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「あき」のおもり役としておばあちゃんのところからやって来た、キツネのぬいぐるみの「こん」。あきが大きくなるにつれて、こんもだんだん古くなり、とうとう腕がほころびてしまった。「さきゅうまちに かえって おばあちゃんに なおしてもらってくる」というこんに、あきは「わたしもつれてって」。2人だけの、大冒険が始まった。
しっぽを電車のドアにはさまれたり、犬に砂の中に埋められたり…。次々と大変な目にあっても「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言い続け、あきに心配をかけまいとする、こん。おばあちゃんの家を目指し、こんをおぶって広大な砂丘を必死に歩く、あき。互いを思いやるふたりの友情に、胸が熱くなる。
なんといっても魅力的なのは、こんのキャラクター。すいすいと電車に乗ったり、おいしい駅弁に詳しかったりと妙にたくましく、世慣れしているのがおかしい。そして、必死であきを守ろうとするけなげなその姿が、読み手の心をぎゅっとつかむ。(門倉紫麻)
素敵な絵本
[No.38] posted by まこ★
本当に素敵な物語です。
「こん」とあきちゃんは産まれた時からずっと一緒。
私にも「こん」みたいなお友達?が欲しいなぁと
よく思ったものです。
こんが途中電車の扉にしっぽを挟まれた時、痛そうで痛そうで
幼心に涙が出そうになったことを今でも覚えています。
大きくなってから、また手元に置いておきたいと思える絵本です。
もちろん挿し絵も、暖かくて優しい気持ちになれる絵です。
宝物になる絵本だと思います。
かわいい
[No.37] posted by nao
あきちゃんと、こん(きつねのぬいぐるみ)は、
「こん」の、ほころびを治してもらうため
「こん」を作ってくれた、おばあちゃんの家に向かいます。
これが、ちょっとした冒険になっていておもしろい。
それにしても、林さんの絵は
ストーリーを上手に物語っていて、すごいなーと感動します。
五歳のうちの子も、林さんの絵が大好きです。
いつか訪れる別れの前に
100.0% (1 / 1)
[No.36] posted by たちくらみ
妻は、子供のころに買ってもらったコアラのぬいぐるみと、つきあい始めたころに私が買ってやったペンギンのぬいぐるみを未だに手放せずにいます。ライナスの毛布とか移行対象とか言うらしいです。人は、大人になるまでに、得る物と失う物とどちらが多いのだろう、そんなことを考えさせられた一冊でした。また、日本人を日本人らしく描いているのに可愛らしい、と言う単純の事実に、素直に驚いたことを憶えています。娘達も大きくなりましたが、捨てることを許してくれません。正直、私自身手放しがたい一冊になっています。
あきちゃんに・・・
100.0% (2 / 2)
[No.35] posted by べー。
わが娘、あきの三歳のお誕生日にプレゼントした思い出の本です。
同じ名前だったのも魅力でしたが、やはりドキドキ楽しいお話に大のお気に入りとなった本です。
母としては何より絵がかわいいいっ!子供のあどけない表情がとてもよく描かれていると思います。
全国のあきちゃん!!おすすめよ!(もちろん、あきちゃん以外の方も!)
