相棒シリーズ 鑑識・米沢の事件簿~幻の女房~ (宝島社文庫 610 「相棒」シリーズ) (宝島社文庫 610 「相棒」シリーズ)

  • [著]ハセベバクシンオー

カテゴリ:
文庫 (239頁)
ISBN:
4796663126
発売元:
宝島社 (2008/04/11)
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3,176 位
評価: 4.0
2008
07/26
Sat

「この事件の犯人は、われわれの手であげましょう。それが彼女に対する弔いです」

50.0% (1 / 2)
[No.15] posted by ザ・テロル

 本作は、杉下右京と亀山薫に次ぐ人気キャラとなった警視庁鑑識課・米山守(六角精児)主役による映画『相棒‐劇場版‐』のスピンオフ作品である。来年映画化決定(2009年春公開、長谷部安春監督)となり、六角精児扮する米山守は元より、今回は新たに本作における米山の“相棒”として相原刑事(萩原聖人)ともに難事件解決に立ち向かう“NEO 相棒”の物語となっている。

 爆弾テロ予告事件が起こった東京ビッグシティマラソンで犯人特定の捜索の最中、マラソン参加者の中から米沢の逃げた女房を見つけたことから、右京と薫の特命係の二人が犯人を追跡するなか、逃げた女房の行方を追跡する鑑識官・米沢守。

 本書は『相棒‐劇場版‐』から派生した物語であるものの、鑑識官・米沢守のキャラクターがよく活かされており、またこれまでベールに包まれていた米沢の私生活や心情が描かれ、かつ“NEO 相棒” 相原刑事との事件捜査など本編に負けず劣らず面白い内容となっている。

 『相棒』の魅力の一つには、米沢、角田課長(山西惇)、トリオ・ザ・捜一(川原和久、大谷亮介、山中崇史)といった脇を固める個性派俳優の存在が大きく、ドラマを支える大きな役割を果たしている。
 そうしたなかで今回の映画化決定で初の主演という大役を務めることになった米沢役の六角氏。


 「一番最初に『相棒』に出演した時は、短い台詞が2つだけでした。それが鑑識・米沢として映画になる……こんな夢のような機会をいただけたことに大変感謝しています」


と感無量のコメントをしていたが、脇役としての存在感を遺憾なく発揮していた六角氏のキャラクターの賜物であることをみんなが認めた結果だと思います。
 次回は是非、トリオ・ザ・捜一(伊丹、三浦、芹沢の三刑事)が活躍する『相棒−外伝−』を読んでみたいし、また映像化をしてほしい。

2008
07/26
Sat

米沢さんの私生活

0.0% (0 / 1)
[No.14] posted by 名無しの男

内容は良かったですよ。
一番印象に残ったのは、米沢さんの私生活ぶりが覗けた事。マンガ本が占領する部屋、実はマヨラー、近所のガキにタメ口や名字呼び捨てで言われてたりとか、読んでて楽しかったです。


あと、これは後日知って驚いたのですが、作者のハセベバクシンオーさんのお父様は、「あぶない刑事」、「西部警察」、そして「相棒」の監督をされてる、長谷部安春さんだったんですねぇ。来春公開予定のこの作品を監督されます。

