- [著]チャールズ・ルボー
- [著]デビッド・ルーカス
- [翻訳]長尾 慎太郎
- [翻訳]杉本 裕之
- カテゴリ:
- 単行本 (372頁)
- ISBN:
- 4775970259
- 発売元:
- パンローリング (2003/12/20)
- 価格:
- ¥ 6,090 (税込)
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分析手法に引っかかりを感じる
「テクニカル指標の有効性を検証する」といった姿勢は好感が持てる。
しかし、検証の手法が統計学的にみてあいまいであったりと、
いわゆる「理系タイプの人」「論理的厳密性に関して納得したい人」
等には、お勧めできない一冊である。
例を挙げると、
本書ではADXの期間のパラメータが18日が最良であると推奨しているが、
どのような統計ツール・検定法を用いたか、
またサンプルの選択基準はどのようなものであったかについて
全く触れられていない。
分析の手法・過程の妥当性が不明な以上、このような最適化が意義があるかは分からない。
したがって、厳密な意味では解析結果の妥当性が疑われてしまう。
このことについて著者らは「こういった分析はまだ『ゆりかご期』にある」と
素直に認めているが。
多くのテクニカル指標の非有効性を証明してしまった
MITの経済学者たちの解析手法と同等の厳密性をもって
テクニカルの有効性を示す(あるいはMITの解析結果の反証を示す)ような
骨のある著作を期待した自分には
期待はずれでした。
ちなみに、自分はランダムウォーク仮説信者ではありません。
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なお、値動きの非ランダムウォーク性について厳密な議論をすすめている本は
カオスと資本市場―資本市場分析の新視点
あたりがおすすめです。
こういった良本が絶版になっているのは
所謂「ミーハー投資家」をひきつける本しか売れないからか・・・
どういう人に勧めるかと言うと
うねり取りで、そこそこ儲けられるが何となく釈然としない。
相場と言うものをもっと深く理解したい。
確かに儲けられるのだが、一体自分が何をやっているのか本当の所
よくわからない。
といった人にお勧めします。
つまり、うねり取りの様な職人技というのは、練習売買を
積み重ねていけば、確かに上手にはなるのですが、
所謂「知的タイプ」の人は、それでは耐えられないかもしれません。
数学の勉強法で「暗記派」と「理解派」が反目している様なもので
テストの点が取れればいいじゃないか、いや理解してなくちゃ
全然無意味だ、というように
相場は儲かれば、何で儲かったか説明できなくたっていいんだよ
と言う人には、この本は名著ではありますが、不要です。
そうでなくて、何故儲ける事ができたのかという事を、
他人にではなく、自分にちゃんと説明できないと
物凄くフラストレーションを感じるという人は
考えるきっかけとして、繰り返し読むことを勧めます。
具体的な事を言いますと、林輝太郎氏の本に
「相場師は、昔から縁起をかつぐものである。」
との一節がありましたが、
相場で勝ち始めてから、妙に験をかつぐようになった、
それどころか迷信深くなったんじゃないか、
そういう自分が、何となく厭だという方、
不合理的思考の解毒剤になると思います。
ついに日本語で出版されました!!
システム売買においてあまりにも有名なルボー&ルーカスの共著です。この本を日本語で読むことができるようになったのは、本当に喜ばしい限りです。本書で本当に価値がある部分とは、掲載されているテクニカル指標よりも、その有効性を検証する手法にあるのではないでしょうか。検証ソフトウエアが進化した現代においても、このような検証法はカバーされていません。検証ソフトウエアが進化し過ぎたため、カーブフィッティングのシステムを無意識に作ってしまうケースも多々見受けられます。本書の本当の価値が色あせることはないでしょう。
テクニカル指標を実際の売買で生かすノウハウ
現在ではさまざまなチャートソフトが販売されており、安価で有用なソフトも数多く出ています。どのソフトにも多くのテクニカル指標があり、簡単な操作で誰でも複雑な指標を自分で計算などせずに表示できます。 ただ、便利になったものの、その指標を有効に活用できなければ利益に結びつけることができません。数多くのテクニカル指標のうち、著者が長年の実践経験で役に立つと判断したもののみ、その活用方法が掲載されています。テクニカル分析の知識が増えても、その知識を効果的に利益に結びつけるのは容易なことではありませんが、それを可能にしてくれる出色の1冊といえます。
役に立つところもあります
本書の内容は半分以上がテクニカル分析の解説にあてられています。
独自の視点による解説もありますが、かなりの部分は他の本で
述べられている内容です。
システムのテストに関しても内容は中途半端、また最後の第4章は
デイトレードの戦略について記述されており、あまり役にたたなかった
と言わざるを得ません。
本書は原著が1992年発行とかなり古く、また題名が「マーケット~」
となっていますが、対象は主に先物です。
当時はバイブルだったかもしれませんが、現在ではこの本以上の内容の
ものはたくさんあります。上級者には物足りないと思われます。
少し批判的になってしまいましたが、テクニカル分析&システム設計
両方について初めて勉強しようという方には非常に有用であると思います。
