- [編集]造事務所
- [監修]吉永 進一
- カテゴリ:
- 文庫 (320頁)
- ISBN:
- 456966685X
- 発売元:
- PHP研究所 (2006/09/02)
- 価格:
- ¥ 680 (税込)
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 44 より
幅広く、浅かったり深かったり
海外から日本まで、天使や悪魔として伝えられている伝説上の生命(?)を幅広く紹介されています。
有名な天使や悪魔の項目ではイラストが付いていますが、ちょっとマイナーなものには付いていなかったりするので、その点はご注意下さい。
また、天使や悪魔というのは地域によって伝わり方が異なっている場合があります。
この点は本の中でも述べられており、場合によっては詳しい説明が書けない場合もあるようで、その辺の項目はバッサリとカットされていたりします。
なので、扱う幅は広いんですが、項目によって内容が浅かったり深かったりするので、手引き書のような感覚で楽しめる本だと思います。
目的次第
こんなに沢山の天使・悪魔がいて、それぞれの名前と簡単な役割がわかるという点においては優れていると思う。
ただ、深い知識が得たい人には向いていないだろう。
どちらかというと「目次」的な本。
イラストについては賛否両論わかれるが、電車の中で読むにはかなり抵抗があり個人的には辛かった。
イラストのスペース分、詳細な内容が書けるのでは、とも。
INDEX、入門書としては悪くないが
INDEXや入門書としては悪くはないけれど、
「これならアトラスのゲームの攻略本買った方がまだ詳しかったかも。」
という内容です。
イラストにしても、下手ではないが、想像力を描きたてるようなものではないし、資料文献からの引用でもない。
一番問題なのは、著述者の妄想なのか、歴史的に言われていることなのか、の判別が難しいこと。まぁ何を書き連ねても所詮はフィクションだから、といえなくはないが。
宗教や歴史などに対する考察が浅く、攻略本ですら、
「XXXの土着信仰の神がキリスト教により貶められたと考えられる」
と由来に対する記述が書かれているが、本書はそういう見方が浅薄。
西方、東方というアバウトな「括り」をつけるのは仕方がないが、このような神話、宗教関連のフィクションを語るなら、背景は「キリスト教」「仏教」「ゾロアスター教」といった狭義宗教から取るのではなく、文明、文化、地域性、などの民族学的背景に触れないと薄くなる。
バール、バエル、ベルゼブル、ベルゼブブの類似性や相違を取り上げているところはカイだが、これを語るならやはり背景を語らないと無理。
「マタイ〜から」というのではなく、その「マタイ〜」がどういう思想思考集団によって作られたものなのかまでいっておかないと。
例えば名前の類似性を語るのには、やはり日本語表記では限界があると思うが、カタカナで押し切っているあたりがなんだかなぁ。
いろいろ言ったところで、答えなどないのだから、せめて歴史的資料からの図版くらい載せてほしいものだ。
ソロモンの○柱の悪魔を語るなら、せめて紋章だけでも書けば?。
参考文献も、二番煎じ、三番煎じの文献が多く書かれていて、遡って資料を調べて出版しているのではなく、入手できる「日本語」資料の寄せ集め的な感じ。
ライトなファンタジー好きに
本書で紹介されている天使や悪魔は、小説やアニメやゲームで「名前だけは聞いたことがある」というものが多いです。ざっと目次を眺めるだけでもラファエル、アズラエル、ラミエル、アスモデウス、ラミア、アプサラス、バハムトなど…
そこで本書を読んでみると、実際とはずいぶんかけ離れた使い方、名前だけがなんとなく使われてるだけの作品と、逆に非常に深い意匠を持って使っている、深い意味を持たせて使っている作品が区別できるようになり(もちろんそれだけが作品の優劣を決めるものではありませんが)天使や悪魔が出てくるファンタジー小説やアニメ、ゲームなどがより一層楽しめるようになります。
ファンタジー好きなら読んで楽しいこと間違い無しのオススメの一冊です。
初心者向け、広く浅く
タイトルは「天使」と「悪魔」となってるが、いわゆるキリスト教的な「天使」や「悪魔」などだけでなくさまざまな宗教や神話などに登場する神に相当するようなものから魔王などが載っている。
少ないものは1/2P程度ではあるが、文庫本と言うことで価格も手ごろで入門には最適であろう。
まぁ、内容は広く浅くですので、それなりに詳しい人にはほとんど読み必要はないと思われ。
楽しめる
私は、とても楽しめました。
入門書としては最適なのではないでしょうか。
大著に比べ、見劣りするのは仕方がありません。
逆に、よくこれだけの内容を、コンパクトにまとめてくれたと思いますよ。
イラストに関しては賛否両論あるでしょうが、
名画からの引用があると、もっとよかったのでは?
