- [著]中谷 巌
- カテゴリ:
- 単行本(ソフトカバー) (196頁)
- ISBN:
- 4797670010
- 発売元:
- 集英社インターナショナル (1999/03)
- 価格:
- ¥ 1,785 (税込)
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楽しく分かりやすい
経済学の入門書を探していて、偶然この本と出会った。痛快と書かれている部分に期待して半ば衝動的に買ったのだが、それでも後悔していない。逆にこの本を買って本当に良かったと思わされる内容だった。
経済の意義に始まり、マーケット仕組み、社会主義・共産主義の失敗、投資、株式、マーケットの失敗、不況とはなにか、国際規模の経済など、経済面で現代理解に欠かすことのできないことを取り上げ、具体的で身近な例を挙げ説明している。比較的短い内容でありながら解説はなぜ、どうして、どのように、などに的確に答えてくれるので面白く楽に読んでいける。自分は高校で簡単に日本経済のあり方を学んだのだが、教科書などを読んでいて中途半端だと感じた部分を補ってくれたので良かった。特に学校では簡単に片づけられてしまう需要・供給曲線やマーケットの仕組みが何度も繰り返して取り上げられていおり、改めてその重要性を思い知らされた。知っているのと知らないのではここまで違うんだなと思った程である。
他の方のレビューを見ていると、どうも単行本の時のマンガを多く取り入れた解説の方が好評なようだが、それらを全て取り去ったこの本でも文章が語りかけるように易しいので(アホの自分でさえ)理解するのはさほど難しくない。分からなかったとしてもゆっくりと考えれば道理は分かってくる筈だと思う。
素人の目から見てもマーケット礼賛の考えにちょっと引っかかるが、これほどに優しい入門書は少ないと思う。興味のある方にはぜひよんでもらいたい。
中谷の肩を持つわけじゃないけど
かたやまみちおさんが小渕内閣での国債の大量発行のことに言及されていますがその原因は、橋龍が景気後退期に消費税の増税や緊縮財政に踏み切った事が理由だと思いますが・・・
経済学のガイダンスみたいな本
本書は、経済学の知識のない人でも読めるように易しく解説してあります。ちょっと表面的で、経済の知識がある人には物足りないところがあります。もう少し、一つ一つのトピックを掘り下げてほしいなあと言う気がします。
この本のテーマは、マーケットのいいところと悪いところを知った上で、マーケットメカニズムの理解をしましょうといったところですね。マーケットメカニズムを知ることは、経済を知ることにもつながりますから。
マーケットのすばらしさを再認識できる
マーケットを分かりやすく解説したものだが、理論の中身にまでは踏み込んでいないため、やや物足りなさを感じる。しかしながら、インセンティブや効率性の追求など、マーケットの意義については、非常に分かりやすくかいてあり、経済学初心者が経済のイメージをつかむのにちょうどよい。
わかりやすいが
意味もないマンガのカットが多すぎ
経済学入門の良作
大学初学年でも使用されることが多い経済学の入門書。
ロビンソークルソーの自活から共同体の活動を肯定した
基本姿勢には大変好感が持てた。
水準を落とさないために、グラフを多用して需要・供給曲線を
解説している点も他書には見られないくらい親切だ。
残念に思うのは、作者がニューエコノミーやベンチャー企業
に感化しすぎている点か。小渕内閣で経済政策顧問につきながら
国債大量発行を見逃した罪は軽くはない。
その点を除けば経済学入門の良作です。
改題!経済学日本代表背番号10番・中谷巌の入門講座!
