- [著]桜庭 一樹
- カテゴリ:
- 文庫 (237頁)
- ISBN:
- 4829163879
- 発売元:
- 富士見書房 (2007/04)
- 価格:
- ¥ 567 (税込)
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花と秋のひと時と
短編は3巻しか読んでいないのでほかの巻に関してはわかりませんが
今回の短編は黒歴史が関わってくる本編とは異なり
手記にまつわる謎を解くサラッとした内容となっております。
ヴィクトリカと一弥ののんびりとした秋のひと時に
いったんブレイクタイムといった感じです。
ヴィクトリカの可愛さは健在でした。
自分は花が関わる様々な手記とそれに関わる謎に関しての
ヴィクトリカの推理を読むことができ楽しかったですが、
本編のような歴史が関わってくる
事件を期待する人からすれば少し物足りないかも。
終盤では今後の物語の伏線が張られ、
これから二人を巻き込む運命がどのようなものなのかと
すごく気になりました。今後(GOSICK7)に期待です。
最後に、コルデリアには驚かされました。
束の間の休息
短編のミステリーを書くことはとても難しいと思う。複雑なトリックを作って長々と解説させるわけにはいかないし。だから、読者の思考の隙間を突くような、盲点となるトリックで勝負しなければいけない。
この作品を、しかも短編で、ミステリーチックに書く必要ってどの程度あるのだろうか。それぞれのキャラクターは確立しているのだから、そういう縛りをなくして自由に動かせたほうが生き生きするような気もする。
本作品は次なる本編の序章。ようやく帰り着いた学園でいつもの毎日を送るヴィクトリカの周りでは、彼女を主役とする物語が動き出そうとしているようです。
ちょっと一休み
図書館で風邪引きのヴィクトリカの為に一弥が本(手記)を見つけて持っていってあげる話の短編。
基本的には一弥の読む手記がメインストリームで、各手記に施してある仕掛けをヴィクトリカが解明していきます。淡々とその手記を読むよりはどんな仕掛けがあるのかstop to thinkで読んでいくほうが楽しめるように思います。
ただあまり力が入っている感じの作品でもないので、あくまで外伝としてなら楽しめる話かとも思います。
子猫と子犬と秘密の庭
GOSICKの短編集3巻目です。ファンタジアバトルロイヤルで連載された4つと書き下ろしが3つです。連載作4つでは久城が迷路花壇で待つヴィクトリカのために本とお菓子と花を持って行きます。今回は事件らしい事件もなく穏やかに流れる日常が書かれており、ヴィクトリカと久城の仲の良いやり取りをのんびりと楽しめます。
長編6巻での容疑者達との問答の書き方も面白かったのですが、今回のテーマ毎のおはなしの書き方も面白いです。またメインになっている3つのアイテム以外にも、毎回違う書きはじめ方をしてあって飽きがきません。
口絵やプロローグのヴィクトリカも良いのですが、107ページのイラストがたれ耳のうさぎの子供みたいで可愛らしいです。赤朽葉家の伝説が各所で取り上げられている桜庭先生も楽しみですが、武田先生が連載されているという漫画も楽しみにして待ちたいと思います。
ゴシック……?
さてさて、6巻仮面舞踏会の夜に続く短編集第三弾なわけですが……。
ゴシックらしくないというかいや登場人物たちは非常にゴシックらしいのですが……。
収録されている短編は5つ。メインの4つに書き下ろしの1つです。
問題はメインの4つです。
オールド・マスカレード号で帰ってきた後のお話なのですが、
4話とも風邪気味のビクトリカに一弥がお菓子と花とお話を持ってお見舞いに行く
という展開で、基本的に一弥がビクトリカに本の内容を話してビクトリカが揶揄するわけです。
な・の・で、お話の本筋はあまり一弥達に関係がありません。
シリーズを集めるつもりの方以外にはオススメしませんね。
最後にちらっと次巻への伏線というか書き下ろし部分がありますので、
そこは読む価値アリかなっという感じです。
