プロジェクトはなぜ失敗するのか―知っておきたいITプロジェクト成功の鍵

  • [著]伊藤 健太郎

カテゴリ:
単行本 (213頁)
ISBN:
4822281779
発売元:
日経BP社 (2003/10)
価格:
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プロジェクトマネージャーの立場は多くの能力を要求される。それには、技術的な知識や手腕以上に柔軟な対応力や長期的な計画能力、さらには人心の掌握まで含まれるため、熟練までの時間も必要であり、多くの失敗を要するものだ。

本書はプロジェクトの失敗回避について、米国のプロジェクトマネージメントの考え方に即して解説している。位置づけとしてはプロジェクトマネージメントの導入書。プロジェクトマネージメントの考え方や発想の仕方といった根本的な部分から、プロジェクトの成功率を上げるための手法、そして失敗を避けるためのケーススタディやマネージャーに必要なスキルまでが扱われている。失敗回避のケーススタディはプロジェクトマネージメントの考え方を教えることをメインにしているため、必ずしも詳細な対処法を記しているわけではないが、プロジェクトマネージメントをいろいろな角度から眺めることでさまざまな発見があるだろう。

実際にプロジェクト成功率を上げるための手段として、本書では、組織的な対策と資格利用などの個人レベルでの対策を扱っており、実際にどのような対策を講じることでプロジェクトマネージメント力を確保することができるのかがつかめるようになっている。国内での対策実施事例も簡単に紹介されているので組織的な対策の参考になるだろう。最後のプロジェクトマネージャの仕事についての解説では、プロジェクト運営において注意すべきことや一連の作業が説明している。プロジェクトマネージメントに必要なスキルや組織体制などを幅広く総括的に知ることができるので、導入の1冊として役立つはずだ。(斎藤牧人)

2008
04/20
Sun

読みやすいので、入門書としてはよい本です

[No.30] posted by kurasan

読みやすい構成ですので、入門書としてはよい本です。できれば、他の著者によるプロジェクト管理入門本を何冊か併せて読むとよいと思います。理解が深まります。
ただ……内容が浅いので、非初心者の方(他のプロジェクト管理本を読んだ方)にはこの本は不要でしょう。

2007
06/10
Sun

タイトルと中身の不一致

100.0% (3 / 3)
[No.29] posted by 清水秀樹

本書は、タイトルと違い、なぜプロジェクトが失敗するは答えてはくれない。
プロジェクトの基本を述べているだけで、プロジェクト経験者が知りたい内容ではない。
また、副題の「ITプロジェクト成功の鍵」も提供してはくれない。
期待はずれの本である。100円で中古本として売っていたのも頷ける内容である。
初心者は購入すべきだと思うが、プロジェクトを幾らかでも経験した人は買わない方が良い!

2006
06/09
Fri

プロジェクトは本来、失敗するものである

85.7% (6 / 7)
[No.28] posted by 丁三

システム開発の「失敗学」について最近の知見がどこまで進んでいるのか、現状を知りたくて手に取った中の一冊である。

しかし内容はタイトルとは違って「失敗学」の本ではない。プロジェクトマネジメント理論の解説本だ。

プロジェクトはなぜ失敗するのか。それはセオリーに基づいた体系的なマネジメントをきっちりやらないからである、と、タイトルの意味は煎じ詰めればそういうことである。

著者は日本鋼管で船舶エンジン製造やプラントのプロジェクトに従事したのち、プロジェクトマネジメントのコンサル会社を立ち上げたそうだ。したがって著者のバックグラウンドはシステム開発ではない。そのためか、ITプロジェクトの話題もなくはないが、とってつけたようでいまひとつ迫力に欠ける。

しかし、専門職としてのプロジェクトマネジメントの知見はよく整理されている。
PMPホルダーやある程度経験を積んだ中堅以上のプロジェクトマネジャーにとっては常識的な内容だが、わかりやすいので初学者には向いている。PMP受験のサブテキストとしてはいいかもしれない。