私は、ファイナンシャルマネジメントを専門にしているのですが、経済学に関する書籍を沢山読みました。マンキューやスティグリッツ、サミュエルソン、アダム・スミス、フリードマン、ケインズ...といろいろ読みましたが、この本のわかりやすさは群を抜いています。竹中さんの本もわかりやすさという上ではお勧めできますが、彼の経済学が失敗している日本の現状を考えると、やはり本書の勝ちでしょう。本書はサイズが 257 x 182 とかなり大判なものなので、持ち運びには苦労しますが、内容は素晴らしいです。他のレビューにもありましたが、中高生にも無理なくわかるレベルだと思います。しかし、特に学部一年生に本書を読んでほしい。経済学部を卒業しておきながら『GDPって何?』とか『需要曲線と供給曲線ってどっちが右肩上がり?』みたいなことを平然と言う人が沢山います。『分数ができない大学生』もかなり問題がありますが、『需要と供給もわからない経済学部生』も大問題です。この原因の一端は、一年生の時に教授が採用するテキストの難解さにあるのではないでしょうか?大抵の私立大学の経済学部の入試に数学は必須のものではありません。そんな学生に、数式だらけのテキストを読ませて何になるのでしょうか。本当はそのような!入試システムに問題があるのでしょうが、システム改革には時間がかかりすぎます。そこで本書の出番です。本書は数式がほとんどなく、イラストや図解が豊富で非常に理解しやすいです。ぜひ、経済学の入門書として本書を手にとって見てください。経済学が少しは好きになれると思います。本書を進めながら、数学の基本的な知識を補強していけば、少々難解な応用経済学にもスムーズに移行していけるかと思います。なんにせよ、中谷さんは日本を代表するエコノミストです。とりあえず、彼の『痛快さ』を味わってみてはどうでしょうか。
文庫版は普通の経済学入門書! 単行本版を買おう!!
本書は、ベストセラーとなった「痛快!経済学」の文庫版です。私は、こんなに単行本版と文庫版で差がつく本に初めて出会いました。「痛快!経済学」がベストセラーになった理由はそのわかりやすさにあります。しかし、文章そのものはかわっていないのに、そのわかりやすさが文庫版になったことで失われてしまっているのです。ページ制限のため、わかりやすさの源となっていたマンガやイラストのほとんどが排除されてしまっています。図表も飛び飛びになってしまっていて、何度もページをめくらなくてはいけなくなってしまいました。これでは、ただの経済学の入門書です。痛快でも何でもありません。「平凡?経済学」がいいとこでしょう。単行本版が1999年出版のため、文庫版では数箇所改訂されている部分(中央省庁再編など)はありますが、そんなものはいくらでもインターネットで手に入ります。中谷先生の「痛快!」を感じたかったら、単行本版を買いましょう。わかりやすさは保証します。
また、単行本版もわかりやすいのは確かなのですが、あくまで入門的知識です。経済学の最初の一歩といった感じです。なので、単行本「痛快!経済学」を読破して、経済学のフレームワークを理解した後、中谷先生の「入門マクロ経済学」へ進みましょう。こちらは「入門」のくせに中級レベルの内容を扱っているテキストです。(ちなみに、ミクロの方がマクロよりも数学的知識に基づいているため、数学が苦手な人はマクロ経済学から制覇することをお勧めします。)
専門知識がなくても抵抗なく読める、経済学の本
経済学の専門知識がない私にも抵抗なく読め、グローバルスタンダードとはこういうものなのか、ということが何となく分かりました。
経済の自由競争の話から始まり、個人が社会で競争する話に終わるという構成が良かった。自分の人生を考えるきっかけにもなりました。
低迷!日本経済 - とほほ
1980年前後に米英では「大きな政府」の弊害として,国民の間にモラルハザードが生じることが危惧され,徹底した規制緩和,マーケット・メカニズムの活用が促進されました.20年を経て両国の経済は,構造改革をしなかった日本と明暗を分けています.ただし貧富の差が拡大するといった問題も同時に起きています.
貨幣とマーケットは人類にとって偉大な発明であること.マーケット・メカニズムが,地球環境問題には何の役にも立たないこと.ソフトウェア開発など,いわゆる知識産業は収穫逓増,費用逓減が働くことから,ひとり勝ちや二極化に至ること.不況だからといって賃金を下げると優秀な従業員から辞めていくことから,賃金の下方硬直性と呼ばれる現象が生じること.貿易黒字の日本がなぜ不況なのかといったことが,簡潔に述べられています.
