- [著]高梨 健吉
- カテゴリ:
- 単行本 (725頁)
- ISBN:
- 4828502017
- 発売元:
- 美誠社 (1970/03)
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- ¥ 1,470 (税込)
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英文法はこれ一冊で
25年前、高校時代これ一冊で勉強した。表紙をはずして章ごとにバラしてポケットに突っ込んで持ち歩き、隅から隅まで読み、例題も自分でひとつづつ全部解いてまだ若かった頭に本の内容を叩き込んだ。ちなみに私は家が裕福でなくて進学塾には行けなかったけど、共通一次試験の英語は満点をとれた。医学部に現役合格できたのはこの本のおかげもある。我が家には私立大学に行ったり浪人したりするゆとりはなかったから、もしあの受験に落ちていたら高卒の人生のはずだった。思えば実に安上がりの受験勉強だった。将来の夢のために勉強するのが楽しくてたまらなかった時代の懐かしい思い出の象徴だ。大学の英語の授業も楽チンだった。初任給で新しいのを買った。今も論文を書くのに使っている。
昭和を代表する キング・オブ・イングリッシュ
かつて、大学受験生が今の6割増しの数にて、ひし
めき合っていた頃。 駿台の伊藤、新釈の山崎、修行の
佐々木、英標の原、そして総解の高梨健吉、の名は
聞かずとも聞こえ、見ざるとも見えた、受験英語の
頑固な神さん達であった。
総合英語という名で「ゆとり」化した現代教育が置き去り
にしたもの。それは、こちらから問わねば決して答えては
くれない屹立した知の壁だ。読者に媚びない孤高の壁。
その意味で、
本書の良さを実感するには、第1ページから一文字残さず
通読するより他にない。そして、必然的に目に触れクチに
登る例文によって、独特の英語リズムを体得し終えれば、
ある種の「たのしさ」を掴む事になるだろう。
仮定法未来、という現在あまり使われていない文法用語が
総解英文法にある。本来、仮定法過去に分類されるべきこの
鬼っ子を見て、時代遅れだと哂う声がある。
いや、そもそも仮定法じゃなくて、叙想法と呼ぶべきだ、
という声もあがる。
いろいろな文法書を読み比べて、頑固者対決の傍観者となって
みるのも学習の楽しみである。
英会話には英文法が絶対に必要
アメリカに2年ほどホームステイしていたときに、さまざまな日本人留学生と交流して、強く実感したことがあります。
それは、英文法がしっかりできている人は英会話の上達が早いけれども、英文法がいい加減な人は、いつまでたっても簡単な日常会話しかできず、つっこんだ英会話はできない、ということです。
そういう意味で、高校時代にこの本を日本で何十回もくり返し反復学習したことは、私には大きなプラスでした。
暗記ペンを使ってこの本を何十回も暗記練習した上で、リスニング向上のための良書であり、大ヒット作である「英語耳」や「単語耳」でのレッスンをくり返すことが、私には英会話上達の近道であると思えます。
本書は英文法に関して非常に詳しく、たいていのことは本書でケリがつくので、中途半端な英文法書で学ぶよりは、本書での学習をおすすめします。
これ以上完成された文法書は他にない
高校生だった私が買った最初で最後の文法書。家庭教師や塾の講師をしたりした中で、この本以上の文法書には出会った事がない。実際、高校時代の英語の成績も浪人時代の偏差値もこの本のおかげで、常にトップクラスでいられました。とにかく詳しい本なので、読んでいると惹きこまれます。その後刊行された数ある参考書をあれこれやるより、この本を熟読するのが最も効率的であり、堅実で効果的です。参考書の中で最も推薦したい本です。
ネイティブが見たら驚く内容
これを、いい英文法書という人は素人。
これに載ってる例文をアメリカ人に見せてみて下さい。
おかしな言い回しが、少なく見積もっても、
4〜5ページに一つはあります。
美誠社の誇る文法書
1970年発行。以来、驚異的なロングセラーで
今も高校英語教師の机にはこの本が置いてあることも。
高1から大学受験生まで英語学習のための英文法事項をすべて
網羅しており、これ1冊で何もいらないと思える内容。
英語学習者の英文法辞書としても有用だ。
また付録がすごい。他書に見られない文の書き換えの公式
発音と単語についてこれほどまで体系的に学習しやすく
書かれた本は私は見たことがない。
欠点はやはり、初版以来改訂がなされず、古めかしい部分が
否めないことか。しかし、これに手を加えればこの完成された体系が
崩れてしまう恐れのために著者はあえてここまま残したのか。
基礎的な事項を、しかも読解と作文の練習も行いたいと思う
読者には、同社から出版されている「基礎からの英語」を勧める。
オーソドックスだが中身は濃い
スタイルは至極オーソドックスそのもの。ですが、当たり前のことがキチンと丁寧に書かれてあります。たとえば、準動詞のところでは、”準動詞は動詞の性質として目的語や補語をとる”と書かれています。まさに当たり前といえば当たり前ですが、難解な構造の英語になるととたんに読めなくなる人、英語の成績がイマイチ伸び悩んでいる人にとっては、こういう灯台下暗し的なことが原因のような気がします。こんなことが随所にちりばめられている本です。ただ、70年初版のせいか、いまどきB6サイズであることや、レイアウト、活字が古い感は否めません。改善をお願いしたい。そして、昨今の文法軽視の風潮の中では貴重な本です。どんなことがあっても絶版にはして欲しくない本です。
ずっしりとしかしわかりやすい英文法書
時代の流れか最近、会話書や音声教材が続々と出される中で本格的文法書がその姿を次々と消してきました。この「総解」は”生き残った”だけでなく文法項目の配列がきわめてオーソドックスで内容が詳しくわかりやすい優れた文法書です。中級レベルから上級までカバーしており、英語の専門家でもない限りずうっと使えるいわゆる「一生もの」といえましょう。ただ1970年出版とやや旧いのが残念ですが、それをカバーしてあまりある良書です。