2008
07/25
Fri

鑑識なのに

66.7% (2 / 3)
[No.13] posted by Agi

米沢の雰囲気を楽しむには、それなりに良くできた作品だと思います。
ただ、最後の詰めでは
物証にこだわる鑑識なのにそれでいいのか?
と首をかしげました。

2時間もあれば読破できる厚み(本も内容も)なのでミステリーとしてはあまり期待されない方が良いかと思います。

時々『二つならんだ双子ぼくろ』とか『1時間は時間をおいた』とか
武士の侍、馬から落ちて落馬して、的な文章が出てきます。
それが気になると、しんどい一冊です。

2008
05/31
Sat

イッキに読ませてくれる良作

60.0% (3 / 5)
[No.12] posted by バン

『相棒』シリーズ好きな人なら、気に入ってしまう内容だと思います。

ストーリーの内容やテンポもよく、登場人物もドラマに出てくるキャラクターも、小説オリジナルのキャラクターもよく書けていると思います。

ぜひ『相棒』シリーズ原点の土曜ワイド劇場あたりで実写化して欲しいです。

読みながら米沢さんの『相棒』、相原刑事のキャスティングは誰がいい?など考えるのも楽しいです。
そんな妄想をさせてくれるぐらい、『相棒』らしい作品だと思います。


劇場版のノベライズと一緒に購入しましたが、私的にはこちらの作品の方が面白かったと思います。

オススメです。

2008
05/26
Mon

映像で見れたらいいのだけれども

50.0% (2 / 4)
[No.11] posted by へいほー

業者に踊らされているな・・・と思いながら買ってしまった。
相棒好きな自分としては出来が心配であったがそれなりに楽しめる出来。おそらく作者が相棒好きなのであろうことが想像できる。
で、本編はというと、脇役でありながら強烈な個性を出している米沢鑑識官の話であるのだが、これが良くできている。相棒劇場版のサブストーリーということで作られたものではあるけれども、映画に頼ることなくひとつの物語として完結している。しかも、他のキャラクターが出てくることは出てくるのだけれどもあくまで顔出し程度。
だから、相棒を良く知らなくてもある程度楽しめるかも・・・
ただ、やっぱり元が映像作品であり、アクの強いキャラだけに小説で読むだけではなんだか物足りない。
おそらく劇場版をテレビで放映するだろうからその際にはトレイラーとしてぜひ映像化してほしいものです

2008
05/08
Thu

企画ものながら楽しめます

83.3% (5 / 6)
[No.10] posted by 樽井

 映画も大好評の「相棒」の名脇役、鑑識の米沢を主人公にしたスピンオフ作品です。
 映画版の裏ストーリーということで、映画を見る前に読むとまずいのかなと思っていましたがそんなに気にすることはない完璧な別物の物語という事で楽しめる作品です。
 ストーリーは、ドラマでは六角精児が演じている警視庁の鑑識要員の米沢氏を主役に据えてのミステリ。東京マラソンの参加者の中に、自らの別れた妻にそっくりな女性を見つけた米沢はその女性の行方を調べ、職場を訪ね、アパートの前迄行くものの、どう声をかければいいか迷ったあげくに結局そのまま引き返してしまう。
TVシリーズの主人公の二人、片山右京も亀山薫もほとんど出てこない、本当にスピンオフの作品となった本作。軽くてサクサクしすぎているという気もするものの、TV版でも独特のあの愛嬌のある雰囲気と仕草の米沢氏を主人公にうまく話はまとまっていて、ファンであればとても楽しく読める作品に仕上がっています(逆にTVを全く見ていなくて、純粋に刑事ドラマが読みたいと思って手にとってしまうと物足りなさ過ぎると思う恐れ大なので注意です)。「相棒」のファンならば買って損はないと思います。逆に、「相棒」は好きだけれど、ふだんはあんまり小説とか読まないという人は小説を読むきっかけにできるくらい読みやすいので一度手に取ってみてもいいんじゃないでしょうか。

2008
05/05
Mon

「相棒」にはまった人も、そうでない人も…

77.8% (14 / 18)
[No.9] posted by 辰巳

私は「相棒」にずっぽりはまってしまった人間である。
TV放映はシーズン3から観たのだが、DVDが発売されてプレシーズンから観て、
全体の流れが把握できると、DVDは「出ると買う」になってしまった。

そういう私のレビューだから、ややかたよっていることをご承知いただきたい。

「相棒」の面白さは右京と薫のコンビの絶妙さとストーリーの面白さだけでなく、
脇役の素晴らしさだと思っている。
トリオ・ザ・捜一にしても、「暇か?」の角田課長にしても、小野田にしても、
すべてキャラが立っている。
中でも、最初は「邪魔しないで下さい」などと右京たちに言っていた鑑識の米沢が、
回を追うごとに特命係にはなくなてはならない存在になっていくプロセスは
たまに米沢が登場しないと「どうしたんだろう」と思わせるほどだ。
もはや脇役の域を超えている。

それでも、米沢(六角精児)がただの大根役者なら、ここまで面白くはならなかったと思う。
実にうまい! 味がある!

