- [著]加藤 諦三
- カテゴリ:
- 新書 (222頁)
- ISBN:
- 4796659080
- 発売元:
- 宝島社 (2007/10/06)
- 価格:
- ¥ 756 (税込)
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前提の条件からして間違っている
犯罪白書を調べると、少年による殺人、強盗、強姦の3つの凶悪犯罪の合計は
昭和36年は、殺人448人、強盗2442人、強姦4224人、合計7114人
また著者が冒頭で日本人は家庭を大事にしない(「何に生きがいを感じるか?」の質問に対し「家族といるとき」と答えた人の割合は日本21.3%、韓国42.5%、米国77.8%)はずの平成元年は皮肉なことに少年による凶悪犯罪の特に少ない年で、殺人118人、強盗590人、強姦445人、合計1153人
約6分の1である。つまり家庭を大事にしない方が凶悪犯罪を実行する少年が減るということであり、望ましいことではないのだろうか? と解釈できてしまう。それとも昭和36年頃というのは親子の絆も情もない、殺伐とした時代だったのだろうか?
この数値を見る限り、治安が悪く、凶悪犯罪が続出するような時代や国ほど、「家族といる時間」を望む声が高くなるか、あるいは相関関係はなしと見た方が妥当なようだ。
前提の条件からして間違っている。
驚いたことに講義を基にした本らしい。このような講義を受けている学生はかわいそうである。意外にも今という時代が報われないのはこのような教員が跋扈しているせいではないだろうか?
行動よりも動機
これまで加藤氏の著作で再三述べられてきたことを実際の事件に当てはめ考察していく。
行動よりも動機に目を向けることで問題を起こした人たちの心理に深く迫ることができる。
行動そのものよりもなぜそんなことをするのだろうと少し見方を変えることで、事の本質が見えてくる。
きれい事ばかり言うが誠実さを感じさせない人、真面目なのになぜか好かれない人、言う事とやることが乖離している人…
身の周りにいるそんな人たちも結局のところ動機に重大な問題が隠されているのだろう。
物事の真意を突く事が大事
なぜいい子と言われていた子供が犯罪を犯したのか?
「まさかあんなまじめな子が」という、今ではもはやありきたりな台詞が新聞に連ねています。
なぜそうなったのか? を心を分析して丁寧に分かりやすく解説したのがこれです。
なるほど〜、と納得させられる部分があります。
うまくいえませんが、当事者ではない私たちが真意をつくことが大事だ、と気づかされました。