こんを作ろう
100.0% (3 / 3)
[No.34] posted by アマゾネス
母の友2004年5月号(こんの作り方掲載・実物大型紙つき)からの抜粋です。
○林さんは実物がないと絵が描けないそうで、ちょうどいいキツネのぬいぐるみがなくて
ご自身で型紙をおこし、’こん’を作ってしまった。’こん’のシャツは林さんのお古を
リメイクしたもの。
○’おばあちゃん’のモデルは、林さんの大好きだった手芸好きなおばあちゃまで、
実物そっくりに描いている。
○’あき’のモデルは林さんの姪っ子のあきちゃん。
帰路であきは、きっと’こん’にだいじょうぶって言ってあげる側になっていますよね。
実は電車が苦手の娘も、いつか自分の中のハードルをクリアしてほしいなぁ…と思います。
文学作品
100.0% (6 / 6)
[No.33] posted by dannyboy
「こんとあき」からは、文学の香がするとおもいませんか。
赤ちゃんが子どもとなり、今社会へと出て行く。
誰もが経験するイニシエーション=通過儀礼を
暖かく幸せな物語に託してくれたこの本に感謝します。
子供たちが大好きで、夜寝る前に
何度もこの本を読まされました。
おじいちゃんが、だいじょうぶを繰り返す本がありますが
その原型は「こん」が語ってくれていたように思うのです。
リアルな世界の不思議なお話
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[No.32] posted by アジアの息吹
せがまれて何度この本を読んだことだろう。
考えてみれば、とても不思議な絵本である。
きつねのぬいぐるみの「こん」は
ある時は「あき」の友人として一緒に旅行に出るが
ある時はぬいぐるみとしておばあちゃんに腕を付け直してもらう。
パステル調の柔らかい、しかしリアルな世界の中で
「こん」は生物/無生物の垣根を楽々と越えていく
不思議な存在として描かれている。
「こん」はおそらく「あき」と社会との橋渡しの役割を担っているのだろう。
「こん」は一人で電車に乗れない「あき」を先導する。
妙に世間慣れしていたりもする。
しかしそれらは全てどこかで聞いたような知識である点が
このぬいぐるみのフェイクさを表していておかしい。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」という声が「こん」からではなく
「あき」の内側から聞こえてくるとき、
「あき」はひとり立ちし、「こん」は真のぬいぐるみに戻るのだろう。
小さな小さな大冒険の旅。
100.0% (4 / 4)
[No.31] posted by mocota
林明子さんの描く絵も好きです。この本は原作も林明子さんです。
ほんわかした絵がかわいいです。また、列車内で2人が歩いている所は、「あ、
ゆれてる〜」という感じがとてもうまく表現されていて、子どもの好きな場面でも
あります。「おっとっと〜」って言いながら読んだりもします。
あきが生まれる前からこんはあきの部屋にいます。あきの成長とともにぬいぐるみの
こんはすっかりぼろぼろに…。そこでこんはこんを作ってくれた、砂丘町のおばあ
ちゃんの家に行ってなおしてもらおうとさっさと旅支度。
あきも一緒に。列車での旅はまた一波乱。砂丘町に着いてからも砂丘を見たいという
あきのためにこんは砂丘へ…。ここでも事件が。
そうこうして無事におばあちゃんの家に2人はたどりつきます。
手足もしっかりぬいつけてもらってこんの嫌いなお風呂に入って中の綿も膨らんで、
元のようなきれいなきつねに。
「そしてつぎのつぎのひ、こんとあきは、うちへかえりました。よかった!」
絵の中の列車のお客さんの表情や同一人物探し、時間の関係等クイズにしながら
読んだりするのも面白いです。
ちいさなおんなのこと、ちいさなおんなのこだったひとに。
100.0% (4 / 4)
[No.30] posted by きっか
赤ちゃんの時からずっと一緒のふたり。
うでがほころびてしまったこんのために、
おばあちゃんちへの旅行という冒険。
助け合い、成長する2人のようすが
林さんの明るくて、優しい絵と文章で表現されています。
あきちゃんの保護者やナイトよろしく奮闘する一生懸命なこんは、
女子にとっての永遠のボーイフレンド像なんだろうなと思います。
もちろん男子にもオススメですよ☆
いつか来る日
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[No.29] posted by ミドリムシ
出だしの、赤ちゃんだったあきがだんだん育っていくページから、もう、何度読んでも泣いてしまいます。
娘が赤ちゃんだった時にもらったお人形、自分が子供の頃に大事だったお人形を思い出して…同じくらいの大きさだったのに、赤ちゃんはどんど子供になって、でもお人形だけはそのままの大きさで、だんだん古ぼけていって、いつかさよならする日が来てしまうから。
こんは、あきを「まもらなきゃ」と思っていますが、「だいじょうぶ、だいじょうぶ…」の声が段々小さくなり、いつのまにか、あきはこんを追い越していたのです。
幸い、こんは我が家のお人形とはちがい、さきゅう町のおばあちゃんの手でふかふか新品同様に直してもらうので、私はほっとします。
すべての「大事なお人形」を持つ女の子、または持っていた元女の子に贈りたい名作です。
読み聞かせる時は、いつもお風呂の中でのこんのセリフをわざとロボットみたいな声で(思い出すのも身の毛もよだつ!)ってニュアンスを出して読みます!!