり、
意識的に変えていくことでパフォーマンスを上げていくと
いった内容。それを実施するノウハウも書いてある。
実際にセルフトークを意識してみると「自分ってこんな事思ってたんだな」
と気付く事が多く、自分のセルフトークを知る事は自分自信を知ること
に繋がると感じた。
実施するのが容易であるため、すぐに役に立つ本だった。
