- [著]アレキサンダー・エルダー
- [翻訳]長尾 慎太郎
- [翻訳]山中 和彦
- カテゴリ:
- 単行本 (431頁)
- ISBN:
- 4775970178
- 発売元:
- パンローリング (2003/07/31)
- 価格:
- ¥ 6,090 (税込)
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まとまりに欠ける
この本では、投資苑1で語られた基本的な投資戦略を具体的にどう適用して行くか、
を論じようとしているようだ。
その意図の結果なのか、テーマはあちこちに逸れ、
議論は投資全般、先物やオプションと言った分野にまで及ぶ。
●『どの市場をターゲットにするか(商品先物or株式or指標先物、オプションe.t.c)』
などといったテーマがまるまる一章を使って語られる。
●導入の章で、まったく唐突に、市場の『フラクタル性』について論じられ、そして以降の章ではまったくそれについて触れられない。
このように、投資苑の続編と言うより、投資苑の内容を振り返る『エッセイ(随筆)』
といった趣である。
構成の一貫性に欠けているのだ。
オプションについて論じている箇所では、
おそらく著者のエルダー博士はこの分野に精通していないことを示唆させるような
乏しい内容である。
このように、専門外の分野を語ることで、
著者の立場、本作の説得力を貶める結果になってしまっているのは
残念である。
また、他所でも指摘されている通り、翻訳が「残念」。
例えば、『組織化されたトレーダー』という項目があるが、
(おそらくOrganized trader の訳であろう)
「組織化されたトレーダーってなんだよ!仕手集団か!」
と突っ込みたくなる。
(蛇足ながら、「計画的なトレーダー」とか、「首尾一貫したトレーダー」とか、
他に適切な訳語はいくらでもあるだろう)
以上を鑑みて、第三者に自信を持ってお奨めするには少し辛いところがある。
かなり参考になります
かなり参考になりました。
自分のシステムつくりの段階において、システムの要素以外にも、資金管理や、感情コントロールといった要素でもかなりの手助けになってくれるのが本書です。
特に、3シリーズあるうちでもっともその要素が強いです。
また、著者の手法テクニックである3段階スクリーニングはとても面白い手法で、ぜひテストしてみたいです。
大事なのは規律
自分の資産を減らさないためにリスク管理の重要性を書いている。
プロのトレーダーの方の厳しい管理手法には、
ぼんやりと市場に入ってきた人達はびっくりする内容かもしれない。
資金追加のタイミングなど細かいところまで配慮されている。
ここまでやるかという内容はいざ実行に移すと大変かもしれないけど
市場の向こう側にこの内容を実践しているプロトレーダーがいると
考えると身が引き締まる。
方法論については他のシステムを批判しながら
自分のシステムの正当性を主張するのはちょっと無理があると感じたので1点減点してますが
それ以外の面では本当に素晴らしい内容。
投資苑1よりもこっちの方が内容的にも良かった。
長いのが欠点。
時間のある方にのお勧めします。
働いている方には厳しい長さです。僕は学生の身分で1ヶ月掛かりました。
全般的なことが書かれており総合指南書の様相を呈しています。
一番初めに投資について読むとしたら妥当だと思います。色々概観しているので。
ただ、ある程度全般的に分かった後では、ちょっと噛み足りない味ではあります。
ken long が推奨。
カーティスの本を読んだ人は、気付いたと
思うが、彼の本の中には、Van, Dr. Kiev, Dr. Steenbarger, M.Douglas
の名前が、相場心理の専門家の名前として、挙げられていたが、
Dr. Elder の名が無かった。
この辺りの事は、人其々なのだが、私や、ken long は、
Dr. Elder を、高く評価している。
理由は、ヒューモアの感覚と結び付いた「人間らしさ」と言う点に
有る。特に「狂気のゲーム」と言う側面を持ち、失敗した人間が
自殺してしまう事が、日本でも欧米でも、極めて頻繁に有る
