- [著]スティーヴン オッペンハイマー
- [翻訳]仲村 明子
- カテゴリ:
- 単行本 (416頁)
- ISBN:
- 4794216254
- 発売元:
- 草思社 (2007/08/31)
- 価格:
- ¥ 2,520 (税込)
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「人はどこから来たのか?」という問いの答えがここに
「人はどこから来て、どこへ行くのか?」という哲学的な問いは誰もが一度は気に掛かったことがあったでしょう。このうち、前半の「人はどこから来たのか?」については、この本に書かれているように分子生物学の発展でだいぶ分かってきました。
― すなわち、人類はアフリカで誕生し、アフリカを出たたった一つのグループが分岐して、世界中に広がった。
この著者によると、現生人類の「出アフリカ」は1回きり。その一握りの人たちが、現在アフリカ以外に住んでいる人たちすべて(ヨーロッパ人もアジア人もミクロネシアの人たちも)の祖先だそうな。
この本のよいところは、そうした人類の移動と拡散を全地球的は規模で語っているところでしょう。
人類のアジアへの進出についても、かなりの章が割かれていますので、それをもとに人類がどうやって日本列島に到達したのか思いをめぐらすのも一興でしょう。
それにしても、我々日本人の祖先は10万年かけて人類発祥の地、アフリカからアジアの東のはずれの列島まで、はるばる徒歩でやってきたというわけなのですね。気が遠くなるような話ですが、しかし、そうした営々とした営みがあればこそ、こうして日本列島に1億人以上もの人たちが住み着くことができたのでしょう。
しばし、おそらく苦難に満ちたその長旅に想いを馳せたくなります。
ビジュアルなやさしい本なら ・・・
他の方も書いておられますが、読みにくい本です。
著者からすれば、専門的な学術用語類は極力控えめにしているのでしょうが、大衆向きではなく学者のレポートのような文体です。
この分野に興味のある人は少なくないと思われるので、わかりやすい図やイラストをもっと豊富に使ったビジュアルなやさしい本にすればかなり売れると思います。
昔、西洋思想史を物語風にまとめてヒットした『ソフィーの世界』という本がありましたね。
この手の本が売れるためには、ああいったアイデアが必要と思います。
スケールの大きな人類移動史
現生人類が8万5千年前にアフリカを出てからどのように世界に広がったかに関する非常に興味深い考察。DNA系統樹(ミトコンドリアDNAとY染色体の両方)をベースとしつつ、古代気候や遺跡の情報を総合して世界規模で移動の方向を推論している。特におもしろいのが、氷河期の海水面や植生を表す豊富な地図を載せて、当時の人類の移動可能な経路と年代を推定したくだり。出アフリカ、オーストラリア移住、北米移住などは、DNA分類とこの地図的考察がキーとなっている。翻訳のためか文章が読みにくい、推論が多いという問題はあるが、本書のスケールの大きさと総合学問としてのおもしろさはそれらを補って余りある。なお、DNA系統樹に関しては、「日本人になった祖先たち」(篠田謙一、NHKブックス)を合わせて読むことをお勧めする。
読みにくい
この本は日本語では絶対使わない表現が使われており再度日本語化をしながら読むので読みにくい(キッパリ)読むの止めようかな。内容はすごく興味深いのに。誰か翻訳の翻訳してくれ〜!
読みにくい
歴史の理解の一助になるかと買って読んでみた。しかし、読みにくいのなんのって。原文を知らないのだから、誤訳であると断定する根拠はないのだが、悪文であるとおもう。どういう意味かわからないところに次々にぶつかる。たぶん原文はこういう言葉で書いてあるんだろう、日本語ではどう言えばいいのか、とおもいながら読んではみたが、途中で立ち止まることが多く、したがって全部は読んでいません。
この分野に特別の関心を持っている方には、きっとすぐれた著作だろうとおもいましたが、そうでなければやめたほうがいいのでは。
読みごたえあり
七章だてで最初の二章は類人猿との分化およびアフリカを出発するまで、その後の章ではヨーロッパ、アジア、アメリカへの拡散を論じている。アジアに関しては二章割り当てられ日本への言及も多いので興味深い。
著者の専門である分子生物学だけでなく、考古学、古人類学、気象・地質学などの知見もバランスよく取り入れられていると感じた。
ただ根拠の提示が門外漢の私にとっては微に入り細に入りすぎ、一気に読み終えるという雰囲気の書ではない。
また人類の拡散にのみテーマを絞った書はあまりないと思うが、その分「行動は変異に先行する」のような進化論の基本はさらっと触られているだけなので、本書をより深く理解するためには別の本で基本を押さえておいたほうがいいと思う。いきなり本書を手にとっていたら、難しい理論が出てくるわけではないが、途中で投げてしまいそうだ。
人類の起源と大移動を解き明かす
私は原書で読んだので、翻訳の長短は評価できない。
時間にして5百万年、空間的にはアフリカから南米に至る全世界を視野とする壮大な人類大移動の物語である。今でこそ顔かたちも生活も著しく異なる現代人だが、祖先を辿れば8万5千年前にアフリカから紅海を渡った単一の種族に行き着くという。著者は学者の中でも優秀な人だと感じられる。世代変化を蒙らない遺伝子の研究者だが、考古学や人類学に関しても極めて博識で、大変論理的に従来の学説を次々に打破していく筆致は、探偵小説のように面白い。一部の日本人に残る遺伝子が、シベリア少数民族と、南米奥地の一種族(がまだアジアに居た頃)と共通と聞いただけでロマンを感じる。この分野に興味を持つ人には必読の書と言わせて頂く。
胡散臭い
最高に胡散臭い
でも一周回ってアリだよ
反証不可能な物って、惹かれるんだよな
普遍的な胡散臭さって必要だと思うよ
頭ごなしに人間のサガを追っていくと
胡散臭さに繋がるんだね
人類のはじめとか、、、
もーこのての本は積極的に読んでいる。
地球の出来たときはじめてミジンコのようなものがててきたとき、
恐竜から進化していく過程。胸が躍る。今地球自身が危なげだがなおいっそう
出発点をしりたいではないか。いままで結構な数読んできたり見たりしたが
アフリカ起源説はあったのだがアメリカ原住民まで調べられるということは
日本人も勿論わかるわけである。
ヨーロッパとユダヤ人とか木の枝のように分かれていくと現代へたどりつくのか。
いや、いま手にとったばかりなのだ。これからふふふふと笑いながら
たのしませていただきます。
みなさんもぜひ一読推薦いたします。 さてと、、、
