- [著]鏡 貴也
- カテゴリ:
- 文庫 (301頁)
- ISBN:
- 482913271X
- 発売元:
- 富士見書房 (2008/03/19)
- 価格:
- ¥ 588 (税込)
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 210 より
炎の鳥から逃げる為のルークの秘策とは?
収録されているのは前の巻からの続きにあたる書き下ろしの話が1本とドラゴンマガジンに掲載された短編『かーすど・ないと』と『ぱーふぇくと・わーく』の2本をあわせて3本。
書き下ろしの話はクラウを主人公とした過去編です。研究所の実験でピンチの際にルークに声をかけられたクラウ。どうやって切り抜けるのか、そしてルークの目的は……? そして切り抜けた後のクラウ達は? そういったことが描かれています。本編で活躍の登場人物達も最後の方に何人か登場。
短編ですが『かーすど・ないと』はシオンのところへ届いた脅迫状を皮切りに事件が。更に敵によってノアとエリスに『禁呪』がかけられてしまう。タイムリミットはわずか。解く為にクラウとライナが頑張ります。
『ぱーふぇくと・わーく』は思う存分寝たいが故に開発した魔法でライナ自身がピンチに。しかもエリスは助ける気配0……という相変わらずな様子が描かれています。
最初の2本がシリアス、最後の話で笑って口直しといった感じです。また表紙や巻頭のカラーイラストでも分かりますがクラウの出番が多いです。シオンは収録されている話3本とも出ていますが、前の巻と違い基本脇役です。ライナとエリスのやりとりは短編で堪能してください。二人のやりとりを読むと5月に発売されるという、大伝勇伝の3巻が待ち遠しくなります。
にしてもクラウの過去の話を読むと、いかに魔法に関してライナが普段していることがすごいか分かりますね。魔方陣をよむとか『崩雨』を使うのってそんなに大変なのかと……まあ、この話のクラウが6才というのもあるんだろうけれど
クラウ祭り
、な感じです。革命編でも短編でも、異常なまでのクラウ登場率です。クラウが一番好きなので大満足な一冊でした。
革命編の内容は、前の巻の続きからで、序盤はクラウとルークが5歳児とは思えない心理戦を展開しています。ルークは脳を改造されてるから分かるけど、とりあえずクラウ。君何者?(笑) あとクラウのバカガキっぽい本性と、レイにショタぶる姿のギャップに見てるこっちが恥ずかしくなりました(笑)
中盤、もしやレイとクラウの修行編に入るのかと思ってたんですが、あっさりクラウ17歳時代に飛びます。イメチェンして爽やか系になってました。
そしてルークと再会。少年漫画のようなノリで、笑えました。そしてクラウに関係あるあの人が登場。扉絵では、あまりの王子っぽさにびっくり。でもキャラはまんまでがっかり(笑)
最後、ついにクラウとシオンが(厳密にはもう会ってるけど)出会います。
短編の感想は割愛します。
黒い勇者と銘打つだけあって、皆本編で見せる姿よりかなり黒さがアップしてます。
クラウをかなり押しましたが、内容そのものもローランド革命の軌跡が分かってかなり面白いです。鏡さんの力の入りようも、本編以上に感じますね。
あと前々から感じてたのですが、担当編集者が変わってから戦争・戦闘理論のリアリティが増した気がします。あとがきで言っていた、カリ美ヤンのアドバイスでもあったんでしょうか(笑)
とりあえず、クラウが好きでもそうじゃなくても買って損の無い面白さです。次からやっと本題に入っていきそうなので、次巻も楽しみです。
