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1978年から90年代半ばにかけて、中国の経済は世界で最も著しく成長を遂げた。その勢いはアジアを圧するような様相を呈しており、近い将来には世界を圧するのではないかと思われる。しかし、理論よりも事実に目を向け、華々しい数字の陰に潜む状況を考察したゴードン・チャンは、中国を「潜在的な能力が発揮できない」研究例と呼び、「表面下に隠れた部分に目を凝らせば、弱い中国が見える。長年、衰退の道をたどり、崩壊の一歩手前でさえある。衰弱の兆しはいたるところに散見される」と、述べる。
常に長い歴史を考慮に入れる国家ゆえ、時間は急速に流れていく。チャンは、中国が重大な財政危機に陥る前に経済を立て直す時間は5年あると考える。そして、そのタイムラインに間に合うかどうかを深刻に懸念している。
チャンの解説によれば、中国は改革に失敗しながらも、進歩という幻想を抱き続けているという。実際には、起業家志望者や海外投資家に機会を与えるどころか、さまざまな問題を作り出している。それは改革がスピードの面からも、包括的な面からも十分ではないからであり、中国は近代化の恩恵に浴することも、世界標準の技術に追いつくこともできずにいる。国有企業をなくすことに政府が積極的ではないため、世界貿易機構に加入するにあたって競争力がないばかりでなく、国有企業に融資を余儀なくされている銀行までもが、国有企業と共に衰運をたどっているのである。大量失業、共産党内部の腐敗、憤慨している無数の農民、一般的な指導力の欠如などの問題が、なおいっそう国の安定を脅かしている。共産党は「抑圧する方法は知っているが、統率する力はもはやない」。チャンはさらに、共産党が力を維持しているのは、力ずくで人々を服従させているからだと主張する。大衆の支持は、経済が急下落するとともに低下する。同時に、ギャンブルやドラッグや売春といった社会悪が重大な問題となってくる。
本書は、共産主義と資本主義のはざまで行き詰まった「中国は漂っている。嫌々ながら、必要に迫られて急進し、引き戻せなくなっている」と説く。この大国がついには崩壊するまでに、何が起こるかは定かでない。
World would be boring if it wasn't filled with unpredictable
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[No.9] posted by unjapaneseYY
As a New Yorker titled his review of Gordon G. Chang's "The Coming Collapse of China" on Amazon.com, "Doom and gloom sell." But it's even truer that books written by those who are good at changing their views back and forth between wishful thinking and Monday morning quarterbacking sell very well.
That so many people have so much at stake in China does not necessarily mean the state-of-the-art life support system will function forever because for hundreds of millions of Chinese, the wishful thinking that the current regime is a sustainable going concern is the worst-case scenario.
On August 22 a China Daily article titled "Income gap critical by 2010, experts warn" reported that the Ministry of Labour and Social Security had admitted, with an unprecedented candor, that the nation will face a "red-light scenario" unless a drastic countermeasure is taken in the next few years.
And widening income gap is not the only problem. Besides, we now know the Chinese leadership has almost exhausted every single measure to fix the problems Chang pointed out in his 2001 book.
A warning to Japanese readers: If and when China collapses, it's not totally unlikely that Japan follows suit because of its overdependence on the big brother.
