戦略のパラドックス

  • [著]Michael E. Raynor
  • [著]マイケル・E・レイナー
  • [監修]高橋 淳一
  • [監修]松下 芳生
  • [翻訳]櫻井 祐子

カテゴリ:
ハードカバー (464頁)
ISBN:
4798115088
発売元:
翔泳社 (2008/01/18)
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137,620 位
評価: 3.0
2008
06/01
Sun

ソニーは「戦略を間違った」わげはなかった!

85.7% (6 / 7)
[No.2] posted by 馬場伸一

実例がたいへん面白い。
ビデオの規格におけるベータマックスの敗退の分析について、本書はソニーの努力が足りなかったのでも
戦略を間違えたわけでもなく、社会の「予測不能の変化」によって敗れたと結論づける。
それを筆者は「戦略的不確実性」と名付けている。

神ならぬ身の企業経営者は、未来を確実に予測することはできない。
大きな変化を前提として極端な戦略をとる企業は、高い確率で失敗する。
その代わり「ツボにはまれば」大成功する。
従前の経営学では「生き残った企業」しか分析の対象としていなかったため、少数の果断な戦略の成功企業と
凡庸な戦略をとる多数の「そこそこ」企業、という姿を見て、「果断な戦略」を取ることを推奨していた。
しかしこれは、失敗して消滅した「果断な戦略」企業が視野に入っていないための誤謬であり、
「多くの企業がなぜ敢えて凡庸な戦略を取るのか」ということを説明することができない。
これを「生存者偏向」と言うのだそうだ。

「戦略的不確実性」を克服するための本書の提案についは、正直よくわからない。
「普通の企業」では到底実行できそうもない感じでもある。
しかし、「正しい戦略を取っていてもなお失敗する」という戦略のパラドクスを克服しようという誠実な知的格闘の本、と感じた。
(なお、巻末訳注の字の小ささは顰蹙もの。専門書なんだから、若い人だけが読者ではないのだ!(笑))

2008
01/27
Sun

専門的ではない

28.2% (11 / 39)
[No.1] posted by 嫁入り前

シナリオプラニングの必要性について解説していますが、他の良書がより実践的だと思います。しっかりしたコンサルティング会社が監修している良書が他にありますのでそちらをまず読むことをお勧めします。


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