- [編集]沖森 卓也
- [編集]中村 幸弘
- カテゴリ:
- 単行本
- ISBN:
- 4828804552
- 発売元:
- ベネッセコーポレーション (2003/05)
- 価格:
- ¥ 2,940 (税込)
- Amazonポイント:
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あくまで言葉表現重視の国語辞典
凡例にも明記されていることだが、この国語辞典はあくまで「外来語・カタカナ語を含む現代日本語」に
特化した辞書である。ゆえに、近代日本・古典で扱われるであろう語句や歴史建造物等に由来する語句の
殆どがごっそり削除されている。特に慣用句やことわざに派生する故事成句方面の弱さは小中学生用
学習国語辞典にも劣り、店頭で唖然とした。
ただし外来語の用例(誤用の指摘を含む)・同音異義語・類義語の解説は通信教育・学校副教材などで
つちかったであろうノウハウの反映か、じつに丁寧である。この点はカタカナ語辞典に肩を並べる。
結論から言うと、古語・漢和辞典を併用し社会に出る前に正しい敬語・言葉の使い分けを学びたい学生
向けの国語辞典である。現代語学習辞典としては悪くないが、社会に出た後まで使うものではない。
紙辞書の独自性に挑戦している
近年は電子辞書の普及で紙媒体の辞書をあえて購入する必要は少なくなりました。
多くの電子辞書には広辞苑が入っているので、収録内容はともかく収録語彙数は並みの国語辞典では太刀打ちできません。
以前は電子辞書を学校に持って行くと先生に注意されることもありましたが、現在はその注意していた先生も電子辞書を使っているほどの普及ぶりです。
このような状況に対抗して紙辞書は「紙だからこそできる何か」が重要なコンセプトになります。
本屋にぶらっと立ち寄って辞書を手に取ったときに「はっ!!」とするような衝撃のあるものが今後、求められます。
この国語辞典は数ある辞書の中でも興味深い一冊で、ユーザーフレンドリーに編集されています。
重要だと思われる語については図などを用いて詳しく説明されているので、読める国語辞典です。
(例えば日本語にはまだなじみの低い「アイデンティティ」などを引いてみてください)
巻末には敬語に関する記述なども盛り込まれ、日本語について考えさせられることも多々あります。
さまざまな面で読み手のニーズに応え、さらに挑戦しようという意気込みが感じられる辞書ですので、ぜひ一度、書店で手に取ってみてください。
すばらしい!
1年前から家庭教師をしています。中学生の『国語力の低下』にびっくり。手垢のついた辞書など見たことないです。生徒に何とか『言葉』を覚えて欲しい、、、いい方法がないか模索していたところ、最近、書店にてこの辞書を発見。即、購入。ある生徒は『コレ楽しそう』という反応。この生徒には、暇な時、ベットに横になっていてもいいから、楽な気持ちで辞書を読んでみることを提案。『やってみる』とのことでした。楽しみです。
玉に瑕
(あえて欠点のみ挙げています)
新しい試みが随所に見られ、なかなか面白いのですが、キーワードに採られなかった言葉の記述があっさりしすぎていることや、登録語間のネットワークが弱い点などが惜しまれます。小学館の類語例解辞典のように英語表現との対応を記したり、充実した索引をつけたりすればより便利だったと思うのですが・・・。斬新な編集の辞書なのにも関わらず、「辞書の使い方」についての説明がない点も不親切かな。それと黒と赤の二色刷りなのですが、文字の大きさがまちまちであることとあいまって、チラチラして見辛いというのも難点だと思います。
すごい辞書です!
近年、入試現代文では現代思想に関する文章がずいぶん出題されるようになりました。そこに出てくる用語、例えば、弁証法、ポスト‐モダンなどは、一般の辞書では載っていないか、載っていても説明不十分です。しかし、本書では、図表で表したり、歴史的経緯まで説明してあったりと高校生にも大変わかりやすい!
コラムも充実!例えば、「頻度のものさし」ではデートの頻度を例にあげ、
「つねに・たえず・いつも→しじゅう・しょっちゅう→よく・たびたび・しばしば→時折・時々→たまに・まれに」と頻度高から頻度低までのそれぞれの用語に例文を載せています。微妙な言葉のニュアンスも分かり、作文にも有益。
漢和辞典も載ってるし、中・高生から、大学生、一般人まで使えるすばらしい辞書です。
