- [著]ビル トッテン
- [原著]Bill Totten
- カテゴリ:
- 単行本 (218頁)
- ISBN:
- 4828413278
- 発売元:
- ビジネス社 (2007/01)
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日本の偉大なる宗主国、アメリカ
この本は、まず日本のアメリカへの属国ぶりを読者の前にさらけだしてみせる。総理大臣は、田中角栄を除いて、歴代、アメリカの日本総督であった。首相がアメリカを訪れればアーリントン墓地詣でを強いられる。一方、アメリカの大統領が靖国神社を参拝したという話は聞いたことがない。
アメリカ信仰で目の見えなくなっている日本人に少しばかりジャブを打った後で、トッテン氏は自らが受けた歴史教育を振り返り、アメリカの歴史が血塗れらた欺瞞と暴虐に満ちたものであったことを告白する。コロンブスは偉大な冒険家どころか、血も凍る虐殺者であった。
また南北戦争であるが、実は奴隷船貿易を行っていたのは、主に北部であった。奴隷が十分に行き渡り、奴隷船貿易の必要が無くなったがために、奴隷制度反対を唱えたに過ぎないのだ。
こうして、アメリカの歴史を振り返った後、現在のアメリカの暴虐、身勝手ぶりを批判する。京都議定書を無視しながら、アメリカは世界の四分の一の石油エネルギーを消費し続けている。石油が有限だと言っても、地球温暖化につながると言ってもお構いなしである。それには理由がある。
それがまた恐ろしいのだが、アメリカのキリスト教原理主義者達はハルマゲドンが来ることを待ち望んでいる。そのため、環境破壊や戦争は大歓迎なのだ。「聖書で予言された黙示録が実現している、我々の救いは近い」と大喜びなのだ。
トッテン氏の思想は、共産主義、社会主義であると述べる。でも驚かないで欲しい。マルクスや毛沢東信者ではない。トッテン氏の言うのは、社会共生主義とでも言うものである。キューバについて述べれば、「左翼は日本を出て行け!」と脅迫メールが届き、玄関に日本国旗を掲げると、「右翼だ!」と言われると、トッテン氏は苦笑する。
左翼、右翼の2元論しか出来ない人達は置いておいて、トッテン氏の述べることは、多くの示唆にとんでいると思うのは私だけではないはずだ。
すべての日本人が読むべき
御用エコノミストや御用学者を、完全に凌駕する内容!
アメリカの本当の姿が、日本のとるべき道が、ここに示されている!
必読以外の何物でもなし。
すぐ読むべし。
日本国籍を取得したアメリカ人の話
2006年6月、トッテン氏はかねてからの念願であった日本国籍を取得し、改めて日本に生きる者としてこの本を書いた人です。
○なぜ日本国籍を取得したのか。○平成時代になって日本が急速に格差社会に向かい始めた理由は。○なぜ日本政府はアメリカのイラク侵略を支持し続けるのか。○食料自給率がカロリー換算で4割しかないのにどうしてもっと人口を増やせと日本政府は言うのか。○そして消費税増税を主張する一方で法人税が減税される理由とは・・・。
日本で企業経営をしながら、普通に暮らす一般国民として湧き出たこれらの疑問を日米の両方の視点から分析し、そこにアメリカからの強い要求があることを確信しました。なぜ日本政府はどこまでもアメリカに追随するのか。
まずは読んでください。