同じく日経BPから『さらば!失敗プロジェクト』という本が出ている。この本には、

「PMBOKをはじめプロジェクトマネジメントの手法は浸透しつつあり、開発方法論も各社で整備が進んでいる。それなのに、なぜ失敗は繰り返されるのか」

という一文がある。こちらのほうが説得力はありそうだ。

セオリーはセオリーとしてちゃんと勉強すべきだが、それ以上の何かが得られるわけではない。

2005
11/30
Wed

成功をイメージしよう

100.0% (2 / 2)
[No.27] posted by 徳明木 望

プロジェクトの成功とは何か? それを明確にしないで目の前の事象の対応に追われているプロジェクトはけっこう多いのではないでしょうか。
プロジェクトとは、2つと同じプロジェクトは無いわけですから、成功の定義はプロジェクトごとに設定されうものでしょう。
顧客も自分達も喜べるようなゴールはどのような姿か。
経験は大切ですが、それは必要条件であっても十分条件とは言い切れません。
体系的な知識を学習して身につけておくことの大切さを感じさせられました。
プロジェクトが失敗したときも、それをどう成功に結びつける財産にするかがマクロ的には重要だろうと思えました。

2005
08/31
Wed

より深い議論が欲しい。

50.0% (1 / 2)
[No.26] posted by daphnetin

プロジェクトを成功させるために書かれた本です。
これまでにない視点としては、「プロジェクトの成功を定義して
そこへ向かってビジョンを描かなければ、失敗するのが当たり前で
ある」という立場を著者がとっていることです。

そこで、数々の事例が出てきますが、大まかなプロジェクト遂行に
不可欠な要素は漏れなく抽出されていますが、具体的な(つまりは
現場レベルでの)判断と行動については、読者が内容を理解して
行動を起こさなければなりません。

広範なプロジェクトマネジメントの分野を平易に俯瞰しているので
初心者には全体像を把握しやすいですが、プロジェクトマネージャー
側から見れば、物足りなさを感じると思われ、もう少し突っ込んだ
議論が欲しいところです。
もちろん、読後はより専門書を手に取ることが望ましいです。

2005
03/26
Sat

現場の問題がわかっていないのでは?

80.0% (4 / 5)
[No.25]

チームビルディングとは何かを理解させるために、タツクマンのチーム進化の過程や状況適応型リーダーシップ理論が説明されていて、最初は興味を持って読んだが、どうも消化不良気味で、この2つが繋がらない。また、始めはPMになりたての人を対象にしているかと思っていたが、急にPMOの話が出てきたりしている。PMOの重要性は分かるが、上層部を誰が説得するのか等の現場で悩んでいる人の参考になる切り口になっていない。各社のPMの取り組みを総花的に説明した本で、本質的な問題を抉るような解決策まで見せていないつまらない本である。

2005
03/22
Tue

奇麗事だね。

16.7% (1 / 6)
[No.24] posted by 梅坊

筆者が蓄積してきた現実のITプロジェクトをパターン化して、失敗への道、成功への道として記述している。初心者には興味深い内容かもしれないが、最後は奇麗事で済まされている。それが出来ないから現場で悩んでいるのに、である。だれの視点でこの本が書かれているかが曖昧で、PMOの話にすりかえても現場の初心者のPMではいかんともし難いものがある。

2005
03/16
Wed

コンパクトな

33.3% (1 / 3)
[No.23] posted by ばくはつ五郎

インパクトのある書名だが、決して看板倒れの本ではなく、読んでみていろいろと身につまされた。前著の「成功する-」を読んで以来、この著者に注目してきたが、今回もぜひうちのメンバーに読ませたいと思った。プロジェクトマネジメントを実際に導入した企業が実名で数社出ており、興味深く読むことができた。次の著作も期待したい。

2005
03/15
Tue

身近ないろいろなことに試せて

100.0% (1 / 1)
[No.22]

私は最近小さな企画を任されたのですが、はじめてで、てこずることが多く悩んでいたときにこの本に出会いました。この本はプロジェクトマネージメントをまったく知らなかった私にもわかりやすく、かつ実践的でした。さっそく試してみたところ見事に成功し、今は少し大きな企画をまかされて頑張っています。この本は本当に私みたいなサラリーマンでも活用できるし、どんな人にもおすすめです。ちなみに私は伊藤健太郎さんの本を全部買いました。今度機会があったら講演も行きたいと思っています。この本は私の仕事に対するやる気も向上し、「一生もの」の本だと思います。誰にも知られたくないくらいおすすめです。

2005
03/14
Mon

SO What?

50.0% (3 / 6)
[No.21] posted by ソンジュ

読み物としては面白いが、実際のビジネスの現場に身を置く者が読むと、「SO What? それで?」という感じだ。この本に書かれているプロジェクトの失敗事例よりも、もっと生々しい事例を身近に沢山見聞している読者は、それらをどのように回避していくか真剣に悩んでいる。もう少し具体的な方策を示して欲しかった。資格取得やPMOによりプロジェクトが成功するのであれば、誰も本書を手に取ろうとはしないはずだ。


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