ライアーズ・ポーカー (ウィザードブックシリーズ)

  • [著]マイケル・ルイス

カテゴリ:
- (438頁)
ISBN:
4775970623
発売元:
パンローリング (2005/12/17)
価格:
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25,236 位
評価: 4.5
2008
11/15
Sat

とにかく懐かしい気分になりました

100.0% (3 / 3)
[No.7] posted by ドレクセル・バーナム


1980年代の債券市場の歴史を知りたい、
加えて、当時の投資銀行家のメンタリティを知りたい、
この二つの目的ならば、買ってもいいと思います。

しかしながら、ソロモンという消えた会社、
どんどん進化した金融商品の現状を考えた場合、
この本は『風と共に去りぬ』を読むようなものでしょう。
単に小説としてみた場合、星は2.5程度だと思います。

翻ってみれば、80年代のソロモンには
まだ人の血が通ったような面白みがありました。
とはいえ、カネが全てだというノリは、今も全く一緒です。
そして、会社よりも自分が大事だということも。

個人的に面白かったのは、
前半の新入社員研修のくだりでした。
90年代前半、参加したB社のロンドン研修を思い出し、
何とも懐かしい気持ちになりました。

2008
09/21
Sun

こういう人たちと日本の金融業界は闘わないといかんとはなぁ・・・

[No.6] posted by エパメイノンダス

80年代の、狂乱の時代のアメリカ金融業界について書かれた本は数多いけど、これはその中でもオススメの良書に入るもの。コレを読むとお金を儲けれるよ、な本ではなく、史的資料として利用するもの。
日本の金融業界の面々が、ここにでてくるような連中とまともに伍す事は無理っぽいなぁ、やはり。
彼が「マネーボール」を書くバックグラウンドが、コレを読むと良くわかる。

2008
09/06
Sat

単なる暴露話ではない

[No.5] posted by tk

著者がかつてソロモンという投資銀行の債券セールスで働いていた際の経験を、内部からリアルに描写しています。

単に彼らのカルチャーを知るだけでも面白いのですが、この本の良いところは、それが単なる暴露話ではないことです。

 すなわち、70年代〜80年代と時代を追いながら、この頃に欧米で発明され、爆発的に普及したモーゲージやジャンクボンドといった金融商品がどのようにして作られ、どのようにして売られたかが克明に描かれています。これがいまやサブプライムショックに繋がっていったのだなぁとしみじみと読みました。この本を読んでいると、それも当然の帰結だったのではという気がしてなりません。

 また、職業人としての倫理観の葛藤などについても著者の個人的な考えが述べられていますが、これについても考えさせられるところが多いと思います。

2007
09/15
Sat

投資銀行のシニカルな側面

100.0% (3 / 3)
[No.4] posted by 社長

マイケル・ルイスの処女作にして名著の本作

著者自身の経験を基に描かれているだけあって、臨場感があり抜群の面白さである

投資銀行というとエリート集団がしのぎを削るスマートな世界というイメージがあるが、本書に描かれている現実の投資銀行の世界はさにあらず

肥満軍団が取り仕切る「巨大な幼稚園」
これが真実の投資銀行の姿だった

本書は投資銀行を少し斜に構えたシニカルな側面から見るのにも最適だし、単なる読み物としても大変面白い

是非一読していただきたい名作である

2006
07/08
Sat

トレーダーという仕事

100.0% (6 / 6)
[No.3] posted by ぽん太

この本を読む前に、マネー革命や巨大投資銀行を読んでいたので、ソロモン=アービトラージ=メリウェザーのイメージが強かったが、モーゲージの立ち上げなど70年代後半から80年代の未成熟の金融市場の歴史をソロモンが作ってきたことがわかる。専門的な話よりも人間模様が中心なので、金融の勉強というよりはソロモンという会社への興味がある方はどうぞ。

2006
01/26
Thu

四十一階にある神々のカジノで、太っちょたちが受話器を投げている

91.7% (11 / 12)
[No.2] posted by ikaruga777

『マネーボール』で御馴染みのマイケル・ルイスがソロモン・ブラザーズの一員として過ごした2年間を、ウォール街の様々な歴史的事件を織り交ぜながら回想する、抱腹絶倒の一冊。構成の比重や組み立てに若干の違和感を感じるものの、世界最高峰のマネーゲームの殿堂を内部から描写する手さばきは、さすがにメリハリがあってお見事の一言。高度で難解な数学の理論によって武装された、青白い天才たちの住まうイメージのあるディーリングルームが、現実にはタイタニックの最下層にある機関室のように、汗とマッチョの怒号の飛び交う鉄火場として生き生きと、ユーモラスに描写されていて驚かされる。そして彼らがいかに投資家を嵌め込み、食い物にしているかが残酷なまでに描写されている。

この本のもう一つの重要なテーマは、「マネー」というこの世で最も奇妙で、捕らえがたい存在に対して、他では得がたい洞察がちりばめられていることだろう。オンライントレードの普及により、デイトレーダーとしてデビューを目指す人には、チェックしておいて損にならない本だろうし、そうでない人にも損にならない本だろう。

2006
01/21
Sat

個人投資家必読です。

84.6% (11 / 13)
[No.1] posted by しょうちゃん

昨今の投資ブームの中、儲け方やスキルを書いている本は多いのですが、この本のように実際の取引でのマインド面を書かれた本は少ないと思います。どうして多くの個人投資家は、プロのトレーダにだまされてしまうのか、市場はどのようにプロによって作られているのかなど、個人投資家がメンタルな面で知っておいたほうがいいことが多く書かれています。結局、世の中のうわさ話や大衆心理に影響されない投資家が一番儲けていることがわかります。



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