この「トレーディング」と言うゲームは、其れらの点では「実際の戦争」と
良く似ているのだ。
「自殺に到るほどの狂気」は、「人間的で愛すべき」どころの
話では無い。「個人的な地獄」と言って良いだろうし、
本書にも、アルコール依存の話の文脈の中で、
その言葉が出て来る。
このビジネスは、
手法−資金管理−相場心理
の三つのサイクルを続けていく事がポイントで有る。
私も、2年一寸前とは変わり、現在は
メンタル中心の「場所」に居る。
ken long については『魔術師達の投資術』を参照。
筋道を通すべし
前半では、フラクタルの紹介があって相場の新しい見方(カオス系からのアプローチ)が紹介されるかと期待させるのですが、中盤以降は線形性に基づいた従来の相場指標(MACD MA等々)が紹介されます。この点については混乱しており、お奨め出来ません。
当該混乱を中和する形で、トレーダーの心理を解説した記述は筆者の専門が精神分析だけあって読み物としては面白いし、「相場に対する甘い考え」は敗者への道であることを繰り返し説明する態度は医師としての良心を感じます。
ただし、最も違和感を覚えるのは、個人投資家にとってデリバティブズ(先物を含む)をどう取り扱うかです。実需をかかえたホールセラー(銀行・証券会社)がリスクヘッジのために先物相場を利用していることを筆者は指摘しています。
その一方、デリバティブズでカモにされる個人投資家を例に出して、デリバティブズを個人のリスクヘッジの場として活用することを教えない(結果として隠している)点はフェアではないでしょう。
筆者のリスクマネジメントの基本は逆指値によるロスカットなのですが、値上がりした株の利益をつないで、利益を伸ばしていく手法がなければ、筆者が軽蔑するデイトレーダーと大して変わりないかと思います。
デイトレにもオプションにも言及してる。ウイットに富んでいて思わずニヤリ!
邦訳がうまいのもあるのでしょうか、
風刺やウイットの富んだ文章にぐいぐい引き付けられる
ものがあります。
デイトレに関して
かなり厳しい意見を述べているところ印象にのこりました。
為替取引きは寝ている間に動いたらどうするんだ!
と警告。
オプションの買い取引にも売り取引にも
それぞれ警告を発しております。
少々お値段高いですが投資を始めたら
1回の取引で得られる金額ですのでぜひ
参考に一読されることおすすめします。
投資苑2
原著のスタイルを重視した優れた翻訳だと思いました。
渡米する前に前著の「投資苑」も読んだのですが、翻訳の文体がばらばらで意味不明の箇所もあり不満が残りました。「投資苑2」は、米国にいたときに原書で読み帰国後に和訳を読みました。おかげで細部まで理解することができました。
本書は投資家の心理や弱点を徹底して明かした上で具体的な処方箋を示した説得力のある著作です。
さっそく、実践に生かすつもりです。
内容は良い。しかし・・・
高校生の英文和訳を読まされているみたい。
そんな文体です。
前作と訳者が替わっているんですね。
もっと推敲を重ねてから出版して欲しかったと
心から悔やまれる限りです。
前作よりもパワーアップ。
投資苑にもまして、良い出来だったと思います。
前作は指標の紹介中心といった感じでしたが、今回は実践向きでした。
この著者の良いところは、客観的に分析していることです。
投資系の書籍は自慢系ORただ運が良かっただけのものが多いですが
本書の良いところ2は継続的に勝つ方法&分析・仕掛け・手仕舞いに
ついてきちんと書かれているところですね。
よく、投資系の著者は逃げ道を用意している物ですが…
特に日本の著者は結構自分に都合のいい事言ってませけどね…(笑)
ただ、この本で書いている一番重要なポイントを実行するのは至難
の業だと思います。多分、ほとんどの人が無理だと思います。
確かに難しいが、それが難なく実行できるようになった時のリター
ンは大きいはずです。そう信じてがんばりたいと思います。
ネタバレはどうかと思うので、内容は買ってみてください。
(偉そうなことを言っていますが、トレードはまだしたことがあり
ません。準備中です。笑)