雑多な情報
66.7% (2 / 3)
[No.8] posted by shinmiyanomoto
「瀕死の国有企業」「共産党はインターネットに備えているか」「能無し企業を永続させる産業政策」と興味深いテーマにそって話が進んでいく。個別具体的な事例が多く、多くの情報が盛り込まれている。ただ、その情報はとても体系的なものとは言えず、情報が雑然とちりばめられているといった感がする。これは、原書の責任かあるいは日本語訳の問題か?法輪功に関して詳しく、これが私にとっては想定外の収穫。
必読
88.0% (22 / 25)
[No.7] posted by katagirikazuko
中国系アメリカ人の筆者が数年後の中国共産党体制の崩壊を予見した説得力ある一冊。冷静だけにかえって辛らつ。「北京の指導者たちは日本の内政にまで口出しする権利があると信じている。百年前のことをいまだに根に持ち、日本には貸しがあると本気で思っている。日本よ、中国の崩壊に備えよ・・・」という筆者の日本語版への序文は必読です。(ちなみにこの危惧は的中。最近もキャノンが「日本で」ある新製品を発売したのが柳条湖事件の日にあたったため「こんな日に商売をするな」という苦情が「中国で」あいついだそうです。いずれ日本人は中国人から文句をいわれずに屁をこくこともできなくなりそうです)。
実質資本主義化しているのに建前上は共産党独裁。こんな不自然な状態がいつまでもつづくわけありません。(不満をそらすために反日をあおるのは窮余の一策)。間違いなく共産党一党独裁政権は崩壊します。この本の特徴は中国系の米国人が中国をこき下ろしていることです。在米中国大使が反論するため討論会を開くといいながら当日ドタキャンしたそうです。反論できなかったのでしょう。
問題点の羅列
73.3% (22 / 30)
[No.6] posted by yshirts
中国投資熱が吹き荒れる中に出た本としてコンセプトは良い。
中国がもつ問題点を詳しく列記していて、頭が整理される。
ただ、新聞や雑誌を日々読んでいればわかるような問題点が
羅列してあるだけで、特に新しい洞察をえることがなかった。
中国をはじめて理解するためには、他の本とあわせて読むには
良いと思うが。。。。。この本だけ読むのは、良くないでしょう。
タイトル通りネガティブ
62.5% (20 / 32)
[No.5] posted by kr
ニューヨークに住む中国人の意見。西洋的合理主義に浸った人には日本や中国などの理不尽系社会には馴染めないかもしれない。その社会基盤(中国の)が欧米の合理主義により崩壊の危機を迎えるであろうという著者の意見は至極もっともだと思う。
ただし、個人的意見としては曖昧模糊としたアジアの経済を先進国の観点から批判するのは…いいのかもしれないが、肯定的可能性についても少しは見当して欲しかった。頭から最後までネガティブな本であるので、他の数冊と合わせて読むと為になると思う。ゴードン チャンに日本経済について書かせたら『すでに日本の崩壊は始まっている』と言うタイトルになるの間違いなし。(笑)
センセーショナルなだけ。素人を煙に巻くプロの仕業の典型
60.0% (21 / 35)
[No.4] posted by shanghaitan
この本のまやかしは2つ。ひとつはミクロとマクロを意図的に混同していること。もうひとつは「崩壊」という言葉を多用していながら、いったい何が崩壊するのかを意図的にぼかしていることだ。
まず前者についていえば、確かにチャン氏が述べるような中国の社会問題の多くは事実だろう。その意味で彼はウソはついていない。だがこのミクロの問題がどうして中国の崩壊という結論になるのか、そのことをチャン氏はまったく論証していない。「こんな問題が沢山ある。だから崩壊する」と言っているだけである。この論法を認めるなら日本でもアメリカでも、どこの国でも「崩壊する」という本を書くことが可能である。
後者の問題は、チャン氏は「中国の崩壊」を「中国共産党の一党支配体制が崩壊する」と言って!!いるのか、「中国という大きな国家そのもの」が崩壊するのか、巧みに使い分けている。中国共産党の独裁支配体制が崩壊するというのなら、その可能性は中国共産党自身がすでに認識している。だがそれは政治体制の変化であって「中国の崩壊」ではない。
多数の具体的なミクロの事実を列挙し、事実の持つ説得力によって全く無関係な結論を素人に納得させてしまう手法は見事かもしれないが、それ以上の価値のある本とは思えない。
中国の真実がここにある。
61.9% (13 / 21)
[No.3] posted by NAOKI
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内包する矛盾
80.0% (24 / 30)
[No.2] posted by 総統(-o-)/
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中国の現状と今後5年の課題について書かれた良書
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[No.1]
大前研一と田原総一朗の『「勝ち組」の構想力』では、日本の大きな問題が2つあげられている。1つは、アメリカが知的付加価値でリードし始めたこと。もう1つは、中国がコスト競争力で追い付いてきたこと。そして、解決策は、中国を「内包化」することだと説く。
さて、それでは、中国の実情はというと、数字の裏に膨大な問題を抱えていると、本書は述べる。国営企業が脚をひっぱり、官僚が腐敗し、庶民の不満があふれている。そして、そのことを読み、まず実感したことが、「日本となんら変わりのない」ということ。日本でも、結局のところ、国営企業のような各種法人が各省庁の下にたくさんぶらさがっている。改革と声高に叫ばれても、結局のところ、民営化の兆しはいっこうにみられない。 さて、5年以内に中国が取るべき対策が本書にはかかげられている。対中国政策のヒントとして読むこともできるし、また、日本の改革と照らし合わせて読むこともできる。興味深い1冊だ。