- [著]賀東 招二
- カテゴリ:
- 文庫 (427頁)
- ISBN:
- 4829132663
- 発売元:
- 富士見書房 (2008/02/20)
- 価格:
- ¥ 651 (税込)
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 290 より
終盤です
今回の話はクライマックス直前という事で、他の巻に比べて
静かな感じがしました。嵐の前の静けさって奴ですか。
AS同士の戦闘は控えめになっており、今まで語られていなか
った『謎』の解明が主軸になっています。ウィスパードの起源
もこの巻で明らかに・・・
いろいろと難しい話が多くて混乱するかもしれませんが、自
分的にはシリーズ中でトップクラスの面白さと読み応えを持っ
ていると思っています。次巻が楽しみ〜w
今までのがすべて伏線
今回のせまるニック・オブ・タイムでは今までのことなどぎっしり詰まっています。
つづくオン・マイ・オウンでレナードが言っていたオムニスフィアとは何か、
ささやかれる者<ウィスパード>ささやく者<ウィスパリング>の正体が明らかに。
なぜカリーニンが敵になってしまったのか、最新型AS<レーバテイン>の方に搭載されていたユニットは何なのか。
頭を撃ち抜かれたレナードは生きているのか、<コダール>の発展型機体<エリゴール>登場。
クルツの過去が明らかに、師匠カスパーが登場。
宗助とかなめは再会できるのか。
などなど話題がたくさんのフルメタルパニック第10段せまるニック・オブ・タイム
伏線回収巻
既刊中最も厚くなっている本巻。
人によっては『こんなのフルメタじゃねー』となりそうです。初見では私も思いました。
今まで読み進めてきた物語中の違和感が怒濤の勢いで現わされていきます。
もう一度1巻から読み返してしまった。
こっちに話を振った以上賀東さんはどう話を締めるのでしょうか。
期待も込めて☆5です
クライマックスなのはいいが・・・
フルメタのクライマックスだったので即買いしました。
少しでも内容に触れるとネタバレしそうなので
これまでフルメタを読んできた方々は
ご自分で読まれて内容を確認することをお勧めします。
ただ、今までのように最終章が始まる前のような軽いノリはほとんどなく
重みのある内容ばかりなので、時間があるときに一気に読んでしまったほうが
よいのかもしれません。
しかしひとつ問題が・・・
フルメタ長編が出たのは約一年ぶりで
次の巻が出るのはもしかしてさらに一年ぐらいかかるのでは・・・
実際前の巻で忘れてしまっていたことがいっぱいあったので
前の巻を読み返す羽目になってしまいました。
できれば半年ぐらいで続きが読みたいです。
大変でしょうが作者さんの奮闘に期待します。
心に響き渡る作品
物語もクライマックスに差し掛かってきて内容はとても濃いものでした。
今までに起こってきた事件、ウィスパードとはなんなのか・・・
それら宗介たちの世界の秘密がこの巻であきらかになります。
戦闘の部分でも生身での戦闘、ASを使ってでの戦闘二つとも楽しむことができました。
そしてなにより、クルツの生き様が心に響きます。
軟派で適当な男でしたが、今までにはないクルツが見れると思います。
生きる屍どもの群れ
「つどうメイク・マイ・デイ」に続くフルメタ長編シリーズ第10作
終盤間近の快進撃はなりを潜め、ウィスパード、ラムダドライバ含め、
ブラックテクノロジーの謎が瓦解する真相解明劇が中心です
(総合8/10点)
それが無かったら?という前提で正しい未来の在り方を示す
if(もしも)の話に善悪の有様を混乱、動揺させている点に驚かされました
また、相手の急所を射抜くその一撃必殺の逆転劇の高揚感が素晴らしく、
入念に研ぎ澄まされた文章に読む手が止まりません
まさしく推察と技能に特化した「魔人」射手2人の競演に
時間が経つのも忘れてしまったほどです
全体的に、戦場の兵器としての立場と
兵器として割り切れぬ人としてのわだかまりを磨耗させ、
葛藤する複数の男女組み合わせの描写が見事でした
特に輸送へり内でのテッサと宗介の会話場面が秀抜で
責任、義務で身を焦がす理詰めの指揮官としての危うさと
本来あるべきもっと適当適度な人間性、余裕、
楽観的見解から武器を取り、戦うことの無意味さ、
戦場にいては人が「生きていない」自己批判まで集約させた
彼の丸っこい人間味が丁寧に描かれており感心するばかりです。
この微妙でぎくしゃくした人間描写も特筆すべきだと思います
ただ、後半で一気に真相を説明でまくし立てた感がやや興ざめでした。
もう少し読者にそうと匂わせる余力を残しておいて、
次巻でそれを逆転させるような起伏と間があれば
もっとのめり込めたかも知れません
あと、メリッサの意外な可愛らしさに頬が緩んでしまいました
面白かったです!
フルメタは私の中では、購入後、すぐに時間も忘れて一気に読んでしまう数少ない小説の一つです。2008年の「このライトノベルがすごい」で一位になったのも頷けます。終わりが近づき寂しくもありますが、楽しみにも思います。最後がハッピーエンドであることを願って(どうなるかはわかりませんが…)次巻を待ちます!
気になった人は読んでみてください(^_^)電子書籍もあるみたいですよ。
非ご都合主義作品
エンターテイメントにはツッコミ野暮なお約束がある。
実用性の低い人型ロボットの開発・運用。
主人公やヒロインの才能、幸運、モテモテぶり。
ある程度、納得出来るレベルで描写してくれる良作もあれば
作り手がご都合主義を押し付けてくる駄作もある。
しかし、そういった部分に敢えて踏み込んだ作品―傑作は稀。
オーバーテクノロジーに対する疑念は一巻で確かに描かれたが
忘れている読者も多かっただろう(作中では未だに二十世紀!)。
同時に作品の幕開けから十年が経過して未だにパワーダウンして
いないのは驚嘆に値する(「オーフェン」は第二部で失速した)。
謎が解き明かされストーリーが重く難解になりながら
キャラ描写が素晴らしく、どんどん先に読んでいくことが出来た。
今回の最優秀賞はクルツ。
宗介がかなめと仲違いした時に普段の軽薄さをかなぐり捨てて
本気で怒ってくれた「本物の友達」の最後の生き様は必見!
ボトムズファンとしてはオマージュぶりにも感激です。
さて。勝負しようか。
と、いう思いにさせられた、現代では初めての本である。
身体感覚とか、女性というものとか、そういうものを越えた結末を、このあとに用意してくれているのか、というところに、自分は興味がある。
一人の観客として、次巻を期待するものは、とってもらくだと思う。
仕切り線を自ら引いて、勝負を挑むものがどれだけいるかが、実はこの本の、本当の面白みだと思います。
物語ラストスパートへのジャンプ台
前回に引き続き、人間的にいっそう成長した宗介の会話が印象的。
今回ついに、この物語世界のベースにある、あれの謎が明かされますが、事実の重さもさることながら、醸し出される雰囲気の何と重苦しいこと。これは怖いです。
あと何といってもおすすめは、後半のあの最大絶頂へ向けての数ページ、1行1行、緩急の計算しつくされた筆致で、読んでて足の震えが止まりませんでした。
ぜったい読者を殺す気で書いているな、これ。(良い意味で)
もちろん私も昇天させられました。
最高のエンディングを願っています!
