- [著]岸田 衿子
- カテゴリ:
- 単行本 (20頁)
- ISBN:
- 4834007146
- 発売元:
- 福音館書店 (1978/04/01)
- 価格:
- ¥ 780 (税込)
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新しい命がくれたもの
らいおんのジオジオは金色のかんむりをかぶっています。歳をとっていましたが、らいおんの中のらいおんです。その強さゆえ恐れられ孤独な日々を送っています。しかし、小鳥の巣に自分のかんむりを貸してからジオジオの生活は変わります。ゆっくりと歩き、雨を避け、小鳥がかえる日を待つのです。
最後の場面のジオジオはもっと歳をとり、目も良く見えません。目をつぶっているジオジオの顔は安らかです。大人の私にはその表情が幸せであるにも関わらず、胸つまる思いがこみあげてきました。ジオジオにたわむれる小鳥の子どもたちは、ジオジオを恐れてはいません。ジオジオが何を感じているのかがページの中からじわじわと伝わってきます。ジオジオの表情の微妙な変化が中谷千代子さんの筆で描かれており、物語の良さを一層引き立てています。対象は子ども向けですが、他の人間との関わりの中から得た安らぎと幸せを改めて感じさせてくれる本でした。
とても素晴らしい絵本です
NHKの番組で、筧利夫さんが朗読されていました。
筧さんのステキな声だけでなく、お話も心にジ~ンときます。
孤独や老いがわかるようになった大人の方が
読んだほうが良い本かもしれません。
ジオジオのかんむり
歳をとると、どんなに強いものも寂しい思いをするのだということ、だれもがひとりでは生きていたくないのだということを自然に教えてくれる絵本です。鳥の素直さがジオジオの慰めに、お互いの絆が新しい命を生む。感動の一冊だと思います。中谷さんの絵がすばらしく、ジオジオの静かなたたずまいの中にも躍動感溢れる場面展開がとても素敵でした。
人間も寂しいのだろうか・・・
ジオジオは誰もがおそれる百獣の王,ライオンです。しかしジオジオは年をとり,目も見えなくなってきています。ジオジオは寂しかったのです。・・・保育所にばらばらになりそうなこの絵本があり,女房が「私もこどもの頃読んでた」と言ってまた買ってしまいました。なんというんでしょうか,読んでいて心が温まる本です。
