- [著]森 薫
- カテゴリ:
- コミック
- ISBN:
- 4757737262
- 発売元:
- エンターブレイン (2007/09/25)
- 価格:
- ¥ 651 (税込)
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 350 より
ドロテアさんのための1冊
「エマ」の読者の間では、実はエマより人気があるのではないかと思っている
ドロテアさんとその顔の怖い旦那さん(ヴィルヘルム)が、
若いころを回想するお話が載っています。
若い時の旦那さん、意外とかっこ良い。けどやっぱり顔が怖い。
若い頃のドロテアさん、実に可憐でかわいい。でも中身はあのドロテアさん。
それだけと言えばそれだけですが、「そこが大事なんです!!」。
ドロテアファンならこれだけで買う価値あり。
それ以外にもいろいろ載っています。それぞれ魅力的なお話で、絵もきれいです。
エマ本人は出てきませんが、これも立派な「エマ」ワールドのお話です。
買うべし。読むべし。
純愛・・・なんですけどね
受けが攻めに回ると、こんなにもエロイものかと初めて知りました。(笑)
恥じらうドロテア嬢がまた、いいんだなこれが。
エマはこういう所がウリという分けではないけれど、キャラクターの表現としては正しい。
メルダース夫妻の艶っぽいエピソードがある傍らで、ポリーとアルマのエピソードがあり、森薫の妄想ワールドは実に素晴らしい。(笑)
テオのエピソードとか、描きたいから描く、描いたから満足、そういう森薫だからこそ、読んでる私も嬉しい。
もはやエマではないな(苦笑)
一応エマ・シリーズの番外編という位置づけだが、ついにエマが一度も現れず、本編と
全く関係のないエピソードまで入るに至り、完全に筆者の趣味の世界に突入してしまった
本作。
一つ一つのエピソードはどれも興味深く、特にウィリアムとハキムの出会いを描いた
「友情」などは、本編中から興味があったテーマだったので非常に面白かったものの、
全体を通して番外編とはもはや呼べないのじゃないだろうか?。
特に歌劇場を舞台とした「3人の歌手」はエピソードとして非常に面白かったものの、
本編と全く関係がなく、時代背景さえ一緒なら何でも良いのか、と思えてしまい、
☆をひとつ減点しました。
次巻が最終刊の予定だそうだが、ぜひ「エマ」の絡むエピソード(エマとウィリアムのその後など?)が入ることを期待している。
女性が好感を持てる女性達
この「エマ」という作品は、実に珍妙な作品だと思う。
もちろんそれは「私にとって」という極々個人的な主観的な感想だ。
なにが珍妙かというと、私は「エマ」に登場する女性達に夢中になるほどに好きになってしまっているという事だ。
もちろん他の漫画でも、好きな女性キャラクターはいるのだが、やはり「好き」のメインは男性キャラクターだ。
でもこの「エマ」では、どちらかというと、男性よりも女性の方に魅力を感じてしまう。
主人公のえもはもちろんではあるが、他のどの女性達も実に魅力的だ。
今回の9巻では、大好きなドロテアのちょっとエロティックなシーンが描かれている。
本来なら男性が喜びそうな所だと思うが、女の私でもドキドキとさせられてしまった。それは決して厭らしい物ではなく、その豊満な肉体には憧れさえも抱いてしまう。
8巻より続いている番外編シリーズは、そんな女性達がたくさん出てくるサイドストーリーが読めるというのも楽しみの一つだ。
野生の王国
巻頭のリスのテオのお話が強烈に印象に残ってます。
森さんて動物も上手いんですね〜
ハラハラドキドキしながら読んで最後で改めて、
よかったよかった、本当によかったと、ちょっぴり涙したのは私だけでしょうか?
とにかくそれだけ心を揺さぶられたということです。
もちろん他のお話も面白いです。おすすめ。
番外編2冊目♪
19世紀イギリスを舞台に描かれる
ブルジョワジーの息子・ウィリアムとメイドのエマの恋物語の
番外編二冊目です。
エマの勤めていたドイツ人夫婦の馴れ初めや、
子どもや仲間のメイドたちの日常のお話と、
ウィリアムの幼少期に友人ハキムと出会いのお話、
以前ウィリアムがエレノアと見に行ったオペラの役者たちの恋のお話が
収録されています。
叙情豊かな綺麗な絵と、穏やかな中に書き込まれた人間の生活、
ちょっとコミカルなところもはさまれ、うっとりするような出来です。
普段は堂々と家をさばいているドロテア奥様の、かわいらしいところも見られて
大満足でした。
番外編があと1冊でおしまいなのが、残念です。
おまけの「登場人物年齢番付」も興味深かったです。
ドロテア奥様
ドロテア好きの私としては大満足の9巻ですね。エマは出てこないけど、それ以外の人たちにもいろいろな人生のストーリーがあるわけで、今自分が歩いている道にもさまざまな人たちが関わってくるのだとあらためて思います。ハキムがテニス上手なのには驚きです。あと1冊、10巻で終わるらしいですが、描写の細かさ、キャラクターの性格までよくわかるこの作品には作者の並々ならぬ意気込みを感じます。次はどんな作品を見せてくれるのでしょう。楽しみです。
琢き上げられた描写
森薫はセリフがなくても間や仕草で読ませる描写ができる数少ない現代漫画家だと思う。
この巻でのその威力たるやすさまじい。
第二話「歌の翼に」メルダース夫妻の閨での濃密な艶やかさ、一話目の「エーリヒとテオ」でのもの言わぬ者たちの描写などなど。
「エーリヒとテオ」や「友情」はうちのちびのような小さな読者にも安心して読ませる事ができます。
単なるサイドストーリー以上の何かが…
メルダース家関係のストーリーが多い今回の番外編。ウィンドウショッピングが娯楽になりだした当時の描写とか、ドロテアとヴィルヘルムのラブラブ話とか…。
しかし、個人的に一番気に入っているのは第9話『友情』。ウィリアムとハキムが始めてあったときの話だ。彼らが遊んでいるのを見て、ハキムの父親が述べた言葉が実に深い。
是非一読して確認していただきたい。今のインドの繁栄を考えると、この一言はますます深く、真摯に受け止めるべきことを述べていると思う。久しぶりに深く考えさせられる漫画に会った気がします。
エマ番外編
エマの番外編です。ドイツ人夫婦のなれそめから(エマの雇い主の)それからエマの同僚たちの休暇の使い方など。脇役に焦点が。
ドイツ人夫婦の寝台での語り、なれそめを語るところからはじまり、それから好きよ。という最後の台詞まですごくよかったです。
やはりこの人の描く人間心理や、イギリスの世界感などは美しいですね。
