- [著]瀬尾 つかさ
- カテゴリ:
- 文庫 (347頁)
- ISBN:
- 4829118954
- 発売元:
- 富士見書房 (2007/01)
- 価格:
- ¥ 651 (税込)
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能動的に動くキャラが素敵
物語自体は結構複雑なのですがキャラクタ達が信念を持って突き進んでくれるので、引っ張り込まれてしまう感覚がいいですね。どんどん次のステージに進んでしまう感じはなんかジャンプマンガっぽいです。
主人公がブレず、精一杯がんばるのが清々しい
異星人から与えられた《ゲーム》は、その世界大会勝者に与えられるオーバーテクノロジーゆえに、国家間の代理戦争の様相を呈していた。
その優勝者となって地球を去った兄を追って、雫はチームを率い困難を乗り越えていくが、その向こうに待っていた真実は、恐ろしく、そして過酷なものであった。
本当の設定が開陳された第二巻。バトルものだが、試合シーンに変に偏らず、それ以外のシーンの積み重ねが丁寧。ゲームも独自のSFゲームだが、描写を読み解かなくても緊迫感や危機感が伝わってくる。
とはいえ、「銀河英雄伝説」の艦隊戦を思い浮かべて試合シーンを見ると一層楽しいです。
戦いは熱血、コスチュームはえっちっぽく
『クジラのソラ 2』です。もう少し引っ張るかと思ったのですが、もういきなりゲームの正体バラしてきました。
今回は、走り込み的なものはありませんでした。というか、もう本番の試合がメインですので。その代わり大人の思惑は結構前面に出て来ました。
新キャラも程よく出しつつ、いくつかの謎に答えを出し、また新たな謎を提示して、物語の展開も、予想外の相手との対戦があったりと、めまぐるしく動きます。
強烈にここが良い、というものはないような気がするのですが、不思議な魅力を持った作品です。人物同士の葛藤が、濃すぎもせずかといって淡泊すぎもせずに描かれているからでしょうか。智香が日本語と英語なのに会話が成立していたりして、シリアスに傾きすぎずコメディにもならず、丁度良いあたりを保っています。そういえばこの巻は台詞がうまく使われていて、誰の発した台詞だか分からないということはなかったです。
最後のソラがかわいかったです。