いつの回だったか忘れたが、右京が米沢に何かの鑑識を依頼する。
当然非公式である。
「そんなことをすると上から叱られませんかねえ」
「ええ、当然、叱られるでしょうねえ」
「ということは、ばれなければいい、と」
……とにやりと笑う米沢。同じくにやりと笑う右京。

この間合いが絶妙!

この本は、映画化された「相棒」のサイドストーリーとして書かれる。映画のノベライズではない。
だが、これまで謎だった部分も明らかにされるだけでなく、
思い切り米沢のキャラが反映されていて、私は笑いを噛み殺すのに必死だった。
いきなり米沢の「別れた女房」が出てきて、なぜかハードボイルドになって……たまらないぐらい面白い。

映画を観てからでもいいし、観る前でもいい。
読んでソンはない本だ。また、テレビシリーズもぐっと面白くなる。
私は手持ちのDVDを最初から観かえそうと思っているほどである。

2008
05/05
Mon

意外に楽しめる作品

63.6% (7 / 11)
[No.8] posted by MUSIC

正直、これまでの相棒関係の作品とは異なる出版社および筆者である点にあまり期待していなかった。
しかし、完全にオリジナルである割に意外に楽しめる作品となっていた。
主人公が米沢であるがため、鑑識技術を最大限に生かした謎解きもあり、
右京からのさりげない差し入れもあり…
映像化されたものも見てみたいと思ってしまう作品である。

080709
なんと、この作品を映画化することになりました。
さてこの小説を相棒チームがどう料理するのか?
乞うご期待!?

2008
05/02
Fri

映像化希望。→祝・まさかの映画化決定!

64.3% (9 / 14)
[No.7] posted by しんのじ

スケールアップしつつ、「いつもの感じ」あり、『誘拐』(渡哲也主演の、隠れた傑作)を思わせる展開ありで個人的にはかなり楽しめた『相棒―劇場版―』の劇中とほぼ同時期に起こった出来事という設定で、『相棒』および特命係の捜査には欠かせない登場人物、鑑識の米沢(演・六角清児)を主人公に据え、その活躍を描く、という趣向の一冊。
右京さんと薫もちょっとだけ登場するほか、リ○ビタンDと『相棒―劇場版―』とのタイアップCMで、米沢と共に“ファイト一発!”をぶちかました伊丹(演・川原和久)、そして「ヒマか?」でおなじみの角田課長(演・山西惇)ら、主だった『相棒』ワールドの住人たちが総登場し、笑いと彩りを添えてくれています。
いや、そんなに期待してなかったけど、面白かったなぁー。
読みやすく、短い時間で一気に読める―軽快だけれど、決して軽くはない―のに加え、文の細部にわたるまで十分に吟味された跡がうかがえ、読んでいくこと自体が“快感”となり、好感が持てました。
このまま映像化しちゃっても、まったく問題ないでしょう。
というか、してくださいお願いします(と書いたこの頃は、まさか映画化されるなんて、夢にも思いませんでしたよ……)。

なお、前述の通り、この小説は『相棒―劇場版―』とうまいことリンクしてあるのですが、それはすなわち「微妙にネタバレあり」、ということですので、できるだけまっさらな状態で『相棒―劇場版―』をご覧になりたい方は、どうぞご注意ください。

2008
05/02
Fri

おすすめです!

62.5% (5 / 8)
[No.6] posted by deepestblue

相棒ファンなら納得の一冊。レギュラーキャラクターの言動には違和感がないし、文章も平易で読みやすい。
この作者からは、「相棒」ワールドに対する理解度と愛情の深さが伝わってきます。


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