- [著]長谷川 義史
- カテゴリ:
- 大型本
- ISBN:
- 4774610577
- 発売元:
- 教育画劇 (2007/08)
- 定価:
¥ 1,365 (税込)- 在庫状況:
- 在庫なし
ユーズド商品:¥ 687 より
隠された意図/主張が限りなく重い一冊
ポップな絵柄と、すっとぼけたオープニングから始まるが
そこに隠された意図/主張が限りなく重い一冊。
小学生低学年の部の課題図書だったらしいですが
それはかなり難易度が高いように思われる。
衝撃のページの舞台は、アフガニスタンなのか?
だとしたら、それを子供に充分に説明できる大人が
どれだけいるだろうか?
子供なりの受け止め方で。。。
表紙のポップさとは相反する後半の内容が賛否両論のようですが。。。
課題図書の中で3冊購入、この本「ぼくがラーメンたべてるとき」「ふしぎなキャンディーやさん」「ちいさなあかちゃん」ですが、3冊読んで、結論から言えば、息子が感想文を書くのに選んだのは「ふしぎなキャンディーやさん」でした。
でもこの本はこの本で、感じたものがあったようです。「この子死んじゃったのかな?」の問いに「生きてるよ!」というので「何でそう思った?」と聞いたら裏表紙に立ち上がったその子が描かれていたのです。「じゃあ何で倒れていたのかなぁ?」と聞いたら「凄く強い風が吹いたんじゃない?」と言っていました。親の私はナルホド・・・(かぜがふいている・・・)と続いてるもんねぇ。。。それは戦争の爆風?などと作者の意図を考えてしまいましたが。。。 確かに読書感想文にするには、感じた事があったとしても語彙の少ない小学校低学年の子供には表現するのは難しそうなので☆4つです。ですが、単純に読んだらすぐに面白かったと感じる本も良いですが、この本のように「凄い風が吹いて倒れたんじゃない?」から何度も読むうちに「どんな風だったのだろう?」「なんで風が吹いたのだろう」と感じ取ってなんとなく理解していく、そんなふうに長い時間をかけて読み続け、感受性などを育てるには、とても良い本だと思います。大人は意味がわかってるので子供が倒れていた部分には衝撃を受けますが、何の先入観も無い低学年くらいの子供から読むのにはある意味向いているのかもしれません。
自分がラーメンたべてるとき・・・
長谷川義史さんらしい、面白い趣向の絵本と思いきや、最後まで読んだときに
伝えられるメッセージはとても強く、そして、現代の子供には、よく考えて
ほしいことです。
食べ物の好き嫌いは、どうしてもあるかもしれないが、あまりにも安易に残して
捨ててしまっていないだろうか?
私たちが、当たり前に食事をしているその瞬間、世界のどこかに、目には見えない
から普段は意識しないけれど、食べるものがなくて命が消えゆく人もいる。
そのことを頭のすみにでも置くことができたら、食べ物に対する意識を少しでも
変えることができるでしょう。
衝撃の結末
購入した絵本は、ナンセンス絵本かと思いきや、ノンナンセンス。
ふかーいテーマがどっしりとかまえるいがいな結末がずっしりと腹にきた。
すごいなー。
大人と一緒に読む絵本。低学年課題図書としては疑問です。
他の方もレビューに描かれているように、低学年には補足が必要な本です。
タイトル・表紙から内容が連想できないことと、言葉少なく絵で表現されても、予備知識がないと意味が分からないからです。
実際1年生に読み聞かせをしましたが、説明不足のため「今日の絵本、面白くなかった。」で終わってしまいました。
地球を一周すると、同じ地上で色々な事が起こっているとは説明できても、倒れている人を「なぜ倒れているのか」または「死んでいるのかも知れない」と憶測で説明することもできないのです。
絵本単体では、意義のある作品だと思うのですが、レベルとしては高学年や大人向きだと思います。
折角の課題図書。もっと子供視点で本を選んで欲しいなと思いました。
語り合って完成する、読んだ意味
平和な、私たちの日常の、同じラインをずーっと延ばしていったその先にいる、さまざまな立場の子供たち。クライマックス(?)のページをめくったときの疑問と衝撃。
なんでお母さんは泣いちゃったんだろう…の理由も考えてみる。
それらの疑問に大人が丁寧に答えてあげることで、読んだ意味が完成するのではないかと思います。
これは、きっかけ。
読んで、それから地図をみて、親子で語り合う。
それから、親子でまた読む。
何やら、読書感想文(低学年)の課題図書のようです。
感想文は、そういった読後のやりとりを書いてもよいものだと思います。
子ども、絶句。
小学校低学年の読書感想文コンクールの課題図書のなかで、
タイトルと絵がいちばん面白そうだったので、
小1の子どもと一緒に読んでみました。
子ども、絶句。
手に入れたばかりの地球儀の知識に助けを借りて、ようやく、
「……こっここはアジアでしょう、たぶん、ママ??」
そしてふたたび手に取ろうとはしませんでした。
子どもなりに何かを強く感じた様子が伝わりましたが、
それは、「読書感想文」にするのはとても難しそうな、
いやむしろ「感想文」なんてカタチに無理矢理加工しないようがいいような、
そんなゴロッとした塊のようなものでした。
私自身も、言葉にできません。
言葉にしてしまったら、とってもありきたりな、訳知り顔なものになってしまいそうで。
この「ゴロッ」とした何かを、自分の言葉で、800字以内で、
感想文として書き上げることができた子どもさんがいたら、
是非その感想文を読んでみたいとは思います。
星はつけたくないのですが、つけないとエラーが出てしまうので、とりあえず3つで。
青天の霹靂
凄い本だと思う。 ユーモラスな内容を予想させるこのタイトルから誰がこの展開を予想しただろうか。
まさに青天の霹靂だ。
この本には最後に出てくる少年が、「どうしてそうなったのか」については一切描かれていない。
だからいく様にも原因が想像できてしまう。
大人なら。
しかし、子供にはその結果だけしか目に映らないので、ふーん?で終わってしまうだろう。
私には自分の子供に「昼間、普通に家族でラーメンを啜る」ことができる幸福について、どう言葉で説明してもやはりなかなか解ってもらえないような気がする。
それを一目瞭然にギュッ!!と閉じ込めた絵本である。
小1息子の感想「ぜんぜんおもしろくない!」
「ラーメンの話かと思ったのに・・・。」まあ、これが、小学1年生の正直な感想となっても仕方がないと、親の私も思います。
親、大人の私の感想は違います。胸に響くものがあります。
しかし、はっきり言って、低学年には、???です。
ちなみに、息子は数年前、長谷川氏の「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」は気に入って、何度も読まされたものでした。
発展途上国の子供の様子も何度となく見てきているうちの子ですが、いまのところそれが正直な感想だそうです。今年の課題図書だそうですが、これを読んでの小1・2年生の感想文を読んでみたいものです。
切ないけど、これも現実。
ぼくがラーメン食べている時、となりの家の子は、
となり町の子は、となりの国の子は何しているかな
と展開していくおはなし。
ほのぼのした展開から、貧しい国の様子、
恐らく戦争や飢饉が起こっている国の様子になり
世界中には今、色々なことが起きているんだとわかる。
そして、平和に日々暮らしていることが
普通ではない国もあるんだということがわかる。
風はどこにでもふく。
「風がふいている」「そのとき風がふいていた」
切ないけど、子供は何かを感じ取ってくれるだろう絵本。
楽しい話だけでなく、時にはこういう本を
読み聞かせるのもとても大切だと思う。