少々、劇画っぽくなってしまったのが残念です。しかし、☆5つには間違いありません。
物足りませんでした
★をいくつ付けるか悩む本でした。
タイトルの通り、いろいろな地方の
「天使」と「悪魔」が紹介されています。
特にこの分野に興味がない人が手にとったら
★4〜5と感じても、おかしくないと思います。
たとえばルシファーの名前くらいしか
聞いたことがない人が読むにはオススメだと思います。
逆に、日頃からこの分野に興味があり
たとえば、この分野の老舗?の
新紀元社や原書房の本を読んだことがある人にとっては
物足りない本だと思いました。
残念ながら私は後者でしたので、
物足りなく感じてしまいました。
この本の巻末にも、たくさんの参考文献が紹介されていますが
失礼ながら、たとえば上に挙げた二社の本を二、三冊読めば
この本が出来てしまいそうな印象を受けました。
そのような、この本の性格を考えると
タイトルの「よくわかる」は他の本に譲って
「わかる」くらいにしたほうが良かったように思いました。
孫引きの匂いが
それなりに、項目も充実していますし、
説明文も、文庫のわりには頑張っていると思うのですが
如何せん、他の出版社の同種の解説書の
孫引きのような印象が強いです。
これは、文庫というボリュームを考えると、
仕方がないのかもしれません。
また、この本の解説で満足できる方も、
たくさんいるのだと思います。
ただし、正直なところ、個人的には、かなり不満でした。
本書の3倍近い値段の、他の出版社の同種の本の方が、
不思議と、読後感はよいです。
見事にタイトルどおりの内容
ミカエル、ルシファー、ベルゼブブといったファンタジー好きには御馴染みの有名どころから、羅刹、阿修羅、毘沙門といった東洋世界の使徒まで、コンパクトな文庫でよくぞここまでというほどの世界各地の多彩な天使と悪魔(おまけにソロモン王や三蔵法師といった聖人・魔術師まで)が、半ページから4ページ程度ずつの簡潔な内容で紹介されています。
とかく神話や伝承というものは、後世に様々な解釈がなされ、諸説乱立してしまうものです。本書の良い点は、可能な限りの客観的視点から、そういった諸説を幅広く、かつ、分け隔てなく紹介しようとするスタンスにあります。
例えば、「サタン」と「ルシファー」の関係。両者は同一の存在なのか、それもと別個の存在なのか。別個であれば、悪魔の総帥たるはどちらなのか。エデンでイブをそそのかし、禁断の実を食べさせたのは? 神に反逆し、天使ミカエルに討たれたのは? このあたり、理解が曖昧な方は結構多いのでは。そうした疑問に「答え」ではなく、なぜ曖昧になりがちなのかという「解釈の変遷と歴史」をさらりとまとめているところが本書の魅力でしょう。
また、仙田聡氏の美しいイラストが、天使・悪魔たちのイメージを掴むのに、大きな手助けとなってくれます。
確かに「入門書」レベルではありますが、だからこそ、通勤通学時にさっと知識を得るには最適。本書の内容だけでも知っていると知らないとでは、絵画やゲーム、映画などでこれらの存在に出遭ったときに感じる、興味や洞察の深さはまるで違ったものになるでしょう。
天使や悪魔に興味を持つ入り口は人それぞれでしょうが、どんな入り口から来た人でも、十分に楽しめる一冊です。
入門書
中々分かりやすく、興味をそそられる内容だったと思います。特にエヴァに興味ある方には必読の書ではないかと… 前作「世界の神々〜」と併せて読んでみるといいと思います。
