- [著]トーマス・H・ダベンポート
- [著]ジェーン・G・ハリス
- [翻訳]村井 章子
- カテゴリ:
- 単行本 (304頁)
- ISBN:
- 4822246841
- 発売元:
- 日経BP社 (2008/07/24)
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結局トップの意識だ
会社の仲間5人が5冊買って読みました。
データを分析する環境も意識も当然ながら普通の会社ならあるんですよね。特に複雑な分析を要するIT投資額が格段に安くなってきた。だから後はやるかどうかなんですよね。
現実の問題に振り回されてしまうわけで,そこを
企業トップが
どれほどまでに高い意識と根気強さと、そして飽くなき探究心で努力し続けるかが勝負の分かれ目である点を指摘していました。その着眼点には多いに賛同いたしました。
データはこのように活かすのか
顧客データの活用と言うフレーズはどの企業でも言われており、そのためのツールとしてCRMのようなデータベースを導入している企業も多数あるわけです。ところが、こういったデータを活用出来ているかというと、実体はお寒いかぎりで、政策決定は根拠が薄い、思いつきや情緒論に傾きがちです。
本書は、データを分析することで、経営に於いて新たな視座を持ち、その結果売り上げや収益を向上させた企業を紹介しつつ、データ分析の具体的手法や、注意点にまで言及している本です。
この本に書いてある事はシンプルで、一見実行可能なように見えますが、多分日本企業に於いての最大のハードルは、データ分析を武器とする事についての「経営層のコミットメント」を得る点であると思います。そのためには小さな実績を作る事から始めるべし、と本書では言いますが、そもそもこういった新機軸の政策についての理解度というのは、えてして低いのが日本企業の実情でもあるわけです。
知識の上で、「良い事を知った」と思いますが、同時に、「自分の会社でも出来るのか?」と考えると、大きなフラストレーションのタネをもらったような気もします。
分析は競争力の源泉になるか…. [2007/11/17原書review]
前半ではData crunchingがビジネス分野でのどのように用いられ経営の意思決定プロセスに組み込まれているかを種々の例(例えば有名なLas Vegasのカジノ・リゾートHarrah’s Entertainmentの例とか…)を紹介し、後半ではanalyticsを企業の競争力の源泉にしていく為の方法論が展開されている。業界の consolidationが一気に進んだBI (business intelligence)の分野の啓蒙書的な感じも併せ持っているように思う。
内容的には有用だとは思うが(また著者の意図もそうなのだろうが)、analyticsそのものが競争優位の源泉になるのではなく、本書で示されているような全社的にanalyticsを活用できる体制を構築・整備したうえで、データ分析に関する斬新でユニークな着眼点、及び分析の結果をアクションにつなげていく際の独創性が競争優位の源泉になるのだと思う。非常に卑近且つ低レベルな例で言えば、MS Excelでpivot tableの作成の仕方を知っているだけの人間と、経験を通じて、二次元上にどういうデータ項目を持ってくることによって何が表現できるのか?どういう切り口でデータを鳥瞰できるのか?その結果がどういうアクションにつなげ得るのか?を知っている人間の差は無限大に近いと思う。そういう意味では、 analyticsが全社的に有効に使えるレベルまでいく為には、実用的な素養のある人間の比率がある程度のレベルまで高まってくることも必要条件だろうという気がする。
尚、類似の内容でdata crunchingが社会政策面等も含め幅広く応用されていることを紹介したものに、Ian Ayres著の”Super Crunchers”がある。
これからは分析力
この本を
読んで確信しました。
これからは
分析力がとても大切になるってこと。
分析力を武器にして
業績をあげている
企業を例に
わかりやすく書かれているので
分析力の大切さを
身にしみて感じます。
ビジネスインテリジェンスの価値を知りたい人に読んでほしい
近年、いわゆるビジネスインテリジェンスという概念が徐々に企業に浸透していきつつありますが、データ分析力が企業の競争優位にどのように役立つかを理解している経営者、管理者がどれだけいるでしょうか? 本書は分析者ではなく、分析力をもって経営ビジョンを掲げる経営者や管理者が読むべき本です。